オフショア型アノテーションサービス会社プロ厳選おすすめ6社！【2024年最新版】

AIモデル構築に必須の作業であるアノテーション。バウンディングボックス（Bounding Box）やセグメンテーション（Segmentation）、音声認識から自然言語処理まで、アノテーションの種類は様々です。

そんなアノテーションを自社で実施しようとすると、作業量や品質管理方法など、様々な問題に直面します。

また、いざアノテーション代行会社に外注/依頼しようとしたら、アノテーションサービスを提供する企業も多く、WEBサイトを見ても特徴の違いがいまいちわからない、調べることに時間がかかってしまう、といった課題を感じていませんか？

そこで今回は、AI Marketのプロのコンサルタントが1社1社のWEBサイトを調査し、またインタビュー等を通しておすすめのオフショア型アノテーション代行サービス会社を厳選しました。

この記事では、オフショア拠点や海外を本拠地に持つ各社のアノテーションサービスの特徴を紹介していますので、ぜひご参考ください。

また、AI Marketでは、オフショア型アノテーション代行サービス会社の紹介も行っています。アノテーション代行サービス会社の比較・選定に迷ったり、アノテーションの依頼方法がわからなかったら、AI Marketの専門のコンサルタントが適切なアノテーション代行サービス会社の選定を無料でサポートします。いつでもお気軽にご相談ください。

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プロ厳選！アノテーションサービス会社の記事では、文字起こしを含む、おすすめのアノテーションサービスを厳選して紹介しています。

オフショアとは？

そもそも「オフショア」とは、主に人件費などのコスト削減、日本では賄えない大規模作業の人員拡充などを主な目的として、業務を海外に委託または移管することを指します。

これまでは、BPO業界などで、データ入力などの事務作業等をオフショアで行うことが多くありましたが、昨今は、IT業界でも、オフショアでのシステム開発を始め、今回のトピックスであるアノテーション業務やデータラベリングなどの作業を行うケースが増えています。

エリアの観点では、これまでは中国にオフショア拠点を置くことが多くありましたが、近年ではタイやベトナム、フィリピンなど、日本との時差が比較的小さい東南アジアの国々にも日本企業は積極的に進出しています。

また、昨今はどこの国でもインターネットが普及しており、ビデオ会議やチャットによるコミュニケーションなども取りやすくなっていることから、オフショアでも日本国内と変わらないように連携を取りながらアノテーション作業のようなデータ処理作業を行うことが可能となっています。

もちろん、オフショアと聞くとセキュリティが甘い、作業が雑、といった印象を持たれるケースも多くありますが、実際は、日本企業よりもセキュリティがしっかりしていたり、納期をしっかりと守ってくれたり、作業を正確にこなしてくれる企業も多く、オフショアだからと言ってその会社との取引を避ける、といった時代ではなくなってきています。

アノテーションサービスの選び方

AI開発において教師データを作成するアノテーション作業は必須工程のひとつです。その際、アノテーション量が膨大、アノテーションの適切な進め方がわからない、といった理由で自社でアノテーションが行うことが難しいという場合は、外部のアノテーションの専門業者に相談することをおすすめします。

日本には、オフショア拠点を持っていたり、海外に本社を持っている多くのアノテーション代行サービスがありますので、ここではアノテーション会社を選定する際のポイントを紹介します。

また、アノテーションサービス会社、プロ厳選記事では、おすすめのアノテーション代行サービス会社を紹介しています。海外・オフショア系アノテーションサービスを提供する会社も厳選していますので、あわせて一読ください。

アノテーション要件の明確化

まずは、自社が構築したいAIモデルに応じて、必要なアノテーションの要件を明確化する必要があります。
アノテーションには、
・バウンディングボックス（物体検出）
・セグメンテーション（領域抽出）
・キーポイント
・文字起こし
・データ分類／カテゴリ分け
のように、多くの種類がありますので、どのようなアノテーション作業が必要なのか、を検討する必要があります。

また、これらのアノテーション作業を、画像、動画、音声、テキストなど、どのような対象物に対して行うのか、そしてどのようなルール（ラベル種類やラベル定義等）の元で作業を行うのか、などの要件を明確にしましょう。

場合によっては、アノテーションが必要となるデータの収集から委託/外注したい、というケースもあるかもしれません。アノテーション会社の中には、データ収集を得意としていたり、データセットを提供している企業もありますので、データ収集自体が必要な場合は、どのようなデータがどれくらい必要なのか、などもアノテーション会社に相談してみましょう。

必要なコストの比較

アノテーションサービスの料金は会社によって異なります。上述した、アノテーションしてもらうデータの種類やデータ数、タグ付けの精度（例えば検品作業の有無など）やラベル数（1画像に1ラベルなのか10ラベルなのか等）などのアノテーション要件によって料金が大きく変わります。

もちろん、バウンディングボックスなのかセグメンテーションなのか、音声書き起こしなのか画像からの文字書き起こしなのか、など、アノテーション作業によっても大きく変わってきますし、検品作業などの品質管理をどこまで行うのか、によっても変動します。

このように、アノテーションは要件によって大きく料金が変動しますので、都度作業に応じて見積もる必要があり、価格を非公開にしているところが多くなっています。納期や仕様などの作業要件を伝え、相談して料金を見積もってもらいましょう。

オフショア型のアノテーションサービス会社は、コストに強みを持っているケースが多くあるでしょう。

品質管理への取組

AIが学習する教師データを作成するアノテーションの精度は、AIにとって非常に重要です。精度が悪い教師データを利用しても、AIの精度も当然高くはなりません。
そのため、依頼する際は、検品作業などを踏まえて、どのように品質管理を行っているのか、などをサービス会社に確認することは非常に重要です。

こちらはオフショア型でもそうでなくても、同じように要件をしっかりと決めていく必要があります。

セキュリティへのこだわり

アノテーションで扱うデータには、個人情報や顔写真などが含まれているケースも多く、セキュリティ対策をしっかりと行っているかどうかも重要なポイントです。

オフショア型のアノテーションサービス会社と取引する際は、最も気にされるポイントかもしれません。

但し、オフショア展開をしている企業だからこそ、セキュリティの重要性を理解しており、オフショアというコストメリットを活かしつつ、セキュリティの担保をしっかり行っている企業も多くあります。

また、オフショアとは言え、アノテーションを行う画像データなどは日本国内のサーバに置いておき、海外の作業者が日本国内のサーバにアクセスをして作業を行う、といった対策を行っている企業などもあります。

この辺りは、各社にしっかりと確認し、どのようなセキュリティ対策を行っているのかを見極めることが必要となるでしょう。

お気軽に相談ください

選び方がわかって、実際に各社のWEBサイトを見ても、どのようなコスト感なのか、どのようなサービスを提供しているのかなどがわからないケースも多いと思います。

AI Marketでは、専門のコンサルタントが各社へのヒアリング等を通して、自社に合う適切なオフショア型アノテーションサービス会社を紹介することが可能です。いつでもお気軽にご相談ください。

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オフショア型でおすすめのAIシステム開発会社

Datatang株式会社

Datatang株式会社は、2020年2月に日本でのサービス展開を開始した中国の企業で、日本法人の本社は東京都千代田区にあります。

世界トップクラスのAI向けの学習データサービスプロバイダーとして、データリソース、技術力、豊富なデータ処理経験を活かし、全世界の1,000社以上にのぼるAI企業や研究機関に高品質でのデータ提供サービスを手掛けています。

AI学習データセットには顔識別・物体検出、スマートドライブ、自動翻訳・OCRなど多岐にわたって構築が可能です。

学習データサービスは、「カスタマイズデータ収集」「アノテーション受託サービス」「アノテーション処理プラットフォーム」のサービスを主に手掛けています。

カスタマイズデータは、データ処理拠点、クラウドソーシングなどの外部調達を通じてデータ収集を行っています。オフショア拠点は世界中に45カ国にあります。アノテーションは自動化技術を搭載したプラットフォームを活用し、加工や品質管理を行っています。厳格なセキュリティ対策が施され、多階層の品質検査プロセスによって高品質を担保しています。

アノテーション受託サービスやアノテーション処理プラットフォームは、日本国内でのクラウドサービスの提供を開始し、必要なモジュールごとのサービス提供をしています。クラウドソーシングによるデータ収集、アノテーションの安全納品などの機能を搭載しており、データ処理の一連のサービス提供をしています。

AI Marketおすすめポイント
・世界トップクラスのAI向け学習データサービスのプロバイダー
・グローバルなオフショア拠点を45カ国に持つ
・セキュリティ対策は万全で、品質検査プロセスも多階層なので高品質を担保

Datatang株式会社の概要

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AOSデータ株式会社

AOSデータ株式会社は、東京都港区に本社を構える2015年設立の企業です。「お客さまのデータとともに。データを安全に保管、デジタル資産の活用や管理をお手伝いする「データアセット マネジメント」のNo.1企業を目指します。」を企業理念としています。データのトラブルや悩みなどの様々な問題を解決するソリューションを提供し、デジタル資産の活用や管理をサポートしています。

AIデータラベリングサービスを提供し、従来から強みとしている弁護士事務所・捜査機関向けのリーガルテック技術と、80万人以上のデータを保有するクラウドデータサービス、100万人以上のデータ復旧を手掛けたデータ管理技術、それぞれのノウハウを蓄積して活用したサービスです。

AIプロジェクトに活用できるよう高品質で低コストのワンストップでのサービス展開をしています。これまでにアノテーションは1億回を超える実績があり、専門のアノテーションサービスやプラットフォームの提供をしています。

オフショア拠点を韓国とベトナムに用意し、200名を超える作業者が在籍しています。また大規模なデータの取り扱いにも対応できるよう1万人を超えるクラウドソーシングの会員も抱えています。作業者であるアノテーターの得意分野や経験などを蓄積して管理し、作業するプロジェクト特性に合わせて最適なアノテーターとのマッチングをして作業にあたります。

AI Marketおすすめポイント
・リーガルテックで培った技術をデータ作成に活用
・高品質で低コストのワンストップでのサービス提供が可能
・1億回を超える多くのアノテーションを手掛けた実績

AOSデータ株式会社の概要

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三栄ハイテックス株式会社

三栄ハイテックス株式会社は、1983年に設立された本社が静岡県浜松市にある企業です。「高い技術力や豊かな人間性を持ち、潤いのある生活と、 企業との調和ある発展を目指して団結し、 社会の発展に寄与すべく邁進する。」を企業理念として掲げています。

自動車やスマートフォンなど各種の電子機器に搭載される大規模集積回路(LSI)の専門企業として設立し、現在はAI・IoT開発、車載ソフトウェアなどの様々な開発やサービスも手掛けています。

多種多様なアノテーションで培ったノウハウやアルゴリズム設計での知見を活かし、高品質で低コストのデータ提供を実現しています。主に大手自動車関連企業を中心とした画面の学習データを提供しています。

オフショア拠点として、ベトナムや中国にアノテーションセンターを設立し、作業を行っています。専属スタッフによる徹底したルールの教育や全品検査を実施し、大量の教師データを高品質、安価、スピーディーに作成が可能です。ベトナムや中国の現地とは日本人のスタッフがつなぎます。

データクレンジングなどデータの前処理にも対応しており、一般的な欠損したデータの除去だけではなく、アルゴリズムの検出の精度を高くするためのデータ抽出も可能です。

独自のツールを活用したセキュリティ強化にも力を入れており、ツール指定がない場合でも指紋認証による入退室管理、スマホや外部記憶媒体などの持ち込み禁止などの社員教育を徹底しています。データ漏洩しないよう、オンプレミスでのサーバで管理を行うよう細心の注意を払っています。

AI Marketおすすめポイント
・ベトナムと中国に大規模なアノテーションセンターを設立して作業
・これまで培ったノウハウを活用し、高品質・低コスト・スピーディーなデータ作成が可能
・セキュリティ強化に注力

三栄ハイテックス株式会社の概要

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株式会社ブライセン

株式会社ブライセンは、1986年設立の企業で、本社は東京都中央区にあります。経営理念には、「高品質･高付加価値の追求」「ボーダレス」「事業運営の透明性」を3つの柱として定め、AI向けのアノテーション作成において実績はトップクラスです。

日本と海外のハイブリッド体制で作業をしており、日本でしっかりと要件を把握した上で、オフショアで専門のアノテーターを直接雇用しています。経験豊富な画像アノテーターは300人規模で揃えており、ノウハウを蓄積しています。

海外オフショア拠点は、ベトナム、ミャンマー、カンボジアにあります。人材は現地採用や日本国内での外国人採用で、グローバル人材の発掘に注力しています。中国、韓国、カンボジア、ベトナム、ミャンマー、ロシア、ウクライナなど多様な国籍のメンバーが在籍しており、これまでのアノテーションの実績は豊富で、およそ1,500万オブジェクト、370万枚を対応してきました。

日本と現地にエンジニアが常駐しているので、日本品質でのオフショア開発が可能となり、安定した品質での運用を実現しています。トリプルチェックの体制、教育などの品質を高めるための様々な取り組みを行い、高品質を保ちながらも、コストやスピード面においても満足度の高いサービスを提供しています。

アノテーションに関する困りごとに、オーダーメイドでの解決策を提案するなどの柔軟な対応力で解決を実現しています。

AI Marketおすすめポイント
・アノテーションで国内シェアトップの実績を持つ
・品質・コスト・スピードで高評価
・課題解決に柔軟な対応力を持つ

株式会社ブライセンの概要

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株式会社サイバーテック

株式会社サイバーテックは、東京都渋谷区の1998年に設立されたIT企業です。ミッションには、「ITによる社会貢献」を掲げ、ベストプラクティスでのサービス提供を通してWebやドキュメント活用を総合的にサポートし、企業競争力を強化する事業を主に手掛けています。

AIで用いられる学習データの作成をはじめとしたITアウトソーシングやデジタルBPOサービスも手掛けており、英語圏であるフィリピンのセブ島にオフショア拠点を保有しています。日本品質・安心・低価格の日系オフショアベンダーとして、プロジェクトマネジメントを実施しています。

オフショア拠点であるフィリピン・セブ島での自社拠点の「セブITアウトソーシングセンター」で直接雇用されたスタッフのみでAI向け学習データ作成のアノテーション作業を実施しています。管理下に置かれた作業端末のみで行うので、端末の紛失によるデータ流出やプロジェクト内容の情報流出などのリスクがありません。

日本人もしくはフィリピン人のアノテーションマネージャーとアノテーターによるチーム体制を構築し、属人的なばらつきや誤差を極力無くしたアノテーション作業によって教師データを作成可能としています。

様々なアノテーションに対応可能で、画像データへのアノテーション、コンテンツデータ・テキストデータの整理・整形、コンテンツからの属性情報の抽出やタグ付け、動画、音声の修正や変換などが実施可能です。

AI Marketおすすめポイント
・オフショア拠点を設立して10年以上の長い実績を持つ
・品質、コミュニケーションはともに高く、低コストでサービス提供可能
・ネイティブレベルの英語力を持つ

株式会社サイバーテックの概要

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TELUS International AI Japan株式会社

TELUS International AI Japan株式会社（旧：ライオンブリッジAIジャパン株式会社）は、2020年11月設立の東京都中央区に日本支社の本部を構える企業です。ライオンブリッジジャパン株式会社は、アメリカに本社を置くライオンブリッジの日本支社です。

そのライオンブリッジのAI開発部門であるライオンブリッジAIは2020年にカナダに本社を持つTELUS Internationalに売却され、日本法人のライオンブリッジAIジャパン株式会社もTELUSの傘下となりました。

SNS・検索エンジン・小売・モバイル通信などのテクノロジー企業にテキスト・画像・動画・音声などのデータを300以上の言語でアノテーションサービスを手掛けています。グローバル展開を見せオフショアやクラウドソーシングでの作業を手掛けており、世界中での従業員数は50,000人を上回っています。

独自ツールとプロセスによってアノテーションソリューションを開発し、全世界に作業するアノテーターや言語学者、専門家など100万人以上から構成されています。

独自プラットフォームは、作業を行う際に自社で抱える認定ワーカーへ自動でタスクを割り当てます。作業に参加できる認定ワーカーは、厳密な審査を経て選抜された、応募者のうちの上位3%ほどの高い能力を持つ人たちのみということです。

プラットフォームには品質評価機能も備わっており、高品質のデータを提供することを可能としています。

AI Marketおすすめポイント
・世界中に100万人以上の認定ワーカーが作業に従事
・300以上の言語でサービス展開し、独自プラットフォームでタスクを自動割り振り可能
・作業する認定ワーカーは選ばれた上位3%のみ

TELUS International AI Japan株式会社の概要

AI Marketでは、専門のコンサルタントが各社へのヒアリング等を通して、自社に合う適切なアノテーションサービス会社を紹介することが可能です。いつでもお気軽にご相談ください。

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最適なアノテーション代行サービス会社選びを

いかがでしたでしょうか？本記事では、アノテーションサービスの選定のポイントから、おすすめのオフショア型のアノテーション会社を特徴別に紹介しました。

教師データを作成するアノテーションは、AIモデル構築における非常に重要なプロセスです。アノテーションがAIモデルの精度を左右すると言っても過言ではないほど重要です。
そんなアノテーションサービスの選定は絶対に失敗できません。とは言え、アノテーションサービスの選定に時間やコストをかけることも避けたいのが実情ではないでしょうか？

また、各社のサービスを見ても差別化ポイントがわかりにくかったり、そもそもアノテーション会社への相談方法がわからなかったりしませんか？

そのような場合は、ぜひAI Marketへご相談ください。

AI Marketでは、アノテーション要件整理のサポートから、アノテーションサービス会社の紹介まで行っています。WEBサイトに掲載されていないコスト感なども含め、AI Marketの専門のコンサルタントが適切なオフショア型アノテーション代行サービス会社の選定を無料でサポート致します。いつでもお気軽にご相談ください。

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