ヘッドウォータース、「Azure OpenAI Service」利用企業支援サービス「プロンプトエンジニアリングラボ」開始

株式会社ヘッドウォータースは、2023年8月16日、新サービス「プロンプトエンジニアリングラボ」の提供を開始したと発表した。

ヘッドウォータースは、AIソリューション事業を手がける企業だ。「プロンプトエンジニアリングラボ」は、日本マイクロソフト株式会社が提供する「Azure OpenAI Service」の利用企業に向けて、顧客それぞれのAI習熟度に応じたLLM（大規模言語モデル）技術のナレッジシェアおよび伴走支援の体制を構築するサービスとなっている。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 「Azure OpenAI Service」利用企業各個に支援体制を構築する「プロンプトエンジニアリングラボ」
• 顧客それぞれの生成AIや「ChatGPT」の活用習熟度に合わせ、ナレッジシェア／伴走支援の体制を構築
• テクニカルアドバイザリーや設計構築支援も提供。顧客との関係も構築し、共に生成AI経済圏を拡大

「Azure OpenAI Service」を支援してきたヘッドウォータース

ヘッドウォータースは、AIテクノロジー社会において社名が示す「ヘッドウォーター（源流）」となることを目指し、AIソリューションの提供に取り組んでいる。顧客に寄り添うソリューション開発を重視し、AIと現場のシステムを結びつけるAIインテグレーションサービスも展開。最近登場した「Azure OpenAI Service」にも着目し、利用企業を支援するAIシステムも提供している。

「Azure OpenAI Service」は、OpenAI社が開発した「ChatGPT」などのAIモデルを「Azure」上でセキュアに利用できるサービスであり、OpenAI社とマイクロソフト社のパートナーシップから誕生した。自然言語処理／テキスト分析／画像認識／音声認識／機械翻訳といった機能を提供し、ビジネスアプリケーションやIoTデバイスなどの様々なアプリケーションで既に利用されている。

伴走型支援体制を構築する「プロンプトエンジニアリングラボ」

「Azure OpenAI Service」利用企業向けに支援AIシステムを提供する中で、ヘッドウォータースには「自社でもGPT／LLMの知見を蓄積し、業務に活用したい」「基礎的な学習ができる機会を作りたい」「GTP活用の社内潮流を作りたい」「定期的にテクニカルサポートを受けたい」といった要望が寄せられるようになった。この要望に応えるべく立ち上げられたのが、「プロンプトエンジニアリングラボ」だ。

「プロンプトエンジニアリングラボ」は、利用顧客それぞれの「Azure OpenAI Service」「ChatGPT」の活用習熟度に合わせた形で、伴走型支援体制を構築する。A導入を検討段階の顧客には、生成AI／プロンプトエンジニアリングの基礎知識セミナー開催やチャットボットの試験導入、プロトタイプアプリ構築などを実施。構築段階にある顧客には、ヘッドウォータースの生成AI／プロンプトエンジニアによるテクニカルアドバイザリーをはじめとして、「Azure」アーキテクチャの設計構築支援などが提供される。

プロンプトエンジニアリングで、「ChatGPT」を効率的に使用

「プロンプトエンジニアリングラボ」の名称に含まれる「プロンプトエンジニアリング」とは、「ChatGPT」などの対話型AIに対して自然言語で命令・指示することで、意図通りの回答や複雑なタスクへの対応を可能にする方法を指す。「ChatGPT」を効率的に使用するために生まれた、比較的新しい分野だ。

ヘッドウォータースは今後「プロンプトエンジニアリングラボ」において、「Azure OpenAI Service」利用企業へ積極的にナレッジを提供すると共にビジネスパートナーとしての関係も構築し、共に生成AI経済圏を拡大する取り組みを進めるとしている。

参照元：PRTIMES

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