アバターで人類を進化させるAVITA、アバター/AIの活用に向けた協業をSMBCグループと開始
最終更新日:2023年09月07日
AVITA株式会社は、2023年9月4日、アバターやAIを活用したビジネスの協業検討に関する基本合意書を、SMBCグループ(株式会社三井住友フィナンシャルグループ)との間で締結したと発表した。
AVITAは、アバター/AI技術を強みとして接客/研修サービスなどの事業を展開している企業だ。SMBCグループとの協業では、同グループが保有する幅広い顧客基盤や多様なビジネスノウハウと、AVITAが持つ技術を融合させ、新たな社会的価値の創造を目指す。
<本ニュースの10秒要約>
- アバターオンライン接客サービスやAIアバター研修サービスの提供などを手がけるAVITA
- 労働人口の減少や働くことが難しい人の多さ、労働生産性の低さなどを、アバターで解決
- SMBCグループの顧客基盤とAVITAの技術力を融合、アバター/AI技術のビジネス活用を推進
「アバターで人類を進化させる」AVITA
AVITAは、人と関わるロボット/アバターの研究開発に20年以上携わってきた大阪大学大学院基礎工学研究科教授の石黒浩氏が代表を務める企業だ。「アバターで人類を進化させる」という企業ビジョンを掲げてアバターの社会実装を進め、多様な人材が活躍できる社会の実現を目指している。
同社はアバターやAI技術を活用する形で、アバターオンライン接客サービス「AVACOM(アバコム)」や、「ChatGPT」を活用したAIアバター研修サービスの開発/運営を展開。また、企業/自治体向けのアバター制作やアバターワーカー派遣なども手がけている。様々な企業との協業にも取り組んでおり、SMBCグループとの協業もその一環となる。
アバターやAI技術を活用したビジネスは、重要性が高まる
昨今の日本では、労働人口の減少が大きな社会課題となり、多くの企業は働き手の不足に悩むようになった。しかしその一方で、高齢者や障がい者、また育児/介護従事者といった人々が、就労意志を強く持ちながら働くことに困難を抱えているケースも少なくない。また、日本の労働生産性が他国と比べて低い水準であり続けていることも、問題となっている。
こうした労働に関する問題は、アバターやAIを活用することで解消できる可能性がある。アバター/AI技術は、心理的・時間的・身体的制約を超えることを可能にし、あらゆる場所/状況で生産的に働く新たな選択肢となり得りものだ。デジタル化が進む今後も社会においても、アバターやAI技術を活用したビジネスはその重要性が高まると予測されている。
AVITAとSMBCグループは、こうした日本社会の現状に対応すべく今回の協業開始に至った。
人と社会の新たな繋がりを生み「温かみのあるDX」を推進
SMBCグループは、「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンを掲げ、激変する現代社会への対応を進めている。グローバル化や低金利環境の反転に加えて、社会課題の拡大/深刻化やデジタル化の加速などに対する施策にも取り組んで来た。
AVITAとSMBCグループの協業では、同グループが保有する幅広い顧客基盤や様々なビジネスに関するノウハウと、AVITAが持つ高度な技術力やノウハウを融合させることで、アバター/AI技術のビジネス活用を推進。人と社会の新たな繋がりを生み、新たなビジネスチャンスにもなり得る「温かみのあるDX」を推進するとしている。
参照元:PRTIMES
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