インフラ・太陽光発電施設の外観検査システム開発厳選9社!ドローン・ロボットによる点検導入方法【2024年最新版】
最終更新日:2024年11月09日
道路・橋梁・高鉄塔・大規模プラントなどの社会インフラ、太陽光施設などの大型構造物は機能維持のために点検・メンテナンスが欠かせません。
現在ある多くの社会インフラは高度成長時代に一斉に建築されているので、建設から50年以上経つ老朽化した道路、トンネル、架橋などが増え続けています。そのため、現状では外壁のひび割れ、錆の発生等のインフラ点検が全く追い付いていないのが現状です。また、点検のための特殊な技術や経験を持つ人材の後継者不足も深刻になっています。
そこで、多くの企業や行政がドローンやロボットによるインフラや太陽光施設などの外観検査自動化を導入しています。しかし、AIによるインフラや大型構造物の外観検査システム開発を委託したり外注したりする上で、以下のように悩んでいる企業も多いのではないでしょうか?
- 開発会社ごとの特徴の違いがわからない
- 費用感が見えない
- そもそも専門的なAI用語がよくわからない
- 比較や選定がうまく進まない
ディープラーニング検定資格を有するAI Marketのプロのコンサルタントが1社1社の特徴や実績を知るためにWebサイトの調査やインタビュー等を行い、大規模インフラや太陽光施設の外観検査に強いおすすめのAI開発会社を厳選しました。
製造工程における部品等の外観検査でAIシステム開発に強い開発会社を探している場合は、こちらの「AIによる外観検査導入完全ガイド!プロ厳選システム開発会社」をご参考ください。
半導体・基板などの製造業の外観検査でAIシステム開発に強い開発会社を探している場合はこちらをご参考ください。
また、AI Marketでは
目次
なぜインフラ・太陽光発電施設の外観検査にドローン・ロボットが必要?
大規模な社会インフラ、太陽光施設ソーラーパネルなどの人間による目視検査が困難な構造物において、ドローンやロボットによる検査・点検・メンテナンスが導入されています。国土交通省及び経済産業省は、2013年に「次世代社会インフラ用ロボット開発・導入重点分野」を策定しました。社会インフラの維持管理及び災害対応に関して、「点検ロボット」及び「災害調査ロボット」、「応急復旧ロボット」の技術開発・導入を推進するためです。
また、2014年には国土交通省によって、高さ2m以上の橋、トンネルなどのインフラについて5年に1度の近接目視による定期点検を基本とする要領がまとめられました。
SDGsでますます導入が促進されている太陽光発電システムは太陽光パネル、パワーコンディショナー、接続箱、分電盤、架台やケーブル類など精密な装置や部品を組み合わせて成り立っています。太陽光発電システムが広まり始めた頃は、「太陽光発電はメンテナンスフリー」と間違って認識された時期もありました。
しかし、風雨や紫外線にさらされる屋外に設置する部分も多く、サビや亀裂、破損といった損傷や、ホットスポットと呼ばれる、太陽光パネルに落ち葉や鳥のフンなどが付着してしまうことで発電効率が落ちてしまっている箇所などの適切なメンテナンスが欠かせません。ホットスポットが発生すると、発電効率の低下だけでなく、火災の発生リスクも上がります。そのため、2017年に施行された経済産業省の改正FIT法(固定価格買取制度)では保守点検の義務化が盛り込まれています。目視が難しい部分ではドローンによる外観検査が積極的に導入されています。
インフラや太陽光施設の点検・検査にドローンを使用するメリットは以下です。
- 足場組みや人員のコストを抑えられる
- 従来より検査可能範囲が広がり精度が向上する
- 高所や危険個所でも点検でき安全性が向上する
人員、予算不足による問題があるので目視による外観検査は困難です。そこで一部の検査にドローンやロボットの導入によるインフラ点検が注目されています。
AI搭載のドローンとは?
AI搭載のドローンとはその名の通りAIを利用して、自律飛行や画像認識・解析に必要な機能が装備されている新しいドローンです。
AIとドローンは相性が良く、AIの機械学習能力とドローンの探索能力を取り合わせてひとまとまりにすることで、AI非搭載ドローンでは不可能であったことを可能にしてきました。
例えば、AI非搭載のドローンではカメラで撮影した画像ファイルを表示することしかできませんでした。しかし、AI搭載のドローンでは、画像を即時解析し、取得した画像情報から取り巻く周囲の状態を知り、適切に情報を処理できます。地域の地図を作ること・対象となるものの後を追うこと・画像解析結果を参考にして最適な判断を行うことなど、入力とほぼ同時に処理が行えるようになったのです。
AI搭載ドローンでできること
AIを搭載したドローンでできること(AI非搭載ドローンにはできないこと)は以下です。
自律航行
AI搭載のドローンはカメラから伝えられるデータに基づいて周辺状況を理解し、自動で空中を飛ぶことが可能です。
自律飛行するために、前方の物体を即座に認識して自律的に衝突を回避したり、複雑な周囲の状態を認識して飛行経路を自ら新たにつくり出しています。
画像認識・解析
AIが組み込まれたことにより、カメラやセンサーで入手して伝えられる内容を即座に解析できるようになりました。
ドローンは高い場所や災害現場など、生命や身体の損害、事故・災害などが生じる可能性のある場所で空中から撮影すること活用可能です。例えば、鉄塔や災害現場などの場所でドローンによって撮影された画像データを元に、建造物の劣化状況を確認したり、災害時の破損状況を確認することなどが可能になります。
当然ながら三次元で表される空間の認識は、AIで処理が実行される速度にも大きく依存するために制約を受けてしまいますが、今後急激に進歩して、よりすぐれたものになることが期待されています。
インフラ・太陽光施設の点検・検査AIシステム開発会社選定方法
インフラ・太陽光施設の点検・検査・メンテナンスでAIシステムの開発を外注する上で、押さえておきたいポイントについて紹介します。
現状の業務状況を可視化する
業務が現状どのような状態なのか、現状の整理と明確化を行いましょう。例えば、現在専門スタッフを2人/日かけて延長50mの点検業務を行っている、といった形です。
以下のような詳細情報も整理するとよいでしょう。
- 検査項目は何か
- 検査エリアは高所、または危険エリアか
- 現在の検査はどのように行っているのか(目視検査か画像検査か、抜き取り検査か全数検査か等)
- 不良個所が発生された場合に必要な処置は何か
現状を具体化することで、開発会社との連携もスムーズに進めることができるようになります。
目的や課題を明確にする
AIの開発を行いたい、という自社の開発目的や課題を明確にしましょう。開発会社に相談する際に目的や課題が明確でないと、開発会社も見積もりの提示に苦労してしまいます。
例えば、現在専門スタッフを2人/日かけて延長50mの点検業務を行っているが、これを一般スタッフ1人で同量を点検できる状態にしたい、といった形です。
もちろん、目的や課題も含めて開発会社に相談することも可能です。しかし、開発会社への相談時から目的や課題が明確になっているとよりスムーズでしょう。
インフラ・太陽光発電の検査でAIシステム開発実績・ノウハウがある会社を探す
目的や課題が明確になったら、画像分析やAIドローン、ロボット、外観検査など関連分野でのAIシステム開発の実績やノウハウがある開発会社に相談を行いましょう。特に、自社の事業分野に近いカテゴリーで開発経験がある開発会社を選ぶのが重要です。
インフラや太陽光設備などで実績が豊富なAIシステム開発実績やノウハウがある会社に相談することで、実現可能性や業務設計の判断などもスムーズに進みます。
AI Marketにお気軽にご相談ください
選び方がわかって、実際に各社のWEBサイトを見ても、どのようなコスト感なのか、どうやって相談してよいかわからない、というケースもあるかと思います。
また、WEBサイトには掲載していないものの、実は多くの実績を保有している会社が多く存在します。
AI Marketでは
インフラ・太陽光施設の点検・検査に強いAIシステム開発会社おすすめ9選
株式会社AVILEN
株式会社AVILENは、建設業に特化したAI開発・共同サービス開発支援実績があります。建設業は人手不足、従業員の高齢化、安全優先による作業低効率が課題として挙げられます。AIを導入することで、整備箇所の判断や、危険な作業をAIやロボットで肩代わり、全体の効率化が可能となります。ベテラン技術者だけが行えた技術の可視化により、作業の自動化、継承が可能です。
株式会社AVILENの強みは、日本でも有数の技術系大学東京工業大学や東京大学工学部出身のメンバーを含め、数多くのAIエンジニア、データサイエンティストを抱えていることです。顧客の相談に合わせて、最適なメンバーでお客様の課題解決に向けてサービスを提供できます。「最新のテクノロジーを、多くの人へ」というビジョンの元、建設業のほかにも、金融業や製造業でもAI人材育成、AI受託開発、AI資格対策講座やAIメディアの提供など、AIに関するサービスを広く提供しています。
AI開発におけるサービス提供領域も幅広く、画像処理エンジンである「HAWK」、自然言語処理エンジンである「PARROT」、最適化エンジンである「FALCON」などの独自エンジンを提供する他、エッジAIを活用した外観検査や最適化、需要予測など、あらゆる領域でのAI開発が可能です。
株式会社AVILENは2018年に設立され、東京都中央区に本社を構えています。人材育成サービスも提供していることから、お客様内部でのAIノウハウを高めたい場合なども、開発を通して内製化支援を行うことなども可能です。
AI Marketおすすめポイント
・豊富なAIエンジニア・データサイエンティストリソースを保有
・建設・金融・製造など幅広い領域のAI開発に対応
・内製化支援も可能
株式会社AVILENの概要
住所 | 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3 秋葉原ファーストスクエア9階 |
設立 | 2018年8月 |
事業内容 | ディープラーニングに関連するツールの開発・販売 AIシステムの受託開発・導入コンサルティング AI人材育成サービスの開発・販売 |
公開実績 | 株式会社経営承継支援へのレコメンドAIの提供 三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJトラストシステム株式会社との業務提携契約締結 等 |
領域 | 画像処理 自然言語処理 最適化 需要予測 エッジAI 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社スマートモア
株式会社スマートモアは、自動車・エレクトロニクス・半導体・光学分野を中心に様々な産業での工場DXを支援しています。外観検査はPoC(概念実証)からハードウェアの自社開発まで対応可能です。世界をリードする自動車および航空宇宙部品のサプライヤーをクライアントに持ち、スマートファクトリーの無人検査を目指しています。現場への導入/運用まで見据え、現場視察から、ヒアリング、目標設定、計画、導入、運用まで一気通貫で工場のスマート化をサポートしてくれます。
自社開発の産業ソリューション構築ツールSMore ViMoは完全ノーコードで、簡単・短期間で高品質な外観検査用の画像学習が可能です。外観検査だけにとどまらず、材料の追跡、欠陥の特定、製品の数量のカウント、マルチクラスの外観の欠陥の検出など、生産ライン全体の複雑なシナリオのデータ学習を実施します。
株式会社スマートモアではアルゴリズムだけでなくメカトロニクスや光学などの研究開発を行っているため、困難な検査要件でも柔軟に対応可能です。レンズ・カメラから外観検査一体型装置まで、200種類以上の豊富なハードウェアを自社開発しています。大きな投資のかかるPoCの前段階として行う簡易PoCは、低価格かつ最短納期10日で1000件以上行ってきた実績があります。
株式会社スマートモアは2020年に設立され、東京都千代田区に本社を持っています。「生産効率2倍、人による危険作業の撲滅、工場のスマート化10倍」をミッションに掲げ、自動化技術やアルゴリズムの知見、マシンビジョンを活用して幅広い産業のスマート化に取り組んでいます。
AI Marketおすすめポイント
・自動車・エレクトロニクス・半導体・光学分野を中心に様々な産業での工場DX支援
・最短10稼働日でのプレPoC
・ハードウェアも自社開発
株式会社スマートモアの概要
住所 | 〒102-0074 東京都千代田区九段南2-3-10 BC PLAZA 5F |
設立 | 2020年10月 |
事業内容 | 画像高精細化サービス、製造工場の自動化支援 |
公開実績 | 未公開 |
AI Marketでは
株式会社アラヤ
株式会社アラヤは、領域においては、画像認識技術の強みを活かして、顧客のニーズや業務課題に合わせて最適な外観検査ソリューションの提案や提供を行っています。自律飛行ドローンの開発を行っており、端末側でデータを処理するエッジAIが強みです。ドローンに搭載されたカメラからの画像情報をもとに、ドローンが自律的に飛行する技術を活用して、点検や在庫管理など、従来人が行っていた作業の大幅な効率アップ・短時間・低コストが可能になります。
物流やインフラ点検などにおいて、人手不足や作業の安全確保がいっそう求められています。例えば、送電線の点検では、ドローンをたわんだ送電線と一定間隔を保つように飛行させ、送電線の画像/映像を適切な解像度で撮影します。ほかにも、工場内の配管や倉庫内の棚卸にドローンを活用可能です。
株式会社アラヤは製造業などの製品や部品の外観検査向けパッケージソフト「InspectAI」を提供しています。InspectAIは、検査対象物を撮影した画像から、正常か異常かをAIが学習して判定します。PCにインストールするだけで利用可能で、1〜2時間程度の短時間の学習だけで運用開始可能です。異常品の画像データはいらないため、モデル構築に必要な学習データの準備作成の手間もかかりません。
株式会社アラヤは2013年に設立され、AI開発では画像認識、建設・産業機械の自動化、空調最適化、脳・神経科学のデータ解析などの技術に強みがあります。本社は東京都港区にあり「人類の未来を圧倒的に面白く!」というミッションのもとで、AIのアルゴリズムやプロダクト開発を手掛けており、ディープラーニング、エッジAI、自律AIなど複数のAI事業を行っています。
AI Marketおすすめポイント
・高い画像認識のAIの技術力を持った専門家が集まっている
・業界の業務課題に合わせて、AIモデルを構築するなどのソリューション提供
・外観検査用の専用パッケージソフトウェアを開発
株式会社アラヤの概要
住所 | 〒107-6024 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル24階 |
設立 | 2013年12月 |
事業内容 | AIアルゴリズム・プロダクト開発(ディープラーニング事業・エッジAI事業・自律AI事業) |
公開実績 | ・大型輸送機械の部品点検 ・精密機器用部品の製造段階における欠陥分類 ・消耗品製造における原材料の品質検査 等 |
AI Marketでは
データセクション株式会社
データセクション株式会社は外観検査領域において、ドローンとAIを組み合わせた太陽光パネルの点検サービスを手掛け、不具合を素早く判定できるシステムパッケージ「SOLAR CHECK(ソーラーチェック)」を提供しています。独自開発のプラットフォーム「MLFlow」を活用し、大量の画像や映像を即時に検査して処理する技術を利用して太陽光パネルの点検向けに特化したアルゴリズムです。
ドローンは人手の及びにくい建造物の点検などへの導入が期待されていますが、これまではドローンの「操縦」や撮影された「映像の確認作業」が人力で行われてきました。SOLAR CHECKは操縦から点検レポート出力までの一連のオペレーションを完全自動化しています。運用を続けるほど賢くなって検出の精度もあがっていき、ドローンで撮影した大量の画像・映像データを解析し、太陽光パネル設備の異常を自動検知し、レポートとして出力も可能です。
SOLAR CHECKは、株式会社ブイキューブロボティクスと業務提携を結んで始めた、「警備・点検業務の完全自動化」事業化の一環です。AIとドローンによって、より容易に点検作業を行うことができます。点検実施回数を増やすことができるので、火災発生のリスク低減・発電効率の最大化のメリットを得られます。これからは、SOLAR CHECKのアルゴリズムを生かして、以下の分野でのAI活用が検討されています。
- 鉄塔やトンネルの点検
- コンクリートの点検
- 動物による農作物被害の監視
- 断崖絶壁の建造物の調査
データセクション株式会社は2000年に設立され、東京都品川区に本社を構えています。「Change the Frame テクノロジーで実社会に変革をもたらし、新しい暮らしをつくりあげる。」というミッションのもとで、ソーシャルメディア分析、リテールマーケティング、AI・システム開発などの事業を手掛けています。
AI開発においては、自然言語処理技術、ビッグデータ収集・分析、画像解析技術を駆使して、様々な分野での課題解決のためのAIサービスの提供をしています。
AI Marketおすすめポイント
・画像データを即時に処理する技術に強い
・点検システムに応用した独自アルゴリズムの開発
・画像データから解析した異常の自動検知やレポート出力機能
データセクション株式会社の概要
住所 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田1丁目3番8号 五反田PLACE 8階 |
設立 | 2000年7月 |
事業内容 | ソーシャルメディア分析 リテールマーケティング AI・システム開発 |
公開実績 | 太陽光発電施設点検パッケージの提供 投稿画像チェック 紙媒体資料のデータ変換 等 |
AI Marketでは
株式会社イクシス
株式会社イクシスは、外観検査領域においてインフラ点検ロボの開発などを手掛けています。老朽したインフラが全国各地に増えていますが、点検のために必要な人手は不足してきていることから、インフラ点検ロボの需要は高まっています。例えば、株式会社イクシスの高速版床面ひび割れ検知ロボットFloor Doctorは、大規模物流倉庫コンクリート床面や道路橋コンクリート床版等での全面ひび割れ検知システムです。大規模物流倉庫等の引渡し前完成検査におけるコンクリート床面のひび割れ全面検査を、誰もが簡単な操作で行えます。Ver.3では1グリッド(約10mx10m)あたりの撮影時間15分を実現させています。
株式会社イクシスの開発したワイヤ吊り下げ型目視点検ロボットRope Strollerは、橋梁の床版点検やプラントの煙突、タンクなどの点検、ダムの表面コンクリート点検、ビルの壁面点検など幅広い分野のインフラ点検を、専門オペレータなしで施行できます。
イクシスは1998年に設立され、神奈川県川崎市に本社を構える企業です。
ミッションは、「ロボット×テクノロジーで社会を守る」で、インフラ向けロボットの開発・販売、AIデバイスやソフトウェアの開発・販売・運用、取得データ解析サービスの提供など複数の事業を手掛けています。
ロボット、AI、業界知見のイクシスの持つ3つの強みを融合させることにより、データの取得から記録、解析、処理までを備えた最適なシステムが提供可能で、設計から、部品調達、開発、検査、現地試験、運用までをワンストップで対応しています。合わせて点検データAI解析サービスも提供しており、ロボットによるデータの取得、データ整理、損傷箇所の抽出・マップ作成、調書出力などが利用可能です。
AI Marketおすすめポイント
・AI、ロボット、業界知見の3つの強みを融合させることによる相乗効果の大きさ
・人手不足に備え、インフラ点検ロボットの開発に力を入れている
・インフラ点検ロボの提供から取得データの解析までのワンストップサービスを提供
株式会社イクシスの概要
住所 | 〒212-0032 神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 かわさき新産業創造センター(AIRBIC)内 |
設立 | 1998年6月 |
事業内容 | ・インフラ向けロボット及び特殊環境対応型ロボット等の開発、販売 ・AI、IoT、ICT機器及びソフトウェアの開発、販売及び運用 ・取得データ解析サービスの提供 |
公開実績 | ・車両や移動体からの撮影動画から損傷を検知 ・建物・構造物からひび割れ箇所の抽出 等 |
AI Marketでは
株式会社Ridge-i
株式会社Ridge-iは高い画像認識技術を持っており、ごみ焼却場において運転員の目を代替し、安定的な燃焼効率を実現するため、ごみ質やごみの撹拌状況の自動識別を行うAIを開発しています。ごみピット内の多種多様なごみをカメラで捉え、ディープラーニングによって撹拌状況などを識別してクレーンを自動運転するシステムです。また、水処理施設や廃棄物処理施設では、一見区別がつかない液体などの異常判定をAIで行い、映像データから異常状態の自動検知が可能です。今まで熟練の作業者による常時目視が必要だった作業を自動で行うことができるようになりました。判断基準を標準化および定量化することも可能です。常時監視業務の自動化により業務効率化が可能となり、より高度な研究や開発業務等に人員を配置することが可能となります。
株式会社Ridge-iでは、製造業などで多く活用されている部品などのへこみ、傷、汚れ等をAIの画像認識技術を活用して識別することを可能とする外観検査などの開発もおこなっています。
2016年に設立され、東京都千代田区に本社があります。「先端技術と従来技術を組み合わせた最適なソリューションを構想・実現」という考え方の元、システム開発領域におけるコンサルティングや受託開発、SDGs領域でのAI活用や大手企業との共同事業など、複数の事業展開を行っています。
AI開発においては、最先端のAI技術と既存の技術、また人の手による運用を融合させ、企業の課題解決を実現する開発サービスを提供しています。そのため、活用するAI技術においては、課題や目的に応じて、必要な精度、処理速度、そして運用における冗長性など、それぞれのバランスの最適解を検討し、適切なAI開発を行っています。
また、AI開発を行う前のコンサルティングサービスから提供しており、実際にAIを活用すべきかそうでないのか、などを含めて相談することが可能で、実際にAIを活用する場合においてのみ、PoCなどの実際のモデル開発に進んでいきます。
AI Marketおすすめポイント
・大手企業との共同事業多数実施
・先端技術と従来技術を最適に融合
・継続的にR&Dを実施
株式会社Ridge-iの概要
住所 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル438 |
設立 | 2016年7月 |
事業内容 | コンサル/開発サービス 共同事業 AI for SDGs 環境・社会活動プラットフォーム |
公開実績 | NHKアート/白黒画像のカラー化 荏原環境プラント/ごみ焼却工場でのごみ種別認識 リコー/画像解析AI・外観検査AI ドローン空撮画像を活用したごみの面積・種別・分布解析 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
ReVision株式会社
ReVision株式会社のドローンAI事業では、トンネルや橋、道路といったインフラ設備の点検業務を、ドローン活用で効率化することを可能とするサービスを提供しています。群馬県藤岡市および埼玉県児玉郡神川町ではダムの壁面をドローンで点検した実績があります。今まではクレーンやはしごを使って人の力で調査をするしかなく、事故のリスクも高く、コストも時間もかかっていました。ドローンが導入されたことで手軽にダムや橋梁の壁面調査ができます。
京都市の工場では、スレート屋根の不具合や割れている箇所をドローンで撮影して確認した実績があります。屋根点検は人件費や時間が多くかかるうえ、リスクの高い分野です。ドローンにより、簡単に点検を行えるようになりました。
経済産業省から、ドローンとAIを活用したインフラ点検調査システム開発の委嘱を受けて、全国の70万の橋梁、1万のトンネルに対する「5年に一度の近接目視点検の義務化」の実施を目指しています。そのほか、革新的ものづくりを行っている事業のみが採択される、中小企業庁の「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」に採択されています。
ReVision株式会社は2015年に設立され、東京都の渋谷に本社を構え、大阪、名古屋にもオフィスを展開しています。同社は、ドローン事業開発会社であり、ドローン空撮事業、ドローンメディア運営事業、ドローンAI事業、そしてドローンプロモーション事業と、ドローン周辺領域の事業を幅広く展開しています。
AI Marketおすすめポイント
・ドローン事業に特化
・ドローンを活用したインフラのAI点検を実現
・経済産業省からの開発委嘱
ReVision株式会社の概要
住所 | ・本社: 〒150-0011 東京都渋谷区東1-11-14 セント・アイヴス渋谷1C ・関西オフィス: 〒553-0006 大阪府大阪市福島区吉野2-11-20-435 ・中部オフィス: 〒460-0007 愛知県名古屋市中区新栄2-41-7-426 |
設立 | 2015年11月 |
事業内容 | ○ドローン事業 -ドローン空撮・点検・測量 -ドローンWEBメディア運営 -ドローンAI開発 -ドローンプロモーション ○通信回線事業 |
公開実績 | 経済産業省/AI×ドローンのインフラ点検調査システム開発 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社グリッド
株式会社グリッドは、AIで道路点検・渋滞予測・橋梁の損傷個所の点検や大規模インフラの稼働を自動化するシステムを開発しています。AIの自動化によって複雑で膨大な業務量負荷を削減でき、効率的なインフラ運用が可能です。点検現場で損傷個所の判定結果を確認することができ、調査から解析までを一貫して現場で行えます。
株式会社グリッドでは、需要に対して過不足なく電気を生み出す「発電」と電力をロスなく送り届ける「送配電」や、エネルギーや化学製品を製造する大規模プラントの稼働をAIで最適化するシステムも開発しています。これらの扱うデータは複雑で、難易度が高いものとなりがちであるために、それぞれの分野におけるスペシャリストがともに真摯に課題に取り組んでいけるところが株式会社グリッドの強みです。
株式会社グリッドは2009年に設立され、本社は東京都港区にあります。太陽光発電事業の展開を皮切りとして、これまで様々なインフラ業界でのAI技術の活用に取り組んできました。これからも社会インフラにおける課題をテクノロジーで解決していくことを目指しています。「インフラ+LIFE+イノベーション」を会社のフィロソフィーとして掲げ、「テクノロジーによってイノベーションを起こしよりよい社会をつくりたい」という想いで活動をしています。
AIプラットフォーム「ReNom」は、株式会社グリッドが独自開発したフレームワークです。誰でも簡単に活用できるデータ解析に有用な機能をWebアプリケーションで提供します。高度なアルゴリズムを簡単に自由に組み合わせて使用可能なため、因果関係の分析、物体検出、時系列データの解析などが行なえます。
製造業での領域でのAI活用においては、ビッグデータ解析サービスによる需要予測や生産管理、操業計画業務の最適化のソリューションを提供しています。
AI Marketおすすめポイント
・様々なインフラ課題をAI技術の活用で解決してきた豊富な実績
・独自開発のAIプラットフォームでデータ解析が手軽に行える
・最適化ソリューションで複雑なビッグデータも解析可能
株式会社グリッドの概要
住所 | 〒107-0061 東京都港区北⻘山3-11-7 Aoビル6F |
設立 | 2009年10月 |
事業内容 | 人工知能を用いたコンピュータシステムの開発・販売・コンサルティング業務 アプリケーション及びコンピュータシステムの開発・販売・コンサルティング業務 都市インフラソリューションのシステム開発・製造・販売・コンサルティング業務 太陽光発電システムの保守 |
公開実績 | 出光興産株式会社/配船計画最適化の実証実験 等 |
AI Marketでは
ニューラルポケット株式会社
ニューラルポケット株式会社が運営する「デジパーク」では、駐車場満空の把握、車両のナンバープレート解析、サイネージを活用した安全監視誘導サービスを提供します。駐車場運営者、物流施設、商業施設・観光施設、高速道路のSA・PA、公共駐車場で活用されています。カメラ1台で最大100台分の駐車エリアを管理することができ、リアルタイムでの満空情報表示により、空車室への誘導を最適化可能です。業務を効率化し、駐車場利用者の満足度を向上できるでしょう。
ニューラルポケット株式会社は画像や動画の物体検知、空間認識、種別分類や動態解析、表情解析などの多様なAI技術を独自に開発し、保有していることが強みです。また、AI解析によって得られたビッグデータを、専用のプログラムで解析し、空間情報、人の属性情報などを定量化、可視化することで、新規サービス構築に活用できるサービスの提供を行っています。
製造業においての活用事例は、スマートインフラとして、AIカメラ解析による導線解析、作業者見守りサービス、ドローンを活用したインフラ点検支援などがあります。
最新技術のIoTデバイスを活用して現場を円滑にするためのデジタル化支援をしています。デバイス側でAIがデータの処理をするエッジAIの開発を手掛けています。
東京都千代田区に本社があり、2018年に創立されました。「世界を便利に、人々を幸せに」を企業のミッションとして、AIによる画像解析サービスの提供をしています。
AI Marketおすすめポイント
・独自での画像認識の多様な技術の開発と保有
・駐車場の満空把握
・エッジAIによる解析で、通信量・コストを抑え、プライバシーも守られる
ニューラルポケット株式会社の概要
住所 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー32階 |
設立 | 2018年1月 |
事業内容 | AI技術を用いたスマートシティ、サイネージ広告、ファッショントレンド解析サービスの提供 |
公開実績 | 仙台市/市街地での人流データ収集プロジェクト 駐車場の満空把握 等 |
AI Marketでは
インフラ・太陽光発電の検査点検でAIを導入する際の注意点
AIによる外観検査を、インフラや太陽光発電設備のメンテナンスで活用するために注意すべきポイントを解説します。
適切なデータが必要
検査画像データが十分なければ、AIは不良品と通常製品の区別がつきません。適切なデータをAIに読み込ませることで、高い精度の外観検査ができるでしょう。AIによる外観検査は導入してすぐに運用できるわけではありません。一定期間学習を行うチューニング期間が必要です。多くの場合、インフラなど大型構造物の点検は頻度がそれほど高くないので、過去データが比較的少ない傾向があります。過去データを使用できない場合は、学習用のデータ取得作業が必要になるかもしれません。
自社に合わせたシステムの選択が必要
システム選びとベンダーの協力は、導入前に確認が必要です。AI外観検査のパッケージシステムには、様々な種類が存在します。インフラや太陽光発電設備は独自性・別個性が高いことが多いので、どこまでパッケージの内容を活用できるか確認しなければなりません。システムによって適したジャンルが存在するため、自社が取扱う製品がシステムに適していない場合は、高い精度は期待できません。
また、自社に最適なシステムを選択した後も、製品に合わせて構築する必要があるため、ベンダーの協力も欠かせないでしょう。
導入コスト
AIによる外観検査を導入する際は以下のコストが発生します。
- PoC(Proof of Concept)
- 機能構築・実装
- カメラ環境
- エッジ端末
開発会社や導入するAI外観検査システム、点検の頻度や点検の内容、求められる精度によって費用は異なります。
エッジ端末の設置可否
インフラや太陽光発電設備、プラントなどでAI外観検査を導入する際は、エッジ端末の設置可否を確認するとよいでしょう。エッジ端末とは、AIを搭載することができ、エッジAIとして判断を下すことができる端末を指します。エッジAIとして活用することで、エッジ側で判定、クラウド側で学習、と分けられるため、効率的に外観検査ができます。
また、エッジAIによって画像識別を実施するファイルをクラウドに送信することなく対応できるため、処理速度も向上します。そのため、効率的に外観検査を実施したい場合は、エッジサーバーの活用有無も考慮すると良いでしょう。
エッジAI開発を行いたいとお考えの方は、エッジAI開発に強いAI開発会社紹介記事をご参考ください。
インフラ・太陽光発電設備の点検・検査に最適なAI開発会社選びを
AIモデルは、適切に活用すれば強力な武器になりますが、適当に進めてしまうと無駄なコストになりかねません。
橋梁や道路などのインフラや大規模プラント、また太陽光発電設備は社会的にも重要であり、短期間であっても休業は許されないでしょう。AIの開発企業選定は絶対に失敗できません。とは言え、AI開発企業の選定に時間やコストをかけることも避けたいのが実情ではないでしょうか?
また、各社のサービスを見ても差別化ポイントがわかりにくかったり、AIの技術用語に追いつけなかったり、そもそもAI開発会社への相談方法がわからなかったりしませんか?
そのような場合は、ぜひAI Marketへご相談ください。
AI Marketでは
AI Market 運営、BizTech株式会社の代表取締役です。2021年にサービス提供を開始したAI Marketのコンサルタントとしても、お客様に寄り添いながら、お客様の課題ヒアリングや企業のご紹介を実施しています。AI Marketの記事では、AIに関する情報をわかりやすくお伝えしています!
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