GPT-6とは?Astra・Sol・Lunaの違い、料金・使い方を解説!実使用レビューも紹介
最終更新日:2026年10月02日
記事監修者:森下 佳宏|BizTech株式会社 代表取締役

- GPT-6は、Astra・Sol・LunaからなるLLMファミリーで、タスクの難易度や処理速度、コストに応じて使い分けられる
- 高度な推論やコーディング、資料作成に加え、PC・ブラウザ操作を伴う複雑なタスクにも対応
- Astraは難易度の高い仕事や品質重視の用途に、SolとLunaは速度・コスト効率を活かした継続利用や大量処理に適している
OpenAIは2026年9月にGPT-6 Astra、SolとLunaを提供開始しました。GPT-6は、高度な推論やコンピューター操作に強いAstra、性能とコストのバランスに優れたSol、速度・コスト効率を重視したLunaからなるLLM(大規模言語モデル)ファミリーです。
自然言語による対話に加え、コーディングや資料作成、画面操作を伴う調査など、複数の工程からなる仕事を進められる点が特徴です。
本記事では、GPT-6ファミリーの特徴と違い、対応プラン・利用方法、API料金、使いこなすコツを解説します。また、AI Market編集部がAstraで試したウェブサイトの作成・修正、3Dモデル作成とゲーム開発、飲食店探しの結果を、画像や動画とともに紹介します。
関連記事:「ChatGPTとは?何ができる?機能・モデル一覧・ビジネス活用事例・企業担当者向け導入方法・使い方徹底解説!」
目次
GPT-6とは?
GPT-6は、OpenAIが提供するLLMのモデルファミリーで、Astra、Sol、Lunaがあり、タスクの難易度や処理速度、コストに応じて使い分けられます。
| モデル | 特徴 | 選ぶ際の目安 |
|---|---|---|
| Astra | 高度な推論、科学研究、コーディング、コンピューター操作などで高い性能を発揮するモデル | 特に難易度が高いタスクや、成果物の品質を最優先したい場合 |
| Sol | 複雑な業務やコーディングに対応し、性能・処理速度・コストのバランスに優れたモデル | 高い性能を維持しながら、日常業務や開発で継続的に利用したい場合 |
| Luna | 低コストで高速に利用でき、業務遂行やコーディング、コンピューター操作にも対応するモデル | 処理量が多い用途や、速度・コスト効率を重視したい場合 |
この中で最も高性能なAstraは、特に以下のタスクを得意としており、高度な推論とコンピューター操作を組み合わせ、複数の工程からなる複雑なタスクを自律的に進める能力に長けています。
- コンピューター操作・ブラウザ操作:情報収集、フォーム入力、業務システムの更新など
- コーディング・ソフトウェア開発:コードの生成、テスト、問題の修正など
- 高度な推論・科学研究:データ分析、シミュレーション、モデルのフィッティングなど
- 文書、スプレッドシート、プレゼンテーション資料の作成:既存のテンプレートや書式に合わせた成果物の作成
GPT-6 SolとLunaは、Astraと同様の手法でトレーニングされており、業務の遂行、コーディング、コンピューター操作などの性能と、処理速度・コスト効率を両立しています。
科学研究のワークフローを評価するTerminal-Bench Science 0.1や、ソフトウェア開発などの複雑なターミナル操作を評価するTerminal-Bench 4.0では、GPT-6 AstraがGPT-5.6 SolやClaude Fable 5.1を上回るスコアを、より低い推定APIコストで記録しています。
また、未知の対話型タスクを解きながら学習する能力を評価するARC-AGI-3では、99.9%のスコアを達成しています。
参照:OpenAI|GPT-6.1 Sol のご紹介
関連記事:「LLMとは?AIエージェントとの連携・導入方法とコスト・代表的モデル・活用相談事例を徹底解説!」
参照:OpenAI|GPT-6 Astra:新世代の応答性能
参照:OpenAI|GPT-6 Sol と Luna のご紹介
対応プランと利用方法
GPT-6ファミリーの利用条件は、モデルとプランによって異なります。以下は、公式発表に基づく整理です(2026年10月時点)。
| プラン・利用方法 | Astra | Sol | Luna |
|---|---|---|---|
| ChatGPT Free・Go | 対象外 | 対象外 | 利用可能 |
| ChatGPT Plus | 利用可能 | 利用可能(ChatGPT Work・Codex) | 利用可能(ChatGPT Work・Codex) |
| ChatGPT Pro・Business・Enterprise | 利用可能 | 利用可能(ChatGPT Work・Codex) | 利用可能(ChatGPT Work・Codex) |
| ChatGPT Edu | 参照した公式発表では記載なし | 利用可能(ChatGPT Work・Codex) | 利用可能(ChatGPT Work・Codex) |
| OpenAI API | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
例えば、デスクトップアプリでは、以下の画像のようにテキストボックスのモデル選択から選択することができます。

選択できない場合は、GPT-6ファミリーを使用できるプランを契約しているかを確認しましょう。
API料金
GPT-6ファミリーは、OpenAI APIを通しても利用できます。APIはChatGPTのサブスクリプションとは別の従量課金で、利用モデルと入出力のトークン数に応じて料金が発生します。
AstraはSolやLunaと比べてAPI料金が高く(Solの5倍、Lunaの100倍)、日常的な処理に広く使うにはコストが気になる価格設定です。難易度が高く品質を優先したいタスクにAstraを使い、それ以外はSolやLunaに任せる使い分けが現実的だと考えます。
以下は、100万トークンあたりの標準API料金(短いコンテキスト向け)です。
| モデル名 | 入力 / 100万トークン | キャッシュ済み入力 / 100万トークン | 出力 / 100万トークン |
|---|---|---|---|
| gpt-6-astra | $10.00 | $1.00 | $50.00 |
| gpt-6-sol | $2.00 | $0.20 | $10.00 |
| gpt-6-luna | $0.10 | $0.01 | $0.50 |
OpenAIの全モデルや料金は以下の記事で詳細に解説していますので、ご確認ください。
関連記事:「OpenAI APIとは?提供モデル・使い方・実際の活用方法例も徹底解説!」
関連記事:「OpenAI・ChatGPTのAPI料金詳細!各プランコスト比較・支払方法・料金節約手法!」
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強み・できることを実際に使った結果を元にレビュー
6ファミリーの中でも、高度な推論とコンピューター操作を組み合わせて複雑なタスクを進めることが得意なAstraを例に、AI Market編集部では、ウェブサイトの作成・修正、3Dモデル作成とゲーム開発、飲食店探しを試しました。
実際にどこまで自律的に進められるかを、実行結果の画像や動画とともに紹介します。
飲料ブランドサイトを作成
ウェブサイトの作成・自律的な修正を試しました。さらに、自律的に画面操作を行いデバッグを行っている様子の画面録画をGPT-6 Astraに編集させた動画もあるので是非ご覧ください。
今回は以下のプロンプトでウェブサイトを作成しています。
架空の商品(飲み物)を紹介するデザイン性の高いサイトを作成してほしい作成されたウェブサイトは以下になります。
まず、注目すべきはブランドコンセプトがはっきりしており、それを前面に押し出すデザインになっている点です。「yohaku」というブランド名や「ひと息に、余白を。」というキャッチコピーからも生活の余白となるひと時を提供する飲み物という一貫したイメージが伝わってきます。
また、各フレーバーのパッケージやグラスに注がれた画像など複数の画像が自動で生成され、ウェブサイトに盛り込まれています。具体的なイメージを持ちやすく、架空ですが飲んでみたいと思わされる内容です。
レイアウトやホバー時の動きなど、サイト制作で考慮すべき点も押さえられており、見やすく操作しやすいサイトに仕上がりました。
今回は簡単なプロンプトでしたが、具体的なコンセプトや画像素材などを提供することで、デザイン性が高くイメージ通りのウェブサイトを簡単に作ることができるのではないでしょうか。
作成したサイトを編集
上記で用いたサイトを、以下のようなプロンプトで修正依頼を出しました。
動作確認を行い修正すべき点があれば修正してプロンプトとしてはやや曖昧だったものの、ボタンの動作確認やスマホ版の見栄えの確認などを行い、いくつかの修正を自律的に行ってくれました。
以下はGPT-6 Astraが自律的に画面を操作し、修正を行った様子です。その後、動画編集もGPT-6 Astraにやってもらいました。
スマホ画面で表示した際の見栄え修正やボタンの挙動の修正など、修正点は的確かつ実際に操作し画面が見えないとわからないものでした。
一方で、実行時間は10分程とそれなりに時間がかかってしまいました。そのため、手動で確認してしまった方が早い場合もあり、多少時間がかかっても手間がかからないほうがいいという場合に使うのが良いと思われます。
3Dモデル作成とゲーム開発
GPT-5.6やClaude Fable 5など3Dモデルの作成は既に多くのモデルである程度のクオリティでできるようになっており、設計やゲーム開発などでの使用が期待されます。
今回は小型宇宙船の3Dモデルを作成し、それを元に宇宙船のドッキングを行うというシミュレーションゲームを作成しました。
ゲーム開発という用途なので、宇宙船のモデルを作るように指示をし、実際に作成されたものが以下になります。

あえて粒度の粗いローポリモデルを作るように指示をしているので、少し角ばった3Dモデルになっています。設計用途で使う際などはより高精度の3Dモデルを作成するように指示を出す必要があります。
他にも、宇宙ステーションや障害物など宇宙空間上に配置するオブジェクトも3Dモデルで作成しています。
作成した3Dモデルを元に、小型宇宙船を操作し障害物を避けながら宇宙ステーションにドッキングするというゲームを作成しました。テストプレイを行いながら開発を行っており、バグを見つける度に修正している様子がチャット欄から見ることができました。
以下は、できたゲームをプレイしてみた様子です。
ローポリモデルを元に作っていることもあり、グラフィックがきれいというわけではありませんが、3D空間上を自由に操作できるゲームとなっています。
飲食店探し
Astraを用いて飲食店探しを行いました。使用したプロンプトは以下のようになります。
以下の条件を満たす飲食店を探している
- 池袋駅徒歩5分以内
- 海鮮が食べられる
- 予算3000円
- クチコミがいい
Google Mapで駅からの経路を確認した上で、ウェブ予約可能な画面を開いてほしい以下は、実行結果です。飲食店を検索し、Google Mapで経路と所要時間を確認した上で、情報を入力した状態で予約画面を開いてくれています。
飲食店を探す際に、位置や値段など様々な条件を複数のサイトやサービスを使いながら確認し、最終的に予約するという工程の多くを自動化してくれています。
実際に使う場合は、複数の候補を出しその中から選べるようにしたいですが、これも指示を出すことで簡単にできると思われます。
今回のように、複数の条件や情報源を照合する必要がある検索に向いており、物件や宿泊先などを比較検討する用途にも応用できそうです。
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GPT-6ファミリーを使いこなすコツ
GPT-6ファミリーを使いこなすコツを実際に使った経験を踏まえながら紹介します。
「質問」ではなく「完成させたい仕事」を依頼する(Astra)
Astraは複数ステップにまたがるタスクを自律的に進めていく能力に長けています。目的や完成条件を明確にすることで、今まででは複数のやり取りを必要としていたようなものでも非常に少ない指示で完遂します。
例えば、「この資料を分析し、経営会議向けに重要な論点を抽出して、意思決定に必要な情報を整理して」のように、最終成果物まで指定する使い方が適しています。
他方で、トークン消費が激しいため、従来のLLMでも十分にできていたような「質問」や「簡単なタスク」を依頼してしまうと、すぐに利用制限が来てしまったりAPI料金がかさんでしまったりします。
動作確認など手動操作が必要だったものも任せる(Astra)
Astraはこれまで強調してきたように、自律性が高い点が特徴です。そのため、画面操作を伴う調査やデバッグもできます。
実際の見栄えを確認しながらウェブサイトや動画・スライドなどの修正、テストプレイをしながらのゲーム開発、さらには様々な条件を考慮しながらの飲食店探しや物件探しなど、手動操作が必要となる使用用途は多岐に渡ります。
従来は人が行っていた動作確認や修正まで任せることで、AIに任せられる作業範囲を広げられる点がGPT-6 Astraの強みです。
タスクの難易度と利用量に応じてモデルを使い分ける
GPT-6ファミリーは、成果物の品質を最優先する難しいタスクにはAstra、日常業務や開発にはSol、処理量が多く速度やコストを重視する用途にはLunaという使い分けができます。
例えば、複雑な設計や科学研究にはAstra、継続的なコード修正や資料作成にはSol、大量の文章の分類や情報抽出にはLunaを選ぶといった使い方です。
まずSolやLunaで取り組み、求める品質に届かない場合にAstraへ切り替えることで、必要な性能を確保しながら、利用枠やAPI料金を効率よく使えます。
GPT-6に関するよくある質問まとめ
- GPT-6ではどのようなことができますか?
高度な推論やコーディング、文書・スプレッドシート・プレゼンテーション資料の作成などに対応します。
コンピューター操作に対応した環境では、画面を操作しながらWebサイトの動作確認や修正、複数の情報源を使った調査なども進められます。
- GPT-6のモデルはどのように使い分ければよいですか?
難易度が高く成果物の品質を優先したいタスクにはAstra、日常業務や継続的な開発にはSol、大量処理や速度・コスト効率を重視する用途にはLunaが選択の目安です。SolやLunaで求める品質に届かない場合に、Astraへ切り替える使い方もできます。
まとめ
GPT-6ファミリーは、高度な推論やコーディング、コンピューター操作に対応し、タスクの難易度や処理速度、コストに応じてAstra・Sol・Lunaを使い分けられる点が特徴です。
特にAstraは、目的や完成条件を指定して仕事全体を任せることで、その能力を活かしやすく、Webサイトの作成から動作確認・修正など従来は人による確認が必要だった工程も自動化できます。
AI Market編集部の検証でも、Webサイトの自律的な修正、3Dモデルを活用したゲーム開発とテストプレイ、複数の条件を踏まえた飲食店探しなどを実行できることを確認しました。
複数の工程や画面操作を伴う難しいタスクにはAstra、日常業務や継続的な開発にはSol、大量処理や速度・コストを重視する用途にはLunaを選ぶことで、必要な性能を確保しながら、利用枠やAPI料金を効率よく使えます。
AI活用の方向性やツール選定で迷う場合は、早い段階で専門家に要件を整理してもらうことで選択肢が見えやすくなります。
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AI Market 運営、BizTech株式会社 代表取締役|2021年にサービス提供を開始したAI Marketのコンサルタントとしても、お客様に寄り添いながら、現場のお客様の課題ヒアリングや企業のご紹介を5年以上実施しています。これまでにLLM・RAGを始め、画像認識、データ分析等、1,000件を超える様々なAI導入相談に対応し、参加累計8,000人を超えるAIイベントを主催。AIシステム開発PM歴8年以上。AI Marketの記事では、AIに関する情報をわかりやすくお伝えしています。(JDLA GENERAL 資格保有)
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