製造業・工場での外観検査AIシステム開発厳選13社!半導体・基板・食品加工【2024年最新版】
最終更新日:2024年11月09日
製造部品の検品業務の自動化、効率化、作業均質化を目的に、外観検査に使うAI(人工知能)システム開発を検討する企業が増えています。
従来の目視検査から画像検査による外観検査に移行するタイミングで、AIの導入まで検討されている製造業の企業も多いようです。
しかし、実際に工場ラインでの外観検査のAI開発の委託や外注を検討する上で、以下のような課題をお持ちの企業もいらっしゃるでしょう。
- 開発会社ごとの特徴の違いがわからない
- 費用感が見えない
- そもそも専門的なAI用語がよくわからない
- 比較や選定がうまく進まない
ディープラーニング検定資格を有するAI Marketのプロのコンサルタントが1社1社の特徴や実績を知るためにWebサイトの調査やインタビュー等を行い、製造業・メーカーでの外観検査に強いおすすめのAI開発会社を厳選しました。
製造業以外の外観検査でAIシステム開発に強い開発会社を探している場合は「AIによる外観検査導入完全ガイド!プロ厳選システム開発会社」をご参考ください。
インフラ・太陽光発電施設の外観検査のAIシステムおすすめ開発会社についてはこちらの記事で紹介しています。
また、AI Marketでは
目次
製造業での外観検査とは?
製造業で必ず必要とされるプロセスである外観検査(visual inspection)は、製品や部品の外観をチェックし、品質の維持・向上を実施することを指します。
例えば、食品パッケージに異物がついていないか、本来の色から変色していないかなどが外観検査として挙げられるでしょう。
従来は目視で外観を確認していましたが、最近は画像検査への移行が進み、さらにはAIによる外観検査で業務効率化が進んでいます。
特に、半導体や基板などの精密な電子部品では、抜き取り検査による目視検査から全数検査への移行が急激に進んでいるので、長期的なコスト戦略を見据えるとAIによる自動化が欠かせません。
半導体の外観検査
半導体外観検査では、半導体の製造過程のウェハーや半導体チップの不良を画像処理で検査します。
主に以下を検査します。
- ウェハーのゆがみや割れ、傷、エッジ欠け
- 異物の付着
- 回路パターンのずれ
- 寸法の不良
- パッケージの不良
外観検査装置を半導体製造過程に導入するインライン検査が主流となってきました。
ライン内で外観検査を行うので、早期に不良品を選別でき、コストの削減や品質や信頼性の向上が見込まれます。
半導体外観検査装置を選定する基準としては、ウェハーの径、使用する工程、検出する不良の種類を考慮する必要があります。
基板の外観検査
基板外観検査は、基板上に装着された各電子部品が正しい位置に欠陥なく装着されているかを検査します。
主に以下を検査します。
- 部品未実装
- 部品の位置ずれ
- 部品の浮き
- はんだの欠陥
最も多い不良ははんだ付けの欠陥で、断線・ショート・クラックなどさまざまなケースに区分けされます。
回路の集積化が進み、基板のサイズがますます小さくなっており、目視検査から画像検査への移行が既に進んでいます。
電子基板をカメラ等で撮影して検査する自動外観手法で、AOI(Automated Optical Inspection)と呼ばれます。
製造業・工場での外観検査のAIシステム開発会社選定方法
製造業での外観検査でAIシステムの開発を外注する上で、押さえておきたいポイントについて紹介します。
現状の業務状況を可視化する
業務が現状どのような状態か、現状の整理と明確化を行いましょう。例えば、現在毎日2人かけて1,000個の検品業務を行っている、といった形です。
以下のような詳細情報も整理するとよいでしょう。
- 生産ラインが何本あるのか
- 検査項目は何か
- 現在の検査はどのように行っているのか
目視検査か画像検査か
抜き取り検査か全数検査か - 現状の不良率は何%か
現状を具体化することで、開発会社との連携もスムーズに進めることができるようになります。
目的や課題を明確にする
AIの開発を行いたい、という自社の開発目的や課題を明確にしましょう。開発会社に相談する際に目的や課題が明確でないと、開発会社も見積もりの提示に苦労してしまいます。
例えば、現在毎日2人かけて1,000個の検品業務を行っているが、これを1人で行える状態にしたい、といった形です。
もちろん、目的や課題も含めて開発会社に相談することも可能です。しかし、開発会社への相談時から目的や課題が明確になっているとよりスムーズでしょう。
製造業で外観検査のAIシステム開発実績・ノウハウがある会社を探す
目的や課題が明確になったら、外観検査のAIシステム開発の実績やノウハウがある開発会社に相談を行いましょう。特に、自社の事業分野に近いカテゴリーで開発経験がある開発会社を選ぶのが重要です。
製造業や工場ラインでの外観検査のAIシステム開発実績やノウハウがある会社に相談することで、実現可能性や業務設計の判断などもスムーズに進みます。
AI Marketにお気軽にご相談ください
選び方がわかって、実際に各社のWEBサイトを見ても、どのようなコスト感なのか、どうやって相談してよいかわからない、というケースもあるかと思います。
また、WEBサイトには掲載していないものの、実は多くの実績を保有している会社が多く存在します。
AI Marketでは
製造業での外観検査に強いおすすめのAIシステム開発会社
株式会社アラヤ
株式会社アラヤは、製造業などの製品や部品の外観検査向けのパッケージソフト「InspectAI」を提供しています。InspectAIは、検査対象物を撮影した画像から、正常か異常かをAIが学習して判定します。PCにインストールするだけで利用可能で、1〜2時間程度の短時間の学習だけで運用開始ができます。異常品の画像データは不要のため、モデル構築に必要な学習データの準備作成の手間もかかりません。複数の工場・ラインを持っていて、それぞれで異物の種類やコンベアのスピード、検査員のスキルなどの条件が異なるケースでも対応可能です。
外観検査領域において、画像認識技術の強みを活かして、顧客のニーズや業務課題に合わせて最適なソリューションの提案や提供を行っています。
2013年に設立され、本社は東京都港区にあります。
「人類の未来を圧倒的に面白く!」というミッションのもとで、AIのアルゴリズムやプロダクト開発を手掛けており、ディープラーニング、エッジAI、自律AIなど複数のAI事業を行っています。
AI開発では、画像認識、建設・産業機械の自動化、空調最適化、自律飛行ドローン開発、脳・神経科学のデータ解析などの技術があり、端末側でデータを処理するエッジAIが強みです。
AI Marketおすすめポイント
・高い画像認識のAIの技術力を持った専門家が集まっている
・業界の業務課題に合わせて、AIモデルを構築するなどのソリューション提供
・外観検査用の専用パッケージソフトウェアを開発
株式会社アラヤの概要
住所 | 〒107-6024 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル24階 |
設立 | 2013年12月 |
事業内容 | AIアルゴリズム・プロダクト開発(ディープラーニング事業・エッジAI事業・自律AI事業) |
公開実績 | ・大型輸送機械の部品点検 ・精密機器用部品の製造段階における欠陥分類 ・消耗品製造における原材料の品質検査 等 |
AI Marketでは
株式会社スマートモア
株式会社スマートモアは、自動車・エレクトロニクス・半導体・光学分野を中心に様々な産業での工場DXを支援しており、外観検査はPoC(概念実証)からハードウェアの自社開発まで対応しています。
完全ノーコードの産業ソリューション構築ツールSMore ViMoを自社開発しており、簡単・短期間で高品質な外観検査用の画像学習が可能です。SMore ViMoは外観検査だけにとどまらず、材料の追跡、欠陥の特定、製品の数量のカウント、マルチクラスの外観の欠陥の検出など、生産ライン全体の複雑なシナリオのデータ学習、トレーニング、およびテストを実施します。また、株式会社スマートモアではアルゴリズムだけでなくメカトロニクスや光学などの研究開発を行っているため、困難な検査要件でも柔軟に対応できます。レンズ・カメラから外観検査一体型装置まで、200種類以上の豊富なハードウェアを自社開発しています。大きな投資のかかるPoCの前段階として、低価格かつ最短納期10日の簡易PoCを1000件以上行ってきた実績も信頼の証です。
株式会社スマートモアは2020年に設立され、東京都千代田区に本社があります。「生産効率2倍、人による危険作業の撲滅、工場のスマート化10倍」をミッションに掲げ、自動化技術やアルゴリズムの知見、マシンビジョンを活用して幅広い産業のスマート化に取り組んでいます。現場への導入/運用まで見据え、現場視察から、ヒアリング、目標設定、計画、導入、運用まで一気通貫で工場のスマート化をサポートしてくれます。
AI Marketおすすめポイント
・自動車・エレクトロニクス・半導体・光学分野を中心に様々な産業での工場DX支援
・最短10稼働日でのプレPoC
・ハードウェアも自社開発
株式会社スマートモアの概要
住所 | 〒102-0074 東京都千代田区九段南2-3-10 BC PLAZA 5F |
設立 | 2020年10月 |
事業内容 | 画像高精細化サービス、製造工場の自動化支援 |
公開実績 | 未公開 |
AI Marketでは
株式会社スカイディスク
株式会社スカイディスクは、外観検査領域において製造業向けの目視に頼っている検品業務をAIによってサポートするサービスを提供します。AI開発において製造業を中心に200以上のプロジェクト実績を持ち、専門のデータサイエンティストによってモデル開発が行われています。製造業の現場での様々な制約や条件を考慮の上で、ハードウェア、デバイスを含めてワークフローの設計や開発をします。
AIのアルゴリズムだけでなく、AIが特徴を抽出しやすいようにする画像データの収集方法までを設計します。これは、照明設定だけでもデータの質が大きく変わるためです。顧客のニーズに合わせながら、最適なカメラや照明を検証して、構築すべき環境を提案します。他にも、最適なAI技術、アルゴリズムやアノテーションの選択やハードウェアや設備を含めたワークフローの開発や設計のサービスの提供も行っています。
スカイディスクでは、ハードウェアに強みを持つシナプスギヤ社と戦略的パートナーシップを締結しているので、ハードウェア・設備を含めたワークフローの提案まで可能です。
株式会社スカイディスクは2013年に設立され、本社は福岡県福岡市にあります。
「TechnologyでLife Styleの豊かさに貢献する」をミッションに、製造業を中心に様々な企業に対してAIを活用したDX支援事業を展開しています。
AI Marketおすすめポイント
・製造業のプロジェクトのノウハウが豊富
・AIが抽出しやすいデータの環境提案
・アルゴリズム開発、アノテーション選択、ワークフロー設計までのワンストップソリューション
株式会社スカイディスクの概要
住所 | 〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴2-3-6 赤坂プライムビル4F |
設立 | 2013年10月 |
事業内容 | AIを活用したDX支援 |
公開実績 | ・食品の加工工場での髪の毛等の異物検知 ・ダイカスト工程の鋳造波形から鋳造条件の正常・異常判定 ・自動車メーカーでの官能検査(異音検査)等 |
AI Marketでは
株式会社HACARUS
株式会社HACARUSのAI外観検査システムHACARUS Checkは、複雑な形のワークの不具合を自動検出できます。協働ロボットを用いて3次元で撮像することにより、これまで困難だった立体的なワークの裏面や側面など全ての面の検査が可能です。
スパースモデリング活用の独自AIを用いて、幅広い材料に対応可能で表面のエラーや欠陥を検出して、欠陥率を下げ、生産能力の向上、高い加工精度が可能とモデルを開発しています。
少ないデータで使えることから、マシンスペック、データ量、ネットワークの回線幅などの問題をクリアして、クラウド型での利用も実現できました。エッジAI技術を用いての外観検査も手掛けており、わずかな正常データの学習から、異常部分を見極めることが可能です。
クラウド環境に限らず、SDKの提供や、カメラキットの提供も行っています。
2014年に設立され、本社は京都府京都市にあります。
創業事業がヘルスケアテックだったことから、「120歳まで活躍する世界をめざして」という世界の健康をテーマとしたコーポレートミッションを掲げています。
AIを活用した様々な事業を展開しており、DX支援のため、様々なサービスや製品の開発や提供をしています。スパースモデリングを活用した独自のAIに強みがあり、少ない学習データでも素早い正確な結果を実現可能にします。
AI Marketおすすめポイント
・スパースモデリングを活用した独自のAIアルゴリズム
・少ない学習データでもスピーディーで正確
・エッジAIに応用し、マシンスペックやデータ量が少なくても実現
株式会社HACARUSの概要
住所 | 〒604-8151 京都市中京区蛸薬師通烏丸西入ル橋弁慶町227 第12長谷ビル5階A室 |
設立 | 2014年1月 |
事業内容 | ・検査関連サービス ・AIを活用した外観検査 ・AIを活用した打音検査 ・AIを活用した分光分析による検査 ・光学読取関連サービス ・メーター数値読み込みの自動化・一括化 ・文字認識の高精度化 ・バーコード読み込みの自動化・一括化 ・コンサルティングサービス ・エッジAI 等 |
公開実績 | ・BMWで外観検査AI “HACARUS Check” の試験導入 ・ヤンマーホールディングス株式会社の中央研究所で農機向けのAIの研究コンサルティング ・PALTEKで2次検査の省人化・無人化を可能にする AI を搭載した外観検査サービス ・大阪ガスで地中に埋設されているガス管の探査と、製造ラインにおける不良品の検知について実証実験 |
AI Marketでは
株式会社Rist
株式会社Ristは、外観検査領域でAI画像検査システムの「Deep Inspection」の開発をしています。これは、画像の中で特定のパターンを認識し、パターンに一致する箇所が基準を満たすかどうかの判断をします。特に人間では判断可能でも、画像処理システムではうまく判別できない対象に効果を発揮し、人の感覚のような柔軟な分類を行うことが可能です。
自信度を付加した判定、継続運用でレベルアップ、既存ラインへ導入可能という特徴があります。Deep Inspectionを活用して、鏡の製造工程でのキズ、ひび割れを画像解析AIの外観検査で判別できるようにするシステムを開発しています。
プログラミングの知識がなくても自由に組み合わせを試せるAI開発ツール「RPipe-Image」で、運用の内製化をサポートします。統一された開発環境を統一しておくことで、あらゆるAIモデルを設定ファイルの変更だけで学習・評価・推論ができます。高度な知見を持つエンジニアであれば、個々のAIの設定値を細かく調整して、より精度の高い開発が行えます。導き出した最適な組み合わせをモジュール化すれば、既存製品につなぐことも可能です。
2016年に設立され、東京本社は東京都目黒区にあります。その後京セラ子会社に買収されたため、実質的な本社機能を持つ京都事業所は京都府京都市にあります。
AIのディープラーニングを用いた人の視覚情報が関わるすべての業務の自動化を目指しています。
AI開発においては、視覚、聴覚などの情報をディープラーニングを用いてAIに学習や判断させることを基幹技術としています。
AI Marketおすすめポイント
・画像解析のディープラーニング技術力が高い
・画像処理システムが苦手な、人の感覚の判断に近い判定技術
・キズやひび割れを判別できる外観検査システムの開発
株式会社Ristの概要
住所 | 〒153-0063 東京都目黒区目黒2-11-3 Impact HUB Tokyo |
設立 | 2016年8月 |
事業内容 | ・様々な業種に対応するAI画像検査システム DEEP INSPECTION ・多品種少量生産に特化した比較検査システム DEEP INSPECTION COLLATIO ・AIが水質異常をリアルタイムで監視 DEEP INSPECTION LIQUID ・世界最高クラスのデータ分析専門チームが、ものづくりを変える DEEP ANALYTICS ・AI+Roboticsをワンストップで開発・実装 DEEP ROBOTICS ・モノ・空間の認識、判別を行う3Dデータ解析 DEEP MESH |
公開実績 | ・中古住宅の外壁や基礎部分のクラック画像(ひび割れ等)の診断 ・鏡の表面検査システムによる製品検査 ・パッケージラベル製造会社での製品検査で領域抽出ネットワークを利用したDeep Learningによる検査システム 等 |
AI Marketでは
株式会社ユビキタスAIコーポレーション
株式会社ユビキタスAIコーポレーションは、外観検査領域においては、アメリカNeurala社が開発したAI自動外観検査システムソリューションの「VIA」を国内向けに販売しています。VIAによって、外観検査プロセスを人手を必要とせずに自動化することができます。極少量の画像データのみで学習でき、良品データのみで不良品検出が可能です。二次元認識の表面検査だけではなく、最大4台までのカメラによる立体認識も可能です。
「VIA」で対応できる外観検査の例は以下です。
- 板金のくぼみ・ひび・包有物検査
- プラスチックのデバリング検査
- 塗装の表面検査
- 木材工場における木材の表面検査
- 各種梱包の欠陥検査
- 配送用の大箱に複数の箱を梱包する際の完全性チェック
- 流通前のバーコードと製品の目視チェックの整合
- PCBA(プリント回路基板アセンブリ)
- 溶接品質検査
株式会社ユビキタスAIコーポレーションは2001年に設立され、本社は東京都新宿区にある、ネット接続機器向けの組み込みソフトウェアの開発を手掛けている企業です。
「テクノロジーを通じて「お客様」、「社会」、「社員」の、みらいをつなぐ」を事業コンセプトとして、ユビキタス・ネットワーク社会の実現を目標に、ネットワーク、データベース、セキュリティ、高速起動などの様々な分野でソフトウェア製品を生み出しています。また世界中の優れたソフトウェアを発掘し、いち早く国内に展開する事業も手掛けています。
AI Marketおすすめポイント
・ハードウェア対応が柔軟
・海外の優れた製品の国内でのいち早い展開
・二次元認識の表面検査だけでなく、立体認識も対応
株式会社ユビキタスAIコーポレーションの概要
住所 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-21-1 明宝ビル6F |
設立 | 2001年5月 |
事業内容 | ・組込みデバイス向け耐タンパセキュリティソリューション ・高精度静的解析ツール ・マルチECU対応タイミング検証ツール ・IoTデバイス向け検証フレームワーク ・Bluetooth / Wi-Fiワンストップソリューション 等 |
公開実績 | ・介護食の製造工程に AI による自動外観検査を導入 |
AI Marketでは
株式会社YE DIGITAL
株式会社YE DIGITALは、エンジニアリングデータ分析、画像処理の技術などのFA(Factory Automation)装置のデータ処理技術に、最新のAI技術を融合した「Paradigm」を開発しています。外観検査領域においては、Paradigmを活用したAI画像判定サービスの「MMEye」を提供しています。製造現場でリアルタイムにAIによる画像判定を可能にするサービスです。特に食品系の現場で活用され、金属探知機では見つけられないような異物でも検知可能で、特定が難しい商品でも素早い判定が可能です。エッジAI端末を利用することで、現場でリアルタイムに画像判定できます。また、ディープラーニングと独自の前処理技術を用いて、複雑なパターンも高精度で自動判定可能です。
1978年の設立で、福岡県北九州市に本社があり、安川電機の情報部門だった安川情報システムから社名変更しました。
「自主独立を経営の基調とし、高い技術力とお客様本位の姿勢によって、ITを活用したソリューションを提供し、豊かな社会づくりに貢献するとともに、社員の幸福と永続的な企業の繁栄をめざす」という使命をもとに事業を展開しており、ソーシャルIoT、AI・ビッグデータ分析、ERPグローバル展開支援、顧客業務システムなど複数の事業を手掛けています。
AI Marketおすすめポイント
・創業以来培ったFA装置のデータ処理技術とAI技術の融合による高い技術力
・最新のAI技術で解決したノウハウを生かして進化し続ける
・異常品の学習データがなくても、異常や不具合を判定できるAI
株式会社YE DIGITALの概要
住所 | 〒802-0003 福岡県北九州市小倉北区米町二丁目1番21号 APエルテージ米町ビル |
設立 | 1978年2月 |
事業内容 | ・IoTソリューション ・ビジネスソリューション ・サービスビジネス |
公開実績 | ・お菓子生産ラインでの良品/不良品の画像判別 等 |
AI Marketでは
株式会社マクニカ
株式会社マクニカは、外観検査領域でAIによる外観検査自動化ソリューションを提供しています。「撮像」「判定」「運用」の3つのノウハウを合わせたワンストップソリューションを提供しています。専門性が求められるこれらのノウハウを統合することによって、安心してプロジェクトを進めることが可能です。
株式会社マクニカは、調査から仮説検証・実装・運用までトータルに対応できる人材・技術・製品を持っていることが最大の特長です。データ収集に必要な最適なセンサの取り付けや、アルゴリズム選定、ハードウェアへの組み込み・実装、 現場でのオペレーションまで一貫対応できるため、実装・運用を踏まえたもっとも効果的・効率的なAI導入プロセスを提案してくれるでしょう。
それぞれの過程においてのノウハウを総合的に検討することにより、発生する課題を相互に補完することで解決できる可能性があります。外観検査によって取得したデータから多くの気づきを得ることができるため、製造業DXの実現に向けての足がかりとすることができます。
1972年に設立され、神奈川県横浜市に本社を構える半導体商社です。具体的な事業は、半導体・集積回路などの電子部品や電子機器・周辺機器の輸出入や販売、開発などです。
AI開発においては、IoTと組み合わせることで実現できる様々な製品やサービスの提供を行っています。工場のスマート化支援「デジタル工場導入支援サービス」や異常検知・故障・劣化予測、製造ラインの不良原因分析・歩留まり改善などです。
AI Marketおすすめポイント
・撮像、判定、運用の3つを統合したワンストップのソリューション提供
・半導体やIoTに強いため、AIと組み合わせることで相乗効果が強まる
・外観検査で得たデータから気づきを発見し、DXの実現への提案につなげられる
株式会社マクニカの概要
住所 | 〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル |
設立 | 1972年10月 |
事業内容 | 半導体・集積回路などの電子部品の輸出入、販売、開発、加工、電子機器並びにそれらの周辺機器及び付属品の開発、輸出入、販売、その他 |
公開実績 | ・トランスミッション等の製造メーカーでの品質管理 等 |
AI Marketでは
株式会社インテージテクノスフィア
株式会社インテージテクノスフィアは、外観検査向けのAIワンストップサービスを提供しており、製造業において不良品ゼロとなるよう支援可能です。画像データの収集サポートから、コンサルティング、アルゴリズムの開発や実装までをワンストップでAI導入を広く支援しています。電子部品メーカーでもコンサル実績が多く、データ統計解析・アルゴリズム開発・システム構築のサポート可能です。
外観検査AIは大量の高品質なデータを必要とします。自社で画像データを収集することが難しい場合は、連携しているシーシーエス株式会社のAIラボとともに検査対象物や検査環境に適したソリューションを提供し、画像データの作成からサポートをしています。
東京都西東京市に本社を構える企業です。2014年に設立されました。
ビジョンには「データに魂を吹き込み、世の中を感動させる」を掲げています。
主にITを駆使した4つの事業、「ビジネスインテリジェンス、リサーチテクノロジー、データサイエンス、情報システム」を手掛けています。
AI Marketおすすめポイント
・AIのワンストップサービスを手掛けデータ収集サポートから開発・実装までを幅広く支援可能
・AI開発の要である高品質なデータ取得のための適切なソリューション提供や画像データ作成サポート
・外観検査向けのワンストップサービスに強みを持つ
株式会社インテージテクノスフィアの概要
住所 | 〒188-0001 東京都西東京市谷戸町2-14-11 |
設立 | 2014年4月 |
事業内容 | ビジネスインテリジェンス事業 リサーチテクノロジー領域 データサイエンス領域 情報システム領域 |
公開実績 | ・プラントメーカーで設備の調整をAIで統計解析の自動化 ・化学品メーカーで完成品の不良品を判定するAIアルゴリズムの開発を実施、学習用データ作成 ・電子部品メーカーで不良品検査の AIアルゴリズム開発 ・自動車部品メーカーで製品の金型の検査におけるAIアルゴリズム開発(POC) |
AI Marketでは、専門のAIコンサルタントが、お客様にとって最適なAI開発会社の紹介をすることが可能です。いつでもお気軽にご相談ください。
福博印刷株式会社
福博印刷株式会社は、精密機器部品の検品業務に画像認識技術を導入した実績があります。検品工程に検査用カメラとAI画像認識がついたシングルボードのコンピュータを設置したことで、さまざまな効果が期待できます。異常検知のAI開発においては、画像認識・物体検知ソリューション「AI-Scope」の提供をしており、画像認識は同じ種類の物体から、傷や汚れなどの異常を見つけ出し、不良品・異物混入などの検知に役立ちます。
AI-Scopeでは検品工程に検査用カメラとAI画像認識機能付きシングルボードコンピュータを設置することで収穫物をAIに学習させ、A~Dまでのランクに分類することができます。Bランク以上の製品を出荷する、といった活用も可能です。検品作業は人により判断が異なるため、品質の均一化が難しい課題がありました。また人員を減らし、他の業務に回すことで会社全体の生産性向上に役立てられます。
佐賀県佐賀市に本社を構える企業で、設立は1948年です。企業理念には「情報の価値を追求する」を掲げており、印刷、クリエイティブ、Web、マーケティング、AI、データベース、エコ製品など多岐に渡った事業展開をしております。
現場状況や業務確認のコンサルティングから、AIモデルの開発・実装、運用・保守までをワンストップで提供可能です。
AI Marketおすすめポイント
・異常検知に適した自社開発の画像認識ソリューションの提供
・現場状況や業務確認から、AIモデルの開発、運用・保守までをワンストップで提供
・検品業務のAI異常検知の活用で、品質の均一化や生産性向上に貢献
福博印刷株式会社の概要
住所 | 〒840-0918 佐賀県佐賀市兵庫南4丁目22番40号 |
設立 | 1948年3月 |
事業内容 | 印刷、クリエイティブ、Web、マーケティング、AI(人工知能)、データベース、エコ製品 |
事業内容 | ・鳥獣害対策の発報機に物体検知技術によるリアルタイム発報機を導入 ・精密機器部品の検品業務に画像認識技術を導入 |
AI Marketでは、専門のAIコンサルタントが、お客様にとって最適なAI開発会社の紹介をすることが可能です。いつでもお気軽にご相談ください。
株式会社Ridge-i
株式会社Ridge-iは、製造業などで部品などのへこみ、傷、汚れ等をAIの画像認識技術を活用して識別する外観検査の開発実績があります。株式会社Ridge-iの「画像認識AI検証レスキューサービス」は、AI導入計画におけるプロトタイプ検証・PoCフェーズを短期間・低価格で行えます。学習用データの作成(アノテーション作業)は株式会社Ridge-i側で行ってくれ、顧客提供の画像データでの精度検証結果を1週間でレポートしてくれます。
株式会社Ridge-iは2016年に設立され、東京都千代田区に本社があります。「先端技術と従来技術を組み合わせた最適なソリューションを構想・実現」という考え方の元、システム開発領域におけるコンサルティングや受託開発、SDGs領域でのAI活用や大手企業との共同事業など、複数の事業展開を行っています。
AI開発においては、最先端のAI技術と既存の技術、また人の手による運用を融合させ、企業の課題解決を実現する開発サービスを提供しています。そのため、活用するAI技術においては、課題や目的に応じて、必要な精度、処理速度、そして運用における冗長性など、それぞれのバランスの最適解を検討し、適切なAI開発を行っています。
また、AI開発を行う前のコンサルティングサービスから提供しており、実際にAIを活用すべきかそうでないのか、などを含めて相談することが可能で、実際にAIを活用する場合においてのみ、PoCなどの実際のモデル開発に進んでいきます。ごみ焼却場において、運転員の目を代替し、安定的な燃焼効率を実現するため、ごみ質やごみの撹拌状況の自動識別を行うAIの開発も行っています。
AI Marketおすすめポイント
・大手企業との共同事業多数実施
・先端技術と従来技術を最適に融合
・継続的にR&Dを実施
株式会社Ridge-iの概要
住所 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル438 |
設立 | 2016年7月 |
事業内容 | ・コンサル/開発サービス ・共同事業 ・AI for SDGs ・環境・社会活動プラットフォーム |
公開実績 | ・NHKアート/白黒画像のカラー化 ・荏原環境プラント/ごみ焼却工場でのごみ種別認識 ・リコー/画像解析AI・外観検査AI ・ドローン空撮画像を活用したごみの面積・種別・分布解析 等 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社AIハヤブサ
株式会社AIハヤブサの画像処理技術を活用したサービスは、自動車・食品・医薬・半導体・電気・電子・印刷・フィルム・FPD業界などで活用することが可能です。不良品の検出を高精度に行うことができる検査ソリューションを提供しています。この検査ソリューションでは、平面計測の他、プロブ解析、3D形状計測を行うことができるなど多くのケースに対応しています。その他、カメラと連動し、全方位・全角度から外観検査が可能な外観検査ロボットも提供しており、曲面やガラスなどの形状の検査ができるようになっています。
株式会社AIハヤブサは2017年に設立され、北海道の函館市に本社があります。AIを活用したシステム開発を専門として事業展開を行っています。そのAI開発において、ディープラーニングを活用した画像処理技術に強みを持っており、顧客課題に合わせ、適切なAI開発を実施しています。
また、協業会社と連携し、カメラや照明と組み合わせたソリューション開発も行っており、ソフト・ハード両面から顧客課題解決に向けたソリューションを提供することが可能です。
株式会社AIハヤブサの画像処理技術は漁業・農業・畜産分野の領域でも活用されており、漁獲物の体型やヒレなどの特徴をAIに学習させることで、撮影した画像から瞬時に漁獲物の選別が可能となっています。
AI Marketおすすめポイント
・AI開発を専門として事業展開
・ソフト・ハード両面からのソリューション展開
・漁業など幅広い業界で活用可能
株式会社AIハヤブサの概要
住所 | 〒041-0801 北海道函館市桔梗町379番地32(函館テクノパーク内) |
設立 | 2017年3月 |
事業内容 | 人工知能(AI)技術を活用した各種ソフトウェア及び設備等の開発・販売 |
公開実績 | 詳細非公表 |
AI Marketでは、AI開発の進行サポートから、実現したいAIの内容に合わせて、適切な会社を紹介可能です。いつでもご相談ください。
株式会社フツパー
株式会社フツパーは、外観検査領域において、画像認識AIモデル「Hutzper Vision」を開発し、目視検査業の効率化を実現するための画像認識エッジAIサービスを提供しています。AIで目を再現することの実現を目指して、従来のセンサーではできなかったことを、AIで判別可能にしました。判断した結果をスマートフォンやパソコンに通知する機能、ブラックボックス化しないようにAIがどこを見たか分かる機能、AIがより賢くなる機能などを備えています。そしてこれらを用いた外観検査システムの開発を手掛けています。
AI開発やシステム構築を柔軟に組み合わせられるよう顧客のニーズに合わせて、AIモデルの開発から導入、導入後の機能までを一括で行うサービスを提供しています。また、最も人手が不足している地方の中小企業でも導入しやすい価格帯に設定されています。
本社は大阪府大阪市にあり、「最新テクノロジーを泥臭く民主化する」をミッションとしています。2020年に設立された製造業向けの画像認識エッジAIサービスの提供を主要事業として手掛ける企業です。
AI Marketおすすめポイント
・画像認識技術を生かした、目を再現したエッジAIサービスの開発
・開発、導入、アフターサービスなどをワンストップで行うサービスの提供
・中小企業でも導入しやすい価格設定
株式会社フツパーの概要
住所 | 〒532-0002 大阪府大阪市淀川区東三国4-25-29 フローラル・セントランド206 |
設立 | 2020年4月 |
事業内容 | 製造業向け画像認識エッジAIサービスの提供 |
公開実績 | ・食品製造メーカー工場ラインでの不良品検出(2人分の工数削減) ・部品製造メーカーでの不良品検出(目視の検品数3,000個→80個まで削減) ・食品製造メーカーでの食品個数の判別 等 |
AI Marketでは
製造業・工場ラインでAIによる外観検査を導入する際の注意点
製造業・工場ラインでAIによる外観検査を活用するために注意すべきポイントを解説します。
適切なデータが必要
膨大な検査画像データがなければ、AIは不良品と通常製品の区別がつきません。適切なデータをAIに読み込ませることで、高い精度の外観検査ができるでしょう。AIによる外観検査は導入してすぐに運用できるわけではありません。一定期間学習を行うチューニング期間が必要です。
また、取扱製品が細かければ細かいほど、AIに対しての学習期間が求められます。
自社に合わせたシステムの選択が必要
システム選びとベンダーの協力は、導入前に確認が必要です。AI外観検査のパッケージシステムには、様々な種類が存在します。システムによって適したジャンルが存在するため、自社が取扱う製品がシステムに適していない場合は、高い精度は期待できません。
また、自社に最適なシステムを選択した後も、製品に合わせて構築する必要があるため、ベンダーの協力も欠かせないでしょう。
エリアカメラにするかラインカメラにするか
AIによる外観検査を実施する際は、機械に設置するカメラの種類が重要です。使用するカメラは、「エリアカメラ」と「ラインカメラ」の2つに分けられます。エリアカメラは比較的安価で、設置・設定が簡単です。小さい対象の撮影に特化していますが、均一に照明を当てづらい点がデメリットです。
一方ラインカメラは、エリアカメラよりも価格が高く、機材設定や調整が難しいです。しかし、大きい対象を捉えることでき、均一に照明を当てられます。エリアカメラの方が高性能な機能を保有しているケースが多いです。
このように、使用するカメラによって特徴が異なるため、自社製造製品に合わせて選択が必要でしょう。
導入コスト
AIによる外観検査を導入する際は、以下のコストが発生します。
- PoC(Proof of Concept)
- 機能構築・実装
- カメラ環境
- エッジサーバー
開発会社や導入するAI外観検査システム、製造ライン数やどのような外観検査を行うなどによって費用は異なります。
エッジサーバーの有無
AIによる外観検査を導入する際は、エッジサーバーの有無を確認するとよいでしょう。エッジサーバーとは、AIが搭載され、エッジAIとして判断を下すシステムを指します。エッジAIとして活用することで、エッジ側で判定、クラウド側で学習、と分けられるため、効率的に外観検査ができます。
また、エッジサーバーによって画像識別を実施するファイルをクラウドに送信することなく対応できるため、処理速度も向上します。そのため、効率的に外観検査を実施したい場合は、エッジサーバーの活用有無も考慮すると良いでしょう。
また、エッジAI開発を行いたいとお考えの方は、エッジAI開発に強いAI開発会社紹介記事をご参考ください。
製造業に最適なAI開発会社選びを
AIモデルは、適切に活用すれば強力な武器になりますが、適当に進めてしまうと無駄なコストになりかねません。
工場の全体クオリティに直結する外観検査AIの開発企業選定は絶対に失敗できません。とは言え、AI開発企業の選定に時間やコストをかけることも避けたいのが実情ではないでしょうか?
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AI Marketでは
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