センシンロボティクス、画像データ自動仕分け機能を強化した『SENSYN CORE Datastore』の最新版を提供開始
最終更新日:2025年03月12日

株式会社センシンロボティクスは、AIアプリケーション開発プラットフォーム『SENSYN CORE』内のデータ管理機能『SENSYN CORE Datastore』に、「自動仕分け機能」を追加したアップデート版の提供を2025年3月11日より開始した。
この機能により撮影データを設備ごとに自動で紐づけることが可能となり、AIによるメタデータ解析を通じてデータ管理作業の効率化を実現する。
- スマートフォンやドローンなどから取得した大量の画像データを設備ごとに自動で仕分ける機能の追加
- 撮影位置や方位情報などのメタデータを活用して画像を設備やフォルダごとに自動分類・データ格納が可能に
- ドローンとの連携やAI画像解析機能との統合により、データ取得から異常検知までの一連の業務プロセスを自動化
近年の巡視・点検業務においては、スマートフォンや携帯カメラ、ドローンなどのロボット、ネットワーク対応のカメラやセンサーなどの導入により、現場データの自動取得が進んでいる。これらのデバイスの普及により大量のデータ取得が可能になった一方で、適切なデータ管理や分析が新たな課題となっている。
従来のプラント点検業務では、巡視対象の決定から現場での撮影、データの整理、結果分析、そして二次点検箇所の特定と依頼など一連の作業が発生する。こうした業務では対象となる場所や設備の名称を基点としてデータを紐付け、現場評価を反映した帳票として管理するケースが多い。
しかし、取得データは主に時系列順で整理されるため、「いつ」「どこで」取得されたものかを人手で特定し、あらかじめ設定した対象設備や場所に再度紐付ける必要があり、この作業負担の増大がデータ管理における課題となっている。
センシンロボティクスは今回のアップデートで、撮影位置や方位の情報が記載された画像のメタデータを活用することで、より汎用的な「自動仕分け機能」へと機能を強化した。
これにより、デバイスから取得した画像を設備やフォルダごとに自動分類・データ格納することが可能となり、撮影データの整理作業が不要となる。
結果として、対象設備の確認・判断をスムーズに行えるようになり、業務の効率化に繋がる。『SENSYN CORE Datastore』は、データ管理の自動化だけでなく、DJI製やSkydio製のドローン、さらにはDock型ドローンとの連携も標準対応している。
また、AI画像解析や3Dモデル作成機能を標準搭載しており、取得データの活用に加え、画像ごとに自動でAI処理を実行し、異常検知までを業務プロセスに組み込むことが可能だ。
参照元:PR TIMES
自動仕分け機能に関するよくある質問まとめ
- 『SENSYN CORE Datastore』の自動仕分け機能は、どのようなメタデータを活用していますか?
自動仕分け機能は、撮影位置や方位の情報といった画像のメタデータを活用しています。スマートフォンやドローンなどのデバイスで撮影した画像に含まれるこれらの情報を基に、設備やフォルダごとに自動で分類・格納を行います。
これにより、従来人手で行っていた「いつ」「どこで」取得されたデータかを特定し紐付ける作業が不要になります。
- ドローンとの連携において、どのような機種に対応していますか?
『SENSYN CORE Datastore』は、DJI製の産業用ドローンやSkydio製のドローンに標準対応しています。さらに「DJI Dock」や「Skydio Dock」などのDock型ドローンとの連携にも対応しており、データ取得作業からデータ整理までの自動化が可能です。

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