AI業界最新ニュース【AI Market人気記事2023年11月まとめ版】
最終更新日:2024年04月03日
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目次
- 1 楽天グループ、企業活動を支援するAIプラットフォーム「Rakuten AI for Business」をOpenAI社と展開へ
- 2 金融機関としては国内初。沖縄海邦銀行、映像/BGM/ナレーションの大半をAIで生成した企業CMを制作
- 3 ヘッドウォータースら3社、ローソン7店舗にて個店最適化を目指すエッジAI活用の実証実験を実施
- 4 ホワイトペーパーリリースのお知らせ:ビジネスにおけるAI利用動向調査レポート
- 5 米OpenAI社、300ページに至る長文回答と低価格化を実現した次世代LLM「GPT-4 Turbo」発表
- 6 弊社代表によるBCNでの連載開始お知らせ:身近に感じることのできるAIのあれこれ
- 7 パナソニックHDとUCバークレー、階層的な画像認識が可能なマルチモーダル基盤モデル「HIPIE」開発
- 8 メルマガ会員登録(無料)
楽天グループ、企業活動を支援するAIプラットフォーム「Rakuten AI for Business」をOpenAI社と展開へ
楽天グループ、企業活動を支援するAIプラットフォーム「Rakuten AI for Business」をOpenAI社と展開へ
公開日: 2023-11-14
楽天グループは、OpenAI社との協業を通じて新しいAIプラットフォーム「Rakuten AI for Business」を開発することを発表しました。このプラットフォームは、様々な企業活動をAIによって支援し、データ分析、チャート作成、顧客からの質問に迅速に回答する機能などを提供します。楽天グループの豊富なユーザー基盤とOpenAIの最先端技術を組み合わせることで、ECやその他の分野における革新的な変化を目指しています。プラットフォームの提供開始は2024年以降を予定しています。
「Rakuten AI for Business」の導入は、楽天グループの既存のビジネスモデルに新しい価値を加える大きな一歩となるでしょう。楽天の約17億のユーザーベースとOpenAIの技術力の組み合わせは、顧客体験の向上、効率的な業務処理、新たなビジネスチャンスの創出に寄与する可能性があります。これにより、楽天はデータ主導型の意思決定、個別化されたマーケティング戦略、顧客満足度の向上など、AIを活用したビジネス展開を加速できるでしょう。また、OpenAIとの協業は、楽天のサービス範囲を拡大し、AIの最先端を活用して企業のデジタルトランスフォーメーションを促進することにつながると考えられます。
金融機関としては国内初。沖縄海邦銀行、映像/BGM/ナレーションの大半をAIで生成した企業CMを制作
公開日: 2023年11-22
沖縄海邦銀行は2023年11月20日、AI技術を駆使して映像、BGM、ナレーションの大半をAIで生成した企業CMを制作しました。これは金融機関として国内初の試みです。この取り組みは「KAIHO PROJECT」と名付けられ、AIの可能性を最大限に活用し、県民に魅力的なメッセージを届ける目的があります。また、中小企業におけるAI活用の推進も目的としています。
沖縄海邦銀行は、1949年設立の地域密着型金融機関です。顧客ニーズへの迅速な対応と経営課題解決を通じて、地域の「一番身近な銀行」としての存在感を高めてきました。DX(デジタルトランスフォーメーション)による利便性の向上を中期経営計画に明記し、ブランディング強化のための施策として「Beyond the Bank あなたの明日へ」というスローガンを掲げています。
このプロジェクトによって制作されたCMは、「沖縄の未来」、「海と緑と共に」、「カイホーしてる?」の3本です。これらのCMは、テクノロジーの変化への対応、環境保全への取り組み、多様性の重要性など、さまざまなテーマを取り上げています。
この取り組みは、金融機関がAI技術を積極的に取り入れ、伝統的な業務モデルを超えて革新を試みる良い例です。AIの活用により、クリエイティブなコンテンツの生成が可能になり、金融機関のブランドイメージを強化し、顧客への新しいアプローチを開拓する道が開かれています。また、このような斬新な取り組みは、他の業界におけるAIの可能性への関心を高め、特に地域密着型の金融機関がイノベーションを牽引することの重要性を示しています。
ヘッドウォータースら3社、ローソン7店舗にて個店最適化を目指すエッジAI活用の実証実験を実施
公開日: 2023年11月17日
株式会社ヘッドウォータースは、ソニーセミコンダクタソリューションズおよびAWL株式会社と共に、株式会社ローソンの店舗でエッジAI技術を活用した実証実験を実施しました。この実験は、エッジAI搭載デバイスを用いて店舗の個店最適化を図るもので、商品棚の状態や顧客行動をAIで分析し、オペレーションの効率化を目指しています。
ヘッドウォータースはAIソリューション事業を手がける企業であり、最先端のイメージセンサーやエッジAI技術を活用して、店舗運営のデータ取得と活用を支援しています。実証実験は2023年3月から8月に東京都と神奈川県内のローソン7店舗で行われ、効率的な商品棚の検知や顧客行動データの解析を通じて、店舗施策の改善に活用するプロセスが構築されました。
この実証実験は、小売業界におけるAIとエッジコンピューティングの活用の進展を示しています。エッジAIの導入により、リアルタイムでのデータ処理と分析が可能になり、店舗運営の効率化と顧客体験の向上が実現されます。
これは、店舗ごとのニーズに応じた個別最適化を可能にし、小売業界全体の競争力を高めることに寄与するでしょう。また、このような技術革新は、消費者の購買行動の理解を深めることで、より精度の高いマーケティング戦略の策定にも繋がります。
ホワイトペーパーリリースのお知らせ:ビジネスにおけるAI利用動向調査レポート
公開日: 2023年11月15日
AI Marketは、ビジネスにおけるAI利用動向に関する調査レポートをホワイトペーパーとして2023年11月7日に公開しました。この調査では、「業務でAIを利用している」と答えた人の割合は29.7%で、特に企画・マーケティング職での利用が55.6%と最も高い結果となりました。
また、AI利用者のうち82.5%が業務改善を経験していると回答しています。このレポートは、AIのビジネスへの統合が進んでおり、特にマーケティング分野でのAI活用が顕著であることを示しています。
米OpenAI社、300ページに至る長文回答と低価格化を実現した次世代LLM「GPT-4 Turbo」発表
公開日: 2023年11月20日
OpenAI社は、次世代の大規模言語モデル「GPT-4 Turbo」を開発しました。このモデルは、300ページ以上の長文回答が可能であり、パフォーマンス最適化により低価格化を実現しています。GPT-4 Turboの処理可能なテキスト量は128,000トークンに拡大し、「GPT-4」よりも入力は1/3、出力は1/2に削減されています。この発展は、AIの更なる応用範囲の拡大とコスト効率の向上を示しています。
弊社代表によるBCNでの連載開始お知らせ:身近に感じることのできるAIのあれこれ
AI MarketのBizTech株式会社代表取締役、森下佳宏が、BCN-Rにて「身近に感じることのできるAIのあれこれ」と題した新連載を開始しました。この連載では、ChatGPTを含むLLM(大規模言語モデル)などのAI技術の活用方法について解説していく予定です。
BCN-Rは家電流通の業界動向や新製品レビュー情報を提供するメディアで、この連載はAIの身近な利用方法や最新の動向に焦点を当てています。
パナソニックHDとUCバークレー、階層的な画像認識が可能なマルチモーダル基盤モデル「HIPIE」開発
公開日: 2023年11月22日
パナソニックホールディングス株式会社とカリフォルニア大学バークレー校が、階層的な画像認識を実現するマルチモーダル基盤モデル「HIPIE」を共同開発しました。このモデルは大規模言語モデルを利用し、従来は複数モデルが必要だったセグメンテーションと画像認識を一つのモデルで行えるようにしました。
評価実験では世界最高性能を達成し、車載センサーの危険検知など、階層的な画像理解が求められる場面でのアノテーション負担を削減します。
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