外観検査に強いプロ厳選AI開発会社10選!日本最大級AIコンシェルジュ厳選【2024年最新版】
最終更新日:2024年11月09日
製造部品の検品業務やインフラ設備の保守点検効率化や作業均質化を目的に、外観検査に使うAI(人工知能)システム開発を検討されている企業が増えています。
目視検査から画像検査に移行するタイミングで、AIの導入まで検討されている企業も多いようです。
しかし、実際に外観検査のAI開発の委託や外注を検討する上で、どんな会社に見積依頼や相談をすべきか悩んでいる企業も多いのではないでしょうか?
最近は画像検査による外観検査を行える開発会社が増えてきました。しかし、外観検査のAIシステムの開発を検討する中で以下のような課題をお持ちの企業もいらっしゃるでしょう。
- 開発会社ごとの特徴の違いがわからない
- 費用感が見えない
- そもそも専門的な用語でよくわからない
- 比較や選定がうまく進まない
ディープラーニング検定資格を有するAI Marketのプロのコンサルタントが1社1社の特徴や実績を知るためにWebサイトの調査やインタビュー等を行い、外観検査に強いおすすめのAI開発会社を厳選しました。
外観検査に限定せず、AIシステム開発に強い開発会社を探している場合はAI開発に強い開発会社厳選記事をご参考ください。
半導体・基板など製造業・工場ラインでの外観検査AIシステム開発に強い開発会社についてはこちらをご覧ください。
インフラ・太陽光発電施設の外観検査のAIシステムおすすめ開発会社についてはこちらの記事で紹介しています。
また、AI Marketでは、外観検査に強いAI開発会社の選定サポートや適切な会社の紹介を行っています。開発会社の選定に迷ったり、依頼方法がわからなかったら、AI Marketの専門のコンサルタントが適切な会社の選定や事前相談を無料でサポートします。いつでもお気軽にご相談ください。
外観検査とは?
外観検査(visual inspection)は、製品部品の外観をチェックし、品質の維持・向上を実施することを指します。製造現場において、業界・製品を問わず実施されます。
外観検査を実施する目的は以下2点です。
- 品質の保証
- 品質の維持・向上
例えば、食品パッケージに異物がついていないか、本来の色から変色していないかなどが外観検査として挙げられるでしょう。
従来は目視で製品の外観を確認し、問題ないか把握していました。しかし、最近は画像検査への移行が進み、さらにはAIによる外観検査で業務効率化進んでいる領域です。
外観検査の種類
外観検査は状況に合わせて、様々な種類の方法を実施します。大きく分けて以下4つの種類が存在します。
- インライン検査
生産ラインに外観検査を組み込んでチェックする。比較的検査スピードが高い。 - 抜き取り検査
生産ラインから外れた場所で外観検査を実施する。必要に応じて重点的に外観検査を行える。 - オフライン検査
一部の製品だけを検査する。ネジなどの細かい部品に関して用いられる。 - 全数検査
対象の製品全てに外観検査を実施する。不良品発生率を大幅に減少させられる。
AIを活用して外観検査を実施する3つのメリット
これまでは目視で実施されることの多かった外観検査ですが、AIを活用することで得られる3つのメリットを解説します。
- 生産性の向上
人の目よりも早くチェックを完了させられます - クオリティの高い安定した検査が可能
人間の目では見逃してしまいそうな部分も発見可能です。ただし、常に100%の精度を出せるわけではありません。 - 人的ミスの防止
人につきものの体調や集中力が切れる心配が必要ありません
外観検査のAIシステム開発会社選定ステップ
まずは、AI開発を外注する上で、押さえておきたいポイントについて紹介します。
現状の業務状況を可視化する
業務が現状どのような状態でか、現状の整理と明確化を行いましょう。
例えば、現在毎日2人かけて1,000個の検品業務を行っている、といった形です。
以下のような詳細情報も整理するとよいでしょう。
- 生産ラインが何本あるのか
- 検査項目は何か
- 現在の検査はどのように行っているのか
目視検査か画像検査か - 現状の不良率は何%か
現状を具体化することで、開発会社との連携もスムーズに進めることができるようになります。
目的や課題を明確にする
AIの開発を行いたい、という自社の開発目的や課題を明確にしましょう。開発会社に相談する際に目的や課題が明確でないと、開発会社も見積もりの提示に苦労してしまいます。
外観検査の場合では、以下のような目的や課題を設定できるでしょう。
- 工場で製造したネジやボルトの欠け、バリ、寸法ズレの自動検出による業務効率化
- 食品パッケージの汚れ、破損の自動検出による業務効率化
- 食品の賞味期限の印字ミスの自動検出による業務効率化
- 食品や医薬品に紛れ込んだ髪やゴミなど異物の混入自動検知による品質の向上
例えば、現在毎日2人かけて1,000個の検品業務を行っているが、これを1人で行える状態にしたい、といった形です。
もちろん、目的や課題も含めて開発会社に相談することも可能です。しかし、開発会社への相談時から目的や課題が明確になっているとよりスムーズでしょう。
外観検査のAIシステム開発の実績・ノウハウがある会社を探す
目的や課題が明確になったら、外観検査のAIシステム開発の実績やノウハウがある開発会社に相談を行いましょう。AIで実現できる領域には、画像認識・生成、音声認識・合成、自然言語処理、予測、最適化など多くの領域があります。
そのため、外観検査のAIシステム開発の実績やノウハウがある会社に相談することで、実現可能性や業務設計の判断などもスムーズに進みます。
AI Marketにお気軽にご相談ください
選び方がわかって、実際に各社のWEBサイトを見ても、どのようなコスト感なのか、どうやって相談してよいかわからない、というケースもあるかと思います。
また、WEBサイトには掲載していないものの、実は多くの実績を保有している会社が多く存在します。
AI Marketでは、専門のAIコンサルタントがお客様の状況をヒアリングをさせて頂き、最適なAI開発会社を紹介することが可能です。いつでもお気軽にご相談ください。
外観検査に強いおすすめのAIシステム開発会社
株式会社フツパー
株式会社フツパーは、2020年に設立された製造業向けの画像認識エッジAIサービスの提供を主要事業として手掛ける企業です。本社は大阪府大阪市にあり、「最新テクノロジーを泥臭く民主化する」をミッションとしています。
外観検査領域において、画像認識AIモデル「Hutzper Vision」を開発し、目視検査業の効率化を実現するための画像認識エッジAIサービスを提供しています。
AIで目を再現することの実現を目指して、従来のセンサーではできなかったことを、AIで判別可能にしました。判断した結果をスマートフォンやパソコンに通知する機能、ブラックボックス化しないようにAIがどこを見たか分かる機能、AIがより賢くなる機能などを備えています。そしてこれらを用いた外観検査システムの開発を手掛けています。
AI開発やシステム構築を柔軟に組み合わせられるよう顧客のニーズに合わせて、AIモデルの開発から導入、導入後の機能までを一括で行うサービスを提供しています。また、最も人手が不足している地方の中小企業でも導入しやすい価格帯に設定されています。
AI Marketおすすめポイント
・画像認識技術を生かした、目を再現したエッジAIサービスの開発
・開発、導入、アフターサービスなどをワンストップで行うサービスの提供
・中小企業でも導入しやすい価格設定
株式会社フツパーの概要
住所 | 〒532-0002 大阪府大阪市淀川区東三国4-25-29 フローラル・セントランド206 |
設立 | 2020年4月 |
事業内容 | 製造業向け画像認識エッジAIサービスの提供 |
公開実績 | ・食品製造メーカー工場ラインでの不良品検出(2人分の工数削減) ・部品製造メーカーでの不良品検出(目視の検品数3,000個→80個まで削減) ・食品製造メーカーでの食品個数の判別 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社アラヤ
株式会社アラヤは、外観検査領域においては、画像認識技術の強みを活かして、顧客のニーズや業務課題に合わせて最適なソリューションの提案や提供を行っています。また、製造業などの製品や部品の外観検査向けのパッケージソフト「InspectAI」の提供もしています。
2013年に設立され、本社は東京都港区にあります。
「人類の未来を圧倒的に面白く!」というミッションのもとで、AIのアルゴリズムやプロダクト開発を手掛けており、ディープラーニング(深層学習)、エッジAI、自律AIなど複数のAI事業を行っています。
AI開発では、画像認識、建設・産業機械の自動化、空調最適化、自律飛行ドローン開発、脳・神経科学のデータ解析などの技術があり、端末側でデータを処理するエッジAIが強みです。
InspectAIは、検査対象物を撮影した画像から、正常か異常かをAIが学習して判定します。
PCにインストールするだけで利用可能で、1〜2時間程度の短時間の学習だけで運用開始ができます。異常品の画像データは不要のため、モデル構築に必要な学習データの準備作成の手間もかかりません。
AI Marketおすすめポイント
・高い画像認識のAIの技術力を持った専門家が集まっている
・業界の業務課題に合わせて、AIモデルを構築するなどのソリューション提供
・外観検査用の専用パッケージソフトウェアを開発
株式会社アラヤの概要
住所 | 〒107-6024 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル24階 |
設立 | 2013年12月 |
事業内容 | AIアルゴリズム・プロダクト開発(ディープラーニング事業・エッジAI事業・自律AI事業) |
公開実績 | ・大型輸送機械の部品点検 ・精密機器用部品の製造段階における欠陥分類 ・消耗品製造における原材料の品質検査 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
データセクション株式会社
データセクション株式会社は外観検査領域において、ドローンとAIを組み合わせた太陽光パネルの点検サービスを手掛け、不具合を素早く判定できるシステムを提供しています。
2000年に設立され、東京都品川区に本社を構えています。
「Change the Frame テクノロジーで実社会に変革をもたらし、新しい暮らしをつくりあげる。」というミッションのもとで、ソーシャルメディア分析、リテールマーケティング、AI・システム開発などの事業を手掛けています。
AI開発においては、自然言語処理技術、ビッグデータ収集・分析、画像解析技術を駆使して、様々な分野での課題解決のためのAIサービスの提供をしています。
独自開発のプラットフォーム「MLFlow」を活用し、大量の画像や映像を即時に検査して処理する技術に強みを持ち、このプラットフォームを利用して太陽光パネルの点検向けに特化したアルゴリズムを新たに開発しました。運用を続けるほど賢くなって検出の精度もあがっていき、ドローンで撮影した大量の画像・映像データを解析し、太陽光パネル設備の異常を自動検知し、レポートとして出力も可能です。
AI Marketおすすめポイント
・画像データを即時に処理する技術に強い
・点検システムに応用した独自アルゴリズムの開発
・画像データから解析した異常の自動検知やレポート出力機能
データセクション株式会社の概要
住所 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田1丁目3番8号 五反田PLACE 8階 |
設立 | 2000年7月 |
事業内容 | ソーシャルメディア分析 リテールマーケティング AI・システム開発 |
公開実績 | 太陽光発電施設点検パッケージの提供 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社イクシス
株式会社イクシスは、外観検査領域においてインフラ点検ロボの開発などを手掛けています。老朽したインフラが全国各地に増えていますが、点検のために必要な人手は不足してきていることから、インフラ点検ロボの需要は高まっています。イクシスでは様々な点検ロボを開発・販売しており、床のひび割れを検知するものなど、用途にあわせたロボットやIoT機器を提供しています。
1998年に設立され、神奈川県川崎市に本社を構える企業です。
ミッションは、「ロボット×テクノロジーで社会を守る」で、インフラ向けロボットの開発・販売、AIデバイスやソフトウェアの開発・販売・運用、取得データ解析サービスの提供など複数の事業を手掛けています。
ロボット、AI、業界知見のイクシスの持つ3つの強みを融合させることにより、データの取得から記録、解析、処理までを備えた最適なシステムが提供可能で、設計から、部品調達、開発、検査、現地試験、運用までをワンストップで対応しています。
合わせて点検データAI解析サービスも提供しており、ロボットによるデータの取得、データ整理、損傷箇所の抽出・マップ作成、調書出力などが利用可能です。
AI Marketおすすめポイント
・AI、ロボット、業界知見の3つの強みを融合させることによる相乗効果の大きさ
・人手不足に備え、インフラ点検ロボットの開発に力を入れている
・インフラ点検ロボの提供から取得データの解析までのワンストップサービスを提供
株式会社イクシスの概要
住所 | 〒212-0032 神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 かわさき新産業創造センター(AIRBIC)内 |
設立 | 1998年6月 |
事業内容 | ・インフラ向けロボット及び特殊環境対応型ロボット等の開発、販売 ・AI、IoT、ICT機器及びソフトウェアの開発、販売及び運用 ・取得データ解析サービスの提供 |
公開実績 | ・車両や移動体からの撮影動画から損傷を検知 ・建物・構造物からひび割れ箇所の抽出 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社スカイディスク
株式会社スカイディスクは、外観検査領域において製造業向けの目視に頼っている検品業務をAIによってサポートするサービスを提供します。
AIのアルゴリズムだけでなく、AIが特徴を抽出しやすいようにする画像データの収集方法までを設計します。これは、照明設定だけでもデータの質が大きく変わるためです。顧客のニーズに合わせながら、最適なカメラや照明を検証して、構築すべき環境を提案します。他にも、最適なAI技術、アルゴリズムやアノテーションの選択やハードウェアや設備を含めたワークフローの開発や設計のサービスの提供も行っています。
2013年に設立されました。本社は福岡県福岡市にあります。
「TechnologyでLife Styleの豊かさに貢献する」をミッションに、製造業を中心に様々な企業に対してAIを活用したDX支援事業を展開しています。
AI開発においては、製造業を中心に200以上のプロジェクト実績を持ち、専門のデータサイエンティストによってモデル開発が行われています。製造業の現場での様々な制約や条件を考慮の上で、ハードウェア、デバイスを含めてワークフローの設計や開発をします。
AI Marketおすすめポイント
・製造業のプロジェクトのノウハウが豊富
・AIが抽出しやすいデータの環境提案
・アルゴリズム開発、アノテーション選択、ワークフロー設計までのワンストップソリューション
株式会社スカイディスクの概要
住所 | 〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴2-3-6 赤坂プライムビル4F |
設立 | 2013年10月 |
事業内容 | AIを活用したDX支援 |
公開実績 | ・食品の加工工場での髪の毛等の異物検知 ・ダイカスト工程の鋳造波形から鋳造条件の正常・異常判定 ・自動車メーカーでの官能検査(異音検査) 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社HACARUS
株式会社HACARUSは外観検査領域において、スパースモデリング活用の独自AIを用いて、幅広い材料に対応可能で表面のエラーや欠陥を検出して、欠陥率を下げ、生産能力の向上、高い加工精度が可能とモデルを開発しています。
少ないデータで使えることから、マシンスペック、データ量、ネットワークの回線幅などの問題をクリアして、クラウド型での利用も実現できました。エッジAI技術を用いての外観検査も手掛けており、わずかな正常データの学習から、異常部分を見極めることが可能です。
クラウド環境に限らず、SDKの提供や、カメラキットの提供も行っています。
2014年に設立され、本社は京都府京都市にあります。
創業事業がヘルスケアテックだったことから、「120歳まで活躍する世界をめざして」という世界の健康をテーマとしたコーポレートミッションを掲げています。
AIを活用した様々な事業を展開しており、DX支援のため、様々なサービスや製品の開発や提供をしています。スパースモデリングを活用した独自のAIに強みがあり、少ない学習データでも素早い正確な結果を実現可能にします。
AI Marketおすすめポイント
・スパースモデリングを活用した独自のAIアルゴリズム
・少ない学習データでもスピーディーで正確
・エッジAIに応用し、マシンスペックやデータ量が少なくても実現
株式会社HACARUSの概要
住所 | 〒604-8151 京都市中京区蛸薬師通烏丸西入ル橋弁慶町227 第12長谷ビル5階A室 |
設立 | 2014年1月 |
事業内容 | ・検査関連サービス ・AIを活用した外観検査 ・AIを活用した打音検査 ・AIを活用した分光分析による検査 ・光学読取関連サービス ・メーター数値読み込みの自動化・一括化 ・文字認識の高精度化 ・バーコード読み込みの自動化・一括化 ・コンサルティングサービス ・エッジAI 等 |
公開実績 | ・三菱電機のFA(ファクトリーオートメーション)分野でのオープンイノベーションを活用した取り組み「三菱電機アクセラレーションプログラム2019」にて最優秀スタートアップ企業に採択された ・ヤンマーホールディングス株式会社の中央研究所で農機向けのAIの研究コンサルティング ・PALTEKで2次検査の省人化・無人化を可能にする AI を搭載した外観検査サービス ・大阪ガスで地中に埋設されているガス管の探査と、製造ラインにおける不良品の検知について実証実験 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社Rist
株式会社Ristは、外観検査領域でAI画像検査システムの「Deep Inspection」の開発をしています。これは、画像の中で特定のパターンを認識し、パターンに一致する箇所が基準を満たすかどうかの判断をします。特に人間では判断可能でも、画像処理システムではうまく判別できない対象に効果を発揮し、人の感覚のような柔軟な分類を行うことが可能です。
自信度を付加した判定、継続運用でレベルアップ、既存ラインへ導入可能という特徴があります。Deep Inspectionを活用して、鏡の製造工程でのキズ、ひび割れを画像解析AIの外観検査で判別できるようにするシステムを開発しています。
2016年に設立され、東京本社は東京都目黒区にあります。その後京セラ子会社に買収されたため、実質的な本社機能を持つ京都事業所は京都府京都市にあります。
「人類の感覚器官に、自由を取り戻す」がミッションで、AIのディープラーニングを用いた人の視覚情報が関わるすべての業務の自動化を目指しています。
具体的な事業は、自動車関連製造業の検査システム・文字認識システム・スポーツ動画解析・医療画像解析などで大手企業とも連携しています。AI開発においては、視覚、聴覚などの情報をディープラーニングを用いてAIに学習や判断させることを基幹技術としています。画像解析AIの特徴は、良品と不良品の差分の特徴を学習することで、サンプル数が少なくても高精度の判別が可能というものです。
AI Marketおすすめポイント
・画像解析のディープラーニング技術力が高い
・画像処理システムが苦手な、人の感覚の判断に近い判定技術
・キズやひび割れを判別できる外観検査システムの開発
株式会社Ristの概要
住所 | 〒153-0063 東京都目黒区目黒2-11-3 Impact HUB Tokyo |
設立 | 2016年8月 |
事業内容 | ・様々な業種に対応するAI画像検査システム DEEP INSPECTION ・多品種少量生産に特化した比較検査システム DEEP INSPECTION COLLATIO ・AIが水質異常をリアルタイムで監視 DEEP INSPECTION LIQUID ・世界最高クラスのデータ分析専門チームが、ものづくりを変える DEEP ANALYTICS ・AI+Roboticsをワンストップで開発・実装 DEEP ROBOTICS ・モノ・空間の認識、判別を行う3Dデータ解析 DEEP MESH |
公開実績 | ・中古住宅の外壁や基礎部分のクラック画像(ひび割れ等)の診断 ・鏡の表面検査システムによる製品検査 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社ユビキタスAIコーポレーション
株式会社ユビキタスAIコーポレーションは、外観検査領域においては、アメリカNeurala社が開発したAI自動外観検査システムソリューションの「VIA」を国内向けに販売しています。VIAによって、外観検査プロセスを人手を必要とせずに自動化することができます。二次元認識の表面検査だけではなく、最大4台までのカメラによる立体認識も可能です。
2001年に設立され、本社は東京都新宿区にある、ネット接続機器向けの組み込みソフトウェアの開発を手掛けている企業です。
「テクノロジーを通じて「お客様」、「社会」、「社員」の、みらいをつなぐ」を事業コンセプトとして、ユビキタス・ネットワーク社会の実現を目標に、ネットワーク、データベース、セキュリティ、高速起動などの様々な分野でソフトウェア製品を生み出しています。また世界中の優れたソフトウェアを発掘し、いち早く国内に展開する事業も手掛けています。
AI Marketおすすめポイント
・ハードウェア対応が柔軟
・海外の優れた製品の国内でのいち早い展開
・二次元認識の表面検査だけでなく、立体認識も対応
株式会社ユビキタスAIコーポレーションの概要
住所 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-21-1 明宝ビル6F |
設立 | 2001年5月 |
事業内容 | ・組込みデバイス向け耐タンパセキュリティソリューション ・高精度静的解析ツール ・マルチECU対応タイミング検証ツール ・IoTデバイス向け検証フレームワーク ・Bluetooth / Wi-Fiワンストップソリューション 等 |
公開実績 | 非公開 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社YE DIGITAL
株式会社YE DIGITALは、外観検査領域においては、Paradigmを活用したAI画像判定サービスの「MMEye」を提供しています。製造現場でリアルタイムにAIによる画像判定を可能にするサービスです。特に食品系の現場で活用され、金属探知機では見つけられないような異物でも検知可能で、特定が難しい商品でも素早い判定が可能です。
1978年の設立で、福岡県北九州市に本社があり、安川電機の情報部門だった安川情報システムから社名変更しました。
「自主独立を経営の基調とし、高い技術力とお客様本位の姿勢によって、ITを活用したソリューションを提供し、豊かな社会づくりに貢献するとともに、社員の幸福と永続的な企業の繁栄をめざす」という使命をもとに事業を展開しており、ソーシャルIoT、AI・ビッグデータ分析、ERPグローバル展開支援、顧客業務システムなど複数の事業を手掛けています。
AI開発においては、エンジニアリングデータ分析、画像処理の技術などのFA(Factory Automation)装置のデータ処理技術に、最新のAI技術を融合した「Paradigm」を開発しています。そしてこのParadigmのソリューションを数々提供しています。
AI Marketおすすめポイント
・創業以来培ったFA装置のデータ処理技術とAI技術の融合による高い技術力
・最新のAI技術で解決したノウハウを生かして進化し続ける
・異常品の学習データがくなくても、異常や不具合を判定できるAI
株式会社YE DIGITALの概要
住所 | 〒802-0003 福岡県北九州市小倉北区米町二丁目1番21号 APエルテージ米町ビル |
設立 | 1978年2月 |
事業内容 | ・IoTソリューション ・ビジネスソリューション ・サービスビジネス |
公開実績 | ・お菓子生産ラインでの良品/不良品の画像判別 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社マクニカ
株式会社マクニカは、外観検査領域でAIによる外観検査自動化ソリューションを提供しています。「撮像」「判定」「運用」の3つのノウハウを合わせたワンストップソリューションを提供しています。専門性が求められるこれらのノウハウを統合することによって、安心してプロジェクトを進めることが可能です。
それぞれの過程においてのノウハウを総合的に検討することにより、発生する課題を相互に補完することで解決できる可能性があります。外観検査によって取得したデータから多くの気づきを得ることができるため、製造業DXの実現に向けての足がかりとすることができます。
1972年に設立され、神奈川県横浜市に本社を構える半導体商社です。具体的な事業は、半導体・集積回路などの電子部品や電子機器・周辺機器の輸出入や販売、開発などです。
AI開発においては、IoTと組み合わせることで実現できる様々な製品やサービスの提供を行っています。工場のスマート化支援「デジタル工場導入支援サービス」や異常検知・故障・劣化予測、製造ラインの不良原因分析・歩留まり改善などです。
AI Marketおすすめポイント
・撮像、判定、運用の3つを統合したワンストップのソリューション提供
・半導体やIoTに強いため、AIと組み合わせることで相乗効果が強まる
・外観検査で得たデータから気づきを発見し、DXの実現への提案につなげられる
株式会社マクニカの概要
住所 | 〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル |
設立 | 1972年10月 |
事業内容 | 半導体・集積回路などの電子部品の輸出入、販売、開発、加工、電子機器並びにそれらの周辺機器及び付属品の開発、輸出入、販売、その他 |
公開実績 | ・トランスミッション等の製造メーカーでの品質管理 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
AIによる外観検査を導入する際の注意点
AIによる外観検査を活用するために注意すべきポイントを解説します。
適切なデータが必要
AI外観検査は導入してすぐに運用できるわけではありません。一定期間学習を行う時間が必要です。膨大な検査画像データがなければ、AIは不良品と通常製品の区別がつきません。
また、取扱製品が細かければ細かいほど、AIに対しての学習期間が求められます。しかし、適切なデータをAIに読み込ませることで、高い精度の外観検査ができるでしょう。
自社に合わせたシステムの選択が必要
AI外観検査のパッケージシステムには、様々な種類が存在します。システムによって適したジャンルが存在するため、自社が取扱う製品がシステムに適していない場合は、高い精度は期待できません。
また、自社に最適なシステムを選択した後も、製品に合わせて構築する必要があるため、ベンダーの協力も欠かせないでしょう。そのため、システム選びとベンダーの協力は、導入前に確認が必要です。
エリアカメラにするかラインカメラにするか
AI外観検査を実施する際は、機械に設置するカメラの種類が重要です。使用するカメラは、「エリアカメラ」と「ラインカメラ」の2つに分けれらます。エリアカメラは比較的安価で、設置・設定が簡単です。小さい対象の撮影に特化していますが、均一に照明を当てづらい点がデメリットです。
一方ラインカメラは、エリアカメラよりも価格が高く、機材設定や調整が難しいです。しかし、大きい対象を捉えることでき、均一に照明を当てられます。エリアカメラの方が高性能な機能を保有しているケースが多いです。
このように、使用するカメラによって特徴が異なるため、自社製造製品に合わせて選択が必要でしょう。
導入コスト
AIによる外観検査を導入する際は、一定のコストが発生します。一般的に必要なコストは以下の通りです。
- PoC(Proof of Concept)
- 機能構築・実装
- カメラ環境
- エッジサーバー
開発会社や導入するAI外観検査システム、製造ライン数やどのような外観検査を行うなどによって費用は異なります。
エッジサーバの有無
AI外観検査を導入する際は、エッジサーバーの有無を確認するとよいでしょう。エッジサーバーとは、AIが搭載され、エッジAIとして判断を下すシステムを指します。エッジAIとして活用することで、エッジ側で判定、クラウド側で学習、と分けられるため、効率的に外観検査ができます。
また、エッジサーバーによって画像識別を実施するファイルをクラウドに送信することなく対応できるため、処理速度も向上します。そのため、効率的に外観検査を実施したい場合は、エッジサーバーの活用有無も考慮すると良いでしょう。
また、エッジAI開発を行いたいとお考えの方は、エッジAI開発に強いAI開発会社紹介記事をご参考ください。
最適なAI開発会社選びを
AIモデルは、適切に活用すれば強力な武器になりますが、適当に進めてしまうと無駄なコストになりかねません。外観検査においては、カメラ設置など検査画像データ取得の準備も必要なため、そのコストは無視できません。
そんな外観検査AIの開発企業選定は絶対に失敗できません。とは言え、AI開発企業の選定に時間やコストをかけることも避けたいのが実情ではないでしょうか?
また、各社のサービスを見ても差別化ポイントがわかりにくかったり、そもそもAI開発会社への相談方法がわからなかったりしませんか?
そのような場合は、ぜひAI Marketへご相談ください。
AI Marketでは、AI開発会社への相談前の事前サポートから、最適なAI開発会社の紹介までを無料で行っています。
WEBサイトに掲載されていないコスト感なども含め、AI Marketの専門のコンサルタントが適切なAI開発会社の選定を無料でサポート致しますので、いつでもお気軽にご相談ください。記事には書けない費用感なども含めてご案内致します。
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