最終更新日:2024-04-26
LIFULL、野村不動産ソリューションズと不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結
株式会社LIFULLは、2024年4月23日、野村不動産ソリューションズ株式会社との間で不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結したことを明らかにした。
LIFULLは、不動産・住宅情報サービスなどを展開しており、生成AIの活用も推進している企業だ。野村不動産ソリューションズも総合不動産流通企業であり、この協定では不動産領域における生成AIを活用した新たなサービスや業務効率化ツールの研究・開発などを進める。
<本ニュースの10秒要約>
- 不動産・住宅情報サービスなどを展開し、生成AIの専門組織も立ち上げたLIFULL
- AIサービス「AI ANSWER Plus」を開発してきた野村不動産ソリューションズとLIFULL
- 生成AIを活用した新サービス/ツールを研究・開発、不動産業界全体のDXを牽引
「ChatGPT」を活用した住まい探し支援なども手がけるLIFULL
LIFULLは、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」や空き家再生サービス「LIFULL 地方創生」、またシニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、不動産領域を主軸として事業を展開している。「あらゆるLIFEを、FULLに。」というコーポレートメッセージを掲げ、事業を通じた社会課題の解決も企図。様々な領域にも事業を拡大しており、グループとしてサービスを提供しているエリアは2024年時点で世界63ヶ国におよぶ。
同社は、事業の主軸を置く不動産領域においてDX化が遅れていることを憂慮。この課題を解消すべく、2023年5月には生成AIの専門組織を立ち上げた。同組織は、「LIFULL HOME’S」において国内不動産ポータルとしては初となる「ChatGPT」向けプラグインを提供。また、「ChatGPT」を活用して住まい探しを支援するAIチャット「接客サポートAI by FRIENDLY DOOR(BETA版)」の提供などにも取り組んでいる。
AI/デジタルの活用を進め、顧客満足度の向上と業務効率化を図る
生成AIの活用を進める中でLIFULLは、この取り組みの中で蓄積した知見やノウハウを活用して不動産各社を支援すると、業界全体のDX化推進にもつながると判断。2024年3月には、ハウスコム株式会社との間で不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結した。この協定では、LIFULLの培ってきたAI技術活用ノウハウを提供し、ハウスコム社内のスムーズで的確な情報システムの開発・構築を支援している。
こうした取り組みの一環として、野村不動産ソリューションズとの協定締結も行われた。野村不動産ソリューションズは、不動産情報サイト「ノムコム」の運営という形でデジタル施策を既に展開しており、この「ノムコム」のデータを活用する形で不動産取引相談AIサービス「AI ANSWER Plus(ベータ版)」をLIFULLと共同開発してきた経緯を持つ。今回の協定では、AI/デジタルの活用をさらに進めることで、さらなる顧客満足度の向上と業務効率化を図る。
「AI ANSWER Plus」の本番リリースを目指す
LIFULLと野村不動産ソリューションズの不動産DXパートナーシップに関する基本協定は、2024年2月21日付で締結されている。両社は今後、「AI ANSWER Plus(ベータ版)」の本番リリースに向けた研究・開発や、生成AIを活用したtoC向けの新サービスおよび業務効率化ツールの研究・開発、そしてDXに関する社員のリスキリングサポートなどを行う予定だ。両社はこの取り組みを通じて成功事例を作り上げ、不動産業界全体のDX牽引を図るとしている。
参照元:PRTIMES
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