ChatGPTとMicrosoft Copilotの違いは?料金・機能・業務連携を比較!企業向けの選び方も解説
最終更新日:2026年09月15日
記事監修者:森下 佳宏|BizTech株式会社 代表取締役

ChatGPTとMicrosoft Copilotは、文章作成、情報収集、資料の要約などに活用できる生成AIサービスです。どちらも幅広い業務を支援しますが、利用できる機能や業務データとの連携方法、料金、管理機能に違いがあります。
特にMicrosoft Copilotは、個人向けのサービスと、Microsoft 365の業務環境で利用する法人向けのサービスを区別して比較する必要があります。
この記事では、ChatGPTとMicrosoft Copilotの違い、料金・データ保護の確認ポイント、業務での使い分け、自社向けにカスタマイズする方法を解説します。
関連記事:「ChatGPTとは?何ができる?機能・モデル一覧・ビジネス活用事例・企業担当者向け導入方法・使い方徹底解説!」
目次
Microsoft CopilotとChatGPTの違いは?
ChatGPTとMicrosoft Copilotは、どちらも対話を通じて情報収集や文章作成などを支援します。
比較する際は、個人向けのAIサービスと、組織のデータや業務アプリに接続する法人向けサービスを分けて考えることが重要です。
Microsoft Copilotには、個人向けのサービスに加え、職場・学校アカウントで利用するCopilot Chatや、Microsoft 365の業務データ・アプリと連携する法人向けの利用形態があります。使える機能は、契約や管理者の設定によって異なります。
| 比較項目 | ChatGPT | Microsoft Copilot |
|---|---|---|
| 提供元 | OpenAI | Microsoft |
| 主な用途 | 文章作成、調査、ファイル分析、画像生成、コーディング支援など | 情報収集、文章作成、画像生成、ファイル分析に加え、対応するMicrosoft 365環境での業務支援 |
| 業務データとの連携 | ファイルのアップロードや、対応するアプリとの接続を利用 | 契約・権限に応じて、Microsoft 365のメール、会議、文書などを活用 |
関連記事:「Microsoft Copilotとは?個人向け・法人向けの違い、料金・機能・使い方を徹底解説!」
AIモデルと対応機能の違い

ChatGPTとMicrosoft Copilotは、どちらも対話を重ねながら回答を修正したり、内容を掘り下げたりできます。利用できるAIモデルや機能は、サービスや契約プランによって異なります。
法人向けのMicrosoft 365 CopilotにはGPTシリーズの最新モデルが随時導入され、Word、Excel、PowerPoint、チャットなどでの業務支援に活用されています。また、リサーチ機能では、管理者が許可した環境でAnthropicのClaudeを選択することもできます。
| 比較項目 | ChatGPT | Microsoft Copilot |
|---|---|---|
| 代表的なAIモデル | GPTシリーズ | 法人向けMicrosoft 365 CopilotではGPTシリーズ リサーチ機能ではClaudeなど |
| モデルの選択・調整 | 対象プランではモデルや推論レベルを選択可能 | 利用するサービスや機能によって異なり、リサーチ機能ではモデルの選択が可能 |
| 主な対応機能 | 文章作成、推論、調査、ファイル分析、画像生成、コーディングなど | 情報収集、文章作成、ファイル分析に加え、契約に応じたMicrosoft 365アプリ内での業務支援 |
| 利用条件の確認点 | 契約プランごとのモデル・機能の提供範囲と利用上限 | 個人向け・法人向けの違い、契約、管理者の設定、利用するアプリや機能 |
※2026年9月時点。GPT-6 ProはChatGPTのPro・Business・Enterpriseで利用でき、PlusではChatGPT WorkとCodexでGPT-6 Astraを利用できます。Microsoft 365 Copilotのモデルに関する記載は、個人向けCopilotにも同じ条件で適用されるものではありません。
回答の品質や速度は、モデルだけでなく、入力内容や参照する情報によっても変わります。実際の業務で使う質問や資料を用い、正確性、修正の手間、処理時間を比較することが重要です。
参照:OpenAI|ChatGPTのGPT-5.6とGPT-6 Pro
参照:Microsoft|Microsoft 365 CopilotへのGPT-5.6導入
参照:Microsoft|CopilotのリサーチツールでClaudeを使用する
使用できるブラウザやアプリ
ChatGPTとMicrosoft Copilotは、どちらもWebブラウザや対応するアプリから利用できます。
法人向けCopilotは、Microsoft 365の業務環境と組み合わせて利用でき、対応するアプリ内で文章作成や情報確認などを進められます。アプリ内機能の範囲は、契約や管理者の設定によって異なります。
業務データ・Officeアプリとの連携
それぞれを業務で比較する際は、どのデータを参照できるか、普段使うアプリでどこまで作業できるかを確認することが重要です。

ChatGPTでは、資料をアップロードして要約・分析するほか、上記画像のようにプラグインを追加して、外部サービスの情報や機能を会話の中で活用できます。
法人向けのMicrosoft 365 Copilotでは、契約やアクセス権限に応じて、メール、会議、チャット、社内文書などを参照できます。さらに、Word、Excel、PowerPoint、Outlookなどの業務アプリ内で、文書の編集、データ分析、スライド作成、メールの下書きなどを進められる点が特徴です。
| 比較項目 | ChatGPT | 法人向けMicrosoft 365 Copilot |
|---|---|---|
| 業務データの参照方法 | ファイルのアップロードや、Google Drive・Slackなどのプラグイン連携を通じて情報を参照 | Microsoft 365内のメール・会議・文書などを、契約と権限に応じて参照 |
| 資料作成・編集の進め方 | 対話しながら内容を作成・分析し、対応機能やCanvaなどのプラグインで成果物に反映 | Word・Excel・PowerPointなどのアプリ内で、開いている資料を使って作業 |
| 導入前の確認点 | 接続したいサービスへの対応、プラグインが参照・作成・更新できる範囲 | 利用するOfficeアプリで必要な機能が使えるか、参照対象のデータにアクセスできるか |
例えば、営業提案資料を作る場合は、「参考資料から構成案を作る」「過去のメールや会議から顧客の要望を確認する」「スライドを作成・編集する」といった工程ごとに比較すると、業務との相性を判断しやすくなります。
連携機能は、プラン、対応アプリ、接続先の権限、管理者の設定によって異なります。情報を参照できることと、元のファイルを直接編集できることを分けて確認しましょう。
参照:OpenAI|ChatGPTのプラグイン
参照:Microsoft|Microsoft Copilotの概要
最新情報の取得と出典確認
ChatGPTとMicrosoft Copilotは、どちらもWeb検索を利用して最新の情報を参照し、出典リンクを伴う回答を生成できます。モデルが事前に学習した知識と、回答時に検索して取得する情報は異なるものです。

ChatGPTでは検索機能を使ってWeb上の情報を確認できます。上記は、実際に「ChatGPTの最新機能を教えて」と入力した際の画面です。「公式概要」というテキストリンクを押すと、参照したページへ遷移します。

Copilotも、Web上の情報や、利用環境に応じて参照できる資料を基に回答します。上記画像も同様に「copilotの最新機能を教えて」と入力した際の画面で、回答下部にテキストリンクが付けられており、マウスオーバーで遷移先ページをプレビュー表示することも可能です。
ただし、すべての回答が検索に基づくわけではなく、検索機能の利用可否は設定などにも左右されます。出典が示された場合も、リンク先が回答の内容を裏付けているか、情報の日付が目的に合っているかを確認することが重要です。
ライセンスと価格
ChatGPTとMicrosoft Copilotには、それぞれ個人向けと法人向けの利用プランがあります。料金だけでなく、利用できる機能、契約期間、別途必要なライセンスを含めて比較することが重要です。
以下は、2026年9月15日時点の料金です。
| 区分 | ChatGPT | Microsoft Copilot |
|---|---|---|
| 個人向け無料プラン 利用できる機能や使用量に制限あり | Free:無料 | Microsoft Copilot:無料 |
| 個人向け有料プラン | Go:月額1,400円 Plus:月額3,000円 Pro:月額16,800円〜 | Microsoft 365 Personal:月額2,130円/年額21,300円 Microsoft 365 Family:月額2,740円/年額27,400円 Microsoft 365 Premium:月額3,200円/年額32,000円 Officeアプリやストレージなどを含むプラン |
| 法人・チーム向け有料プラン | ChatGPT Business:1ユーザーあたり 標準シート プレミアムシート 2ユーザー以上で利用 | Microsoft 365 Copilot Business:1ユーザーあたり 月間契約:月額3,778円(税別) 年間契約・年払い:月額換算3,148円(税別・通常価格)最大300ユーザー。対象のMicrosoft 365ライセンスが別途必要 |
| 大規模組織向け | ChatGPT Enterprise 個別見積もり | Microsoft 365 Copilot 年間契約・年払い:1ユーザーあたり月額換算4,497円(税別) 対象のMicrosoft 365ライセンスが別途必要 |
※年払いの「月額換算」は、年間契約の料金を月あたりに換算した金額です。月間契約の料金とは異なります。
料金、キャンペーン、利用できる機能、契約条件は変更される場合があります。最新情報は、各サービスの公式サイトでご確認ください。
参照:OpenAI|ChatGPTの料金プラン
参照:Microsoft|Microsoft 365 Copilotの料金プラン
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開発・カスタマイズを支援するCodexとCopilot Studio
OpenAIとMicrosoftは、日常業務で利用する対話型AIに加え、開発やカスタマイズを支援するサービスも提供しています。
Codexはソフトウェアの開発支援、Copilot Studioは業務に合わせたAIエージェントの構築・運用を中心に活用できます。
Codex:コードの作成・修正・テストを支援
Codexは、OpenAIが提供するソフトウェア開発向けのAIコーディングエージェントです。既存のコードや開発プロジェクトの構成を踏まえ、機能の追加、不具合の修正、テスト、コードレビューなどを支援します。
自然言語で開発内容を伝え、必要なファイルの確認やコードの変更、動作検証までを依頼できます。ChatGPTに加え、対応するコードエディターやターミナルからも利用できます。
- 新機能の実装や既存コードの修正
- 不具合の原因調査と修正案の作成
- テストの作成・実行による動作確認
- コードレビューや保守しやすい構成への整理
自社アプリケーションや業務システムの開発作業を効率化したい場合に活用できます。生成・修正されたコードは、要件への適合性やセキュリティ、テスト結果を確認して採用します。
利用できる機能や使用量は、ChatGPTのプランや利用環境によって異なります。
関連記事:「OpenAI Codexとは?できること・料金・使い方・実際の開発事例を徹底解説」
参照:OpenAI|Codex
Microsoft Copilot Studio:業務用AIエージェントを構築・管理
Microsoft Copilot Studioは、自社のデータや業務システムと連携するAIエージェントを構築・管理するための開発基盤です。自然言語や画面上の操作を使い、エージェントへの指示、参照する情報、実行する処理などを設定できます。
Microsoft 365 Copilotの拡張に加え、TeamsやWebサイトなどで利用するエージェントの構築にも活用できます。
- 社内資料を参照して回答する問い合わせ対応エージェントの作成
- 外部サービスや業務システムとの接続
- 情報の検索や登録など、複数工程の業務処理の設定
- エージェントの公開、利用状況の分析、継続的な改善
社内問い合わせ対応や定型業務の自動化など、業務に合わせたAIエージェントを運用したい場合に活用できます。参照できるデータや実行できる操作を設定し、業務上必要な権限と確認手順を整えます。
利用できる範囲や追加料金は、Microsoft 365 Copilotの契約、エージェントの公開先、実行内容などによって異なります。
関連記事:「Microsoft Copilot Studioとは?特徴・機能・できること・料金・使い方・活用例を徹底解説!」
参照:Microsoft|Microsoft Copilot Studio
ChatGPTとMicrosoft Copilotはどちらを選ぶ?
選定では、任せたい業務と、日常的に使っているアプリ・データの保管場所を確認することが重要です。
ChatGPTを検討しやすいケース
文章作成、調査、データ分析、コーディングなど、複数の用途を一つの対話環境で進めたい場合はChatGPTが候補になります。
対応するプランでは、指示や参考資料を設定したカスタムGPTを作成し、社内文書の作成などに活用できます。自社のWebサイトや業務システムにAI機能を組み込む場合は、OpenAI APIなどを利用して開発します。
実際の業務資料を使い、必要な成果物を作成できるか、どれくらい修正が必要かを確認して選びましょう。
関連記事:「OpenAI APIとは?提供モデル・使い方・料金・実際の活用方法例も徹底解説」
Microsoft Copilotを検討しやすいケース
Microsoft 365を日常的に利用しており、メール、会議、文書などを業務の中で活用したい場合は、法人向けCopilotが候補になります。
ただし、契約によって使える機能や参照できるデータの範囲が異なります。既存のMicrosoft 365環境で利用できる機能と、追加契約が必要な機能を整理して判断しましょう。
ChatGPTとMicrosoft Copilotに共通する注意点
回答の正確性は利用者側でも確認する
どちらのサービスも、誤った数値や解釈、実在しない情報を生成する可能性があります。顧客向けの回答や公開資料に使用する場合は、出典や原資料と照合し、内容を確認する必要があります。
データ保護はサービス名ではなく契約・設定で確認する
ChatGPT Business・Enterpriseでは、業務データはデフォルトでモデルの学習に使用されません。対象となる職場・学校アカウントで利用するCopilot Chatにも、入力と回答を基盤モデルの学習に使用しない保護が適用されます。
個人向けサービスと法人向けサービスを同じ条件で扱わず、データの学習利用、保存、共有、アクセス管理を確認することが重要です。
業務データの整理と権限管理が必要
AIを導入するだけで、社内情報を適切に検索・活用できるようになるわけではありません。参照する資料の更新、アクセス権限、共有範囲を整備し、利用者が必要な情報に適切にアクセスできる状態を保ちます。
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ChatGPTとMicrosoft Copilotの業務活用例
ChatGPTとMicrosoft Copilotは、情報収集や文章作成など、さまざまな業務を支援します。以下は活用例であり、利用する機能や接続先に応じた契約・設定が必要です。
| 業務 | 活用例 | 選定・運用の確認点 |
|---|---|---|
| 情報収集・調査 | 競合情報の整理、市場動向の調査、複数資料の要約 | 出典を確認できるか、調査対象や期間を指定できるか |
| 文書・コンテンツ作成 | 提案書、メール、商品説明、社内報の下書き | 既存資料を参照できるか、必要な形式に仕上げられるか |
| 会議・社内情報の整理 | 議事録の要約、決定事項や対応事項の抽出 | 会議・メール・文書へのアクセス範囲と利用権限 |
| データ分析 | 売上データの集計、傾向の整理、グラフ作成 | ファイル形式、処理できる量、計算結果の正確性 |
| カスタマーサポート | 担当者向けの回答案作成、問い合わせの分類、FAQの整備 | 製品情報の更新、回答の確認、機密情報の扱い |
| 教育・研修 | 教材の下書き、理解度確認の問題作成、対話型の学習支援 | 対象者に合う説明か、内容に誤りがないか |
顧客が直接利用するWebサイト上のチャットボットを提供する場合は、APIやCopilot Studioなどを使った別途の構築が必要です。従業員がChatGPTやCopilotで回答案を作る運用と、顧客への自動応答を行う仕組みは分けて検討します。
Microsoft CopilotとChatGPTについてよくある質問まとめ
- ChatGPTとMicrosoft Copilotの主な違いは何ですか?
どちらも文章作成、情報収集、資料の分析などに対応していますが、利用できるモデルや機能、業務データとの連携方法が異なります。
ChatGPTではプラグインを通じて外部サービスを活用でき、法人向けMicrosoft 365 Copilotではメール・会議・文書の参照や、Word・Excel・PowerPointなどのアプリ内での作業を支援します。
- ChatGPTとMicrosoft Copilotは無料で使えますか?
どちらにも個人向けの無料サービスがあります。ただし、利用できる機能や使用量に制限があります。
法人向けでは、組織のデータとの連携や管理機能によって必要な契約が異なるため、無料で試せる範囲と業務導入に必要な料金を分けて確認することが重要です。
- 企業で導入するならChatGPTとMicrosoft Copilotのどちらがよいですか?
任せたい業務と、普段利用しているアプリ・データの保管場所に応じて選びます。
複数の用途や外部サービスを対話環境で活用したい場合はChatGPT、Microsoft 365のメール・会議・文書を日常業務の中で活用したい場合は法人向けCopilotが候補になります。
同じ業務資料で成果物の正確性、修正の手間、処理時間を比較すると判断しやすくなります。
まとめ
ChatGPTとMicrosoft Copilotは、どちらも情報収集、文章作成、資料の分析などに活用できる生成AIサービスです。選定では、任せたい業務、必要な機能、業務データとの連携、料金、データ保護の条件を比較することが重要です。
Microsoft 365を中心とした業務環境で利用する場合は法人向けCopilotを、幅広い作業を対話形式で進める場合はChatGPTを候補に含め、実際の業務資料で使い勝手と成果物の品質を確認しましょう。
また、従業員向けのサービス導入と、顧客向けチャットボットなどの独自開発は分けて検討します。自社の目的に応じて、カスタムGPT、Copilot Studio、APIなどの活用方法を選ぶことが大切です。

AI Market 運営、BizTech株式会社 代表取締役|2021年にサービス提供を開始したAI Marketのコンサルタントとしても、お客様に寄り添いながら、現場のお客様の課題ヒアリングや企業のご紹介を5年以上実施しています。これまでにLLM・RAGを始め、画像認識、データ分析等、1,000件を超える様々なAI導入相談に対応し、参加累計8,000人を超えるAIイベントを主催。AIシステム開発PM歴8年以上。AI Marketの記事では、AIに関する情報をわかりやすくお伝えしています。(JDLA GENERAL 資格保有)
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