【INTERVIEW】AI人材を教育し、市場へのAI人材普及を目指すMindTech
最終更新日:2021年04月02日
今回は、そんなマインドテック株式会社のお三方にお話をお伺いしました。
写真中央) 代表取締役 久場純哉さん
写真右) プロデューサー 上田幸史さん
写真左) クリエイティブディレクター 能重せれなさん
AIを使える人材を増やしていきたい
■まず、どのような事業を展開されているか教えて下さい。
—久場さん
「弊社は、「ひとり一人の可能性を世界のチカラに」というビジョンを掲げ、テクノロジー人材育成事業をメインとし、人にフォーカスした事業を展開しています。テックベンダーや大学と連携をして、AIやIoTの教育コンテンツをプロデュースし、企業様に提供しています。
その中で、eラーニングコンテンツの制作や、研修の実施、そこから具体的な相談を頂いた際は、専門家をアレンジしたアドバイスサービスを提供したり、実際にプロジェクトのご相談を頂く場合は、ミニラボサービスまで提供しています。
このように、
そのため、実際は育成事業を展開しながらも、AI開発のプロジェクトマネジメントなどを行ったりもしています。」
■どのような思いでこの会社を創業されたのでしょうか?
—久場さん
「元々、私はIIJに2000年に入社したのですが、その後、株式会社サイバーエージェントに転職したり、複数のベンチャー企業の事業立ち上げなどを多く行っており、ずっと最先端のテクノロジーを扱いながら事業の立ち上げを行っていました。
このようにテクノロジーの凄さや可能性を体感してきたこともあり、これを事業の主軸にしたい、という想いから創業しています。そしてそれを伝える側に行きたい、という想いから教育事業を展開しています。
AIに関して言えば、2016年にAI TOKYO LAB株式会社の創業に携わり、AI系のプロジェクトに深く関わったことから、これを伝えたい、という思いも強くなりました。
また、AIの最初の頃は、AIで新しい事業を創るというよりも、人の仕事を置き換えるというものが多く、それを自分がずっとやっていくことには納得感を持てない部分もあり、それであれば
講座をお客様毎にカスタマイズして提供
■どういった流れで講座は提供されていますか?
—久場さん
「大企業を中心に、AIやDXなどの活用推進や人材育成の大号令が出されることがあるかと思うのですが、人事の方がこの領域を得意としていない場合も多く、そのような場合に、弊社にご相談を頂き、企画含めてご提案をさせて頂いています。
ひと通りの講座カリキュラムは揃っているのですが、実際は、お客様ごとのご要望に応じてカスタマイズして提供しているケースが増えています。
また、最近はテレワークが推奨されていることもあり、オンラインでの開催がほとんどです。」
■どのような強みや差別化ポイントがあるのでしょうか?
—久場さん
「お客様毎に柔軟にカスタマイズして提供していることは強みの一つだと思います。お客様の業界や類似業界の企業が活用しているAIテクノロジーなどを調査して、その事例説明を取り入れたりもします。
また、
—上田さん
「他にも、お客様が実際に持っているデータを実際に活用して研修を行うこともありますね。」
■具体的にはどのような形でしょうか?
—久場さん
「ベースのカリキュラムや、演習のために用意したありもののデータだけで実施すると、どうしてもお客様側でリアリティが持てないケースもやはりありますので、先程のミニラボサービスを先に実施し、
■その他にも強みがありますか?
—久場さん
「最近は、eラーニングを作りたい、というご相談も増えてきて、eラーニングをオーダーメイドで作って提供したりもしています。」
—上田さん
「お客様が自社用のeラーニングコンテンツを持ちたい、というご希望もあります。
通常であれば、弊社が構築したeラーニングコンテンツを提供する形が基本なのですが、自社における独自のAI利活用を解説した
例えば、自社のAIの取組み実績や活用ポリシーであったり、業界におけるAI活用事例などをわかりやすく説明するコンテンツをオーダーメイドで制作しています。」
■これまでの実績を教えて頂けますでしょうか?
—久場さん
「大手の企業様が多く、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ様、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様、明治安田生命保険相互会社、三菱電機株式会社、沖電気工業株式会社様など、
多方面からAI人材拡大を支援
■最後に、現在のAI市場の課題感や、サービスの展望を教えて頂けますか?
—久場さん
「日本においては、AI人材の絶対数が足りていないと思っています。それはエンジニアサイドもそうですが、企画を行うビジネスサイドも不足していると考えています。弊社は
また、AIを教えることができる人材も少ないと思っています。
実際にご相談を頂いているお客様においても、自社にAIをスキルを持った方はいると思うのですが、そういった方はAIを開発するのに忙しく教える時間がなかったりしますし、また、自分ができることと教えるスキルは大きく違いますので、そういった意味で教えるノウハウがなかったりすることもあると思います。そのため、弊社は
こちらは、AIや専門スキルのスペシャリストが、本人の課題に寄り添って1対1で伴走してくれるサービスです。こちらも拡大していくことで、社内の現場レベルでAIを教えてくれる先輩がいないため成長が止まっている人の課題も解決していきたいと思っています。」
–ありがとうございました。
今回は、テクノロジー人材育成事業を幅広く展開するマインドテック株式会社へのインタビューでした。
AI Marketの編集部です。AI Market編集部は、AI Marketへ寄せられた累計1,000件を超えるAI導入相談実績を活かし、AI(人工知能)、生成AIに関する技術や、製品・サービス、業界事例などの紹介記事を提供しています。AI開発、生成AI導入における会社選定にお困りの方は、ぜひご相談ください。ご相談はこちら
𝕏:@AIMarket_jp
Youtube:@aimarket_channel
TikTok:@aimarket_jp
運営会社:BizTech株式会社
掲載記事に関するご意見・ご相談はこちら:ai-market-contents@biz-t.jp