dotsとは?24時間働くAIエージェントの特徴・使い方・料金をレビュー付きで解説!
最終更新日:2026年10月06日
記事監修者:森下 佳宏|BizTech株式会社 代表取締役

- dotsは、24時間稼働し、仕事を継続的に任せられるOpenAIのAIエージェント
- ユーザーの目標に応じて必要な仕事を先回りして進められる
- 4,000以上のアプリと接続でき、SlackやGmail、Google Driveなどを利用した業務を実行可能
- 検証では、仕事の自発的な提案や複数タスクの並列実行、リマインダーの設定などを確認
OpenAIが2026年9月に発表したdotsは、ユーザーの目標や仕事の文脈を継続的に理解し、自律的に業務を進めるAIエージェントです。
専用のクラウドコンピューターとブラウザを持ち、ユーザーがその都度指示を出さなくても継続的にタスクを実行できる点が特徴です。外部アプリとも連携でき、情報収集や資料作成、開発など幅広い業務を任せられます。
本記事では、OpenAI dotsの特徴・できること・使い方・料金や提供状況、使う際の注意点を解説します。また、AI Market編集部がdotsを試した結果をレビュー付きで紹介します。
関連記事:「ChatGPTとは?何ができる?機能・モデル一覧・ビジネス活用事例・企業担当者向け導入方法・使い方徹底解説!」
目次
dotsとは?

dotsは、OpenAIが提供する、日常的なタスクや特定の仕事・役割を24時間、常時任せられるAIエージェントで、スマホアプリ・ブラウザ・デスクトップアプリから利用できます。
ChatGPTでは必要に応じてタスクを依頼するのが基本ですが、dotsでは、自分の仕事を継続的に支援する、専用の「AI担当者」や「AIアシスタント」として活用できます。
| 比較項目 | ChatGPT | dots |
|---|---|---|
| ChatGPTとの違い | 必要に応じてユーザーがタスクを依頼するのが基本 | 役割や目標を伝え、専用のAI担当者として継続的に仕事を任せられる。ユーザーの目標や基準を理解し、必要な仕事を先回りして進める |
この中でも、「24時間」「継続的に」「常時」というところがdotsのポイントです。
ユーザーの目標や仕事の文脈を理解しながら、指示された作業だけでなく、役割や目標に応じて必要な仕事を先回りして進められるため、MTGのようなスポット業務に入っている際も、別のプロジェクトでChatGPTを操作することができないときでも、dotsは作業を続けてくれます。
例えば、Gmailを接続しておくことで、以下の画像のように確認が漏れている重要なメールの見落としを通知してくれたり、返信した内容にミスがあれば、そのミスを「先回り」して通知してくれます。

また、dotごとに専用のクラウドコンピューターとブラウザが用意されているため、会話や文章生成に加え、Web上での情報収集やサービス操作なども実行できます。
関連記事:「AIエージェントとは?生成AIとの違い・自律的に動く仕組み・種類・導入リスクを徹底解説!」
dotsでできること
dotsは、外部アプリとの連携やコンピューター操作を通じて、情報収集や資料作成、開発などの業務を実行できます。
複数の仕事を並行して任せられるほか、ChatGPTやSlack、Teamsから指示を出したり、作業結果を受け取ったりすることも可能です。
| できること | 内容 |
|---|---|
| 外部アプリとの連携 | プラグインを通じて4,000以上のアプリに接続し、情報の参照や複数のサービスを横断した業務を実行。Slack、Gmail、Google Drive、GitHub、Figma、Salesforceなどと連携可能 |
| 複数のチャネルでのやり取り | ChatGPT・Slack・Teamsから指示や結果の確認ができ、チャネルをまたいで仕事の文脈を引き継ぐ。テキストメッセージは近日対応予定 |
| 音声通話 | ChatGPTでdotと音声で会話しながら、相談や仕事の指示が可能 |
| 複数タスクの並行実行 | 作業中でも新しい仕事を依頼でき、複数のタスクを並行して進められる |
| コンピューター・ブラウザ操作 | 専用のクラウドコンピューターとブラウザを使って作業し、ユーザーが進捗を確認できる。許可すればユーザーのノートPCにも接続可能 |
以下の動画は、dotsが、クラウドコンピューター(仮想環境)内のブラウザを用いて、サイトを調べている様子を紹介しています。
「AI Marketのサイトを調査して」という指示を出したところ、dotsが自律的にサイトURLを開き、サイト内の不備などを確認してくれています。
上記の調査を通して、「イベント終了時刻の誤記載があった」と指摘をしてくれています。(実際に正しい指摘でした)

dotsの料金・利用形態
dotsは、ProまたはBusiness Premiumプランに含まれており、最初の1つのdotを追加料金なしで利用できます。プランごとの提供状態は以下のとおりです。
| プラン | 提供状態 |
|---|---|
| Free・Go・Plus・Business | 対象外 |
| Pro・Business Premium | 利用可能。最初の1つのdotはプラン料金に含まれ、追加料金・別途契約は不要 |
| Enterprise(Edu・Healthcareを含む) | ベータ版として提供。ワークスペースの管理者がdotsを有効にすると利用可能 |
なお、ChatGPT BusinessにはStandardとPremiumの利用区分があり、dotsを利用できるのはPremiumであることにも注意しましょう。
また、dotとの通常の会話はChatGPTの利用上限にはカウントされません。
今後は、複数のdotの追加や、各dotの作業速度の向上、1カ月に対応できる作業量の拡大も予定されています。
これらの情報は2026年10月時点での情報です。随時更新の可能性があるため、詳しくは公式リリースまたは公式サイトをご確認ください。
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dotsの使い方
dotはChatGPTから作成し、役割や利用するアプリなどを設定することで利用できます。ここでは基本的な使い方を紹介します。
なお、1つのエージェントが「dot(単数形)」で表現されています。
1.dotを作成する
ChatGPTから「あなたのdot」を開き、dotを新しく作成します。画面の案内に従って、dotが作業できる場所や名前などの初期設定を行います。(初期の作成は、デスクトップアプリまたはブラウザ経由で行います)

dotの作成時には、dotが作業するコンピューターを設定します。dot専用のクラウドコンピューターに加え、ユーザー自身のコンピューターを利用させることもできます。設定は後から変更できます。

| 選択肢 | 違い |
|---|---|
| Your dot’s computer (dot専用のコンピューター) | dot専用のクラウドコンピューターで作業する。ユーザーのPCとは分離されており、接続しない限り、PC内のファイルなどにはアクセスしない |
| このコンピューター | ChatGPTアプリを開き、ユーザー自身のコンピューターをdotに接続する。ローカルファイルやChatGPTの会話を使った作業ができる |
初期作成の際に、dotのキャラクターを設定することも可能です。(後から設定も可能です)

2.プラグインを設定する
ChatGPTのプラグイン設定からdotに利用させたいアプリを接続・管理することができます。GmailやGoogle Drive、Slackなど、担当させる業務に必要なサービスを選択しましょう。
尚、このプラグイン設定は、dotだけでなく、ChatGPT・ChatGPT Work・Codexで共有されます。

また、dotに指示を出す方法でも外部アプリと接続することができます。
以下は、Notionと接続しようとした際の画像です。「Notionに接続」から簡単に設定することができました。

3.dotに仕事を依頼する
設定が完了したら、チャットからdotに仕事を依頼します。
単発の作業だけでなく、定期的に実行するタスクを任せることで、dotsのパワーを特に発揮できます。
実際にdotsを使って検証
実際にdotを作成し、メールの整理や情報収集など複数の業務を依頼して、どのように仕事を進めるのか検証しました。
指示を出さなくても自発的に仕事を提案
dotを作成すると、こちらから具体的な指示を出していない状態でも、接続したサービスなどの情報を確認し、イベント告知の最終チェックについて自発的に提案してくれました。

通常のChatGPTでは基本的にユーザーからの指示を起点に処理が始まりますが、dotsでは「今できること」を自ら探し、先回りして仕事を進めようとする点が大きく異なります。
人間の担当者とメッセージしているような使用感
実際に使ってみて特徴的だったのが、人間の担当者にチャットで仕事を依頼しているような使用感です。
指示を送ると、まず「確認します」「このように進めます」といった返信があり、その後しばらくして作業結果が送られてきます。アイコンや既読表示があり、通話もできるなど、UIも一般的なメッセージアプリに近い設計です。

複数の仕事を並行して任せられる
dotが同一スレッドで作業している途中でも、新しい仕事を同じスレッドで続けて依頼できることもdotsの特徴の一つです。
実際に複数の指示を送ったところ、それぞれのタスクを並行して処理し、完了したものから順番に結果が返ってきました。
今回はメールの整理とOpenAI・Anthropic・GoogleのLLMと関連サービスの調査を依頼しました。

今回の検証では、それぞれの返信内容は正確かつ読みやすくまとめられていましたが、結果が返ってくるまでには数分程度時間がかかりました。
必要なChatGPTの機能を自ら使ってくれる
印象的だったのは、ユーザーが細かく機能を指定しなくても、dotが必要に応じてChatGPTの機能や接続したサービスを使って仕事を進めてくれることです。
検証中にはスケジュール機能によりリマインダーも自発的に設定されました。Gmailなどのプラグインやスケジュール機能をユーザー自身が使い分けなくても、やりたいことを伝えるだけで適切な機能を選んで実行してくれる点は便利です。

常時稼働と自発性がdotsの大きな強み
一つひとつの作業を見ると、情報収集やメール整理など、これまでのChatGPTでも実行できたものが多くあります。また、簡単なタスクでも返信までにやや時間がかかるため、使いどころは重要です。
一方で、常時稼働し、ユーザーから指示されていないときにも仕事を探して自発的に行動する点は、これまでのChatGPTとは大きく異なります。必要な機能を自ら選び、複数の仕事を並行して進めるため、「AIツールを操作する」というよりも「AIの担当者に仕事を任せる」感覚に近づいたと感じました。
ただし、自律的に行動できる範囲が広いからこそ、外部サービスにどこまでアクセスさせるかは重要です。
業務で利用する場合は、必要以上の権限を与えず、重要な操作では確認を求めるなど、権限を適切に設定する必要があります。
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dotsを利用する際の注意点
dotsは外部アプリと連携し、自律的に仕事を進められるため、データの取り扱いや権限、実行結果の確認が重要です。
プランごとのデータの取り扱いを確認する
Proプランで機密情報などを扱う場合は、設定のデータコントロールから、会話や作業の内容をモデル改善に使用しない設定にしましょう。

Business Premium・Enterprise・Eduでは、ワークスペース内のコンテンツはデフォルトでモデル改善に使用されません。
外部アプリの利用権限の設定
必要であれば利用する前に、接続したアプリの利用権限を設定します。以下の画像のように、設定画面のプラグインから権限を変更することができます。
「すべてのツールを許可」「低リスクのツールを許可」「読み取り専用ツールを許可」「常に確認」の4段階があるので、使い方に合わせて設定しましょう。

必要以上の権限を与えず、重要な操作には承認を求めるなど、業務に合わせて設定することが重要です。カスタムルールで特定の操作を禁止したり、承認を必須にしたりすることもできます。ただし、組み込まれた安全要件や自動レビューを無効にすることはできません。
指示がないときに行う作業の範囲を理解する
dotは、ユーザーと直接やり取りしていない間も、接続済みのアプリから役立つ情報を探す「先回りリサーチ」を行います。
ただし、先回りリサーチは読み取り専用に制限されており、メッセージの送信、アプリ内のコンテンツ変更、ブラウザやコンピューターの操作はできません。
すでに依頼・承認したタスクを継続して実行する場合とは区別して理解しましょう。
重要な作業の結果や進捗を確認する
dotも間違えることがあるため、業務上の重要な判断や、外部への情報共有につながる作業は内容を確認しましょう。アクティビティビューで進捗や実行した手順を確認でき、作業中でも方針の変更や停止を指示できます。
また、パスワードの変更や送金など、ユーザー自身で操作を完了する必要がある作業もあります。実行済みの操作は元に戻せない場合もあるため、任せる範囲を事前に明確にしておくことが重要です。
アプリの接続解除だけでは取得済みの情報は削除されない
接続したアプリを解除すると、そのアプリへの新たなアクセスは停止します。ただし、dotがすでに取り込んだ情報は、接続解除だけでは削除されません。
dotを削除すると、そのdotのコンテキストは削除されますが、作成したファイルやChatGPTの会話、Codexのスレッドなどは別に保存されるため、必要に応じて個別に管理してください。
参照:OpenAI|dot のプライバシー、セキュリティ、安全性に関するよくある質問
dotsに関するよくある質問まとめ
- dotsとはなんですか?どのようなことができますか?
dotsは、OpenAIが提供する常時稼働型のAIエージェントです。ユーザーの目標や仕事の文脈を継続的に理解し、必要な業務を自律的に進められます。
また、4,000以上のアプリと接続し、複数のサービスを横断した業務を実行することも可能です。
- dotsは無料で利用できますか?
2026年10月時点でdotsを無料プランで利用することはできません。
ProまたはBusiness Premiumプランでは、最初の1つのdotがプラン料金に含まれており、追加料金は必要ありません。Enterprise(Edu・Healthcareを含む)では、管理者が有効にすることでベータ版を利用できます。
まとめ
dotsは、ユーザーの仕事や目標を継続的に把握し、必要な業務を自律的に進められるAIエージェントです。専用のクラウドコンピューターとブラウザを持ち、4,000以上のアプリとの連携にも対応しています。
実際に利用したところ、指示を出していない状態で仕事を提案したり、複数のタスクを並行して処理したり、必要に応じてリマインダーを設定したりする様子を確認できました。ユーザーが機能を細かく使い分けなくても、dot自身が必要な機能を選択して仕事を進めてくれる点も特徴です。
一つひとつのできることは従来のChatGPTと共通する部分もありますが、24時間の常時稼働と自発性によって、人間に仕事を依頼するような使い方が可能になっています。一方で、返信に時間がかかる場合があることや、外部サービスへのアクセス権限を適切に管理する必要がある点には注意しましょう。
AI活用の方向性やツール選定で迷う場合は、早い段階で専門家に要件を整理してもらうことで選択肢が見えやすくなります。
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