【AI用語解説】コグニティブ・コンピューティング
最終更新日:2021年04月24日
コグニティブ・コンピューティング
コグニティブ・コンピューティングとは、直訳すると「認知」型の処理システムであり、与えられたデータに対して、人間と同じように認知・推論・学習するシステムのことを指します。
AI(人工知能)と非常に近い存在ではありますが、AIとコグニティブ・コンピューティングには目的の違いがあるとされていますが、明確な定義はまだ定まっていません。
AI | 人間の知能を模倣し、情報を処理する |
コグニティブ・コンピューティング | 人間がより良い判断をしたり、人間の能力を補強したりすることができるように情報を処理する |
つまり、AIは特定の処理を人間に代わって行う(代替する)目的であるのに対し、コグニティブ・コンピューティングは、その作業をAIと同様に処理するものの、最終的に人間が判断したり意思決定を行うサポートを行うことを目的としている、という違いとなります。
一般的にIBMのWatsonはAIとして認知されていますが、Watsonは元々「コグニティブ・コンピューティング・システム」と言われていました。但し、現在では、IBM社もWatsonをAIとして打ち出しているように、AIとコグニティブ・コンピューティングの定義は曖昧な状態であると言えます。
コグニティブ・コンピューティングとして打ち出している有名なサービスとしては、Microsoft社のAzure Cognitive Servicesがあります。
また、最近では、コグニティブAIサービス、といった表現も出てきており、今後、言葉の定義がより明確となっていくものと想定されます。
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