エクサウィザーズの「exaBase 生成AI powered by GPT-4」、福井県が全庁での利活用実証を開始
最終更新日:2023年11月01日
株式会社エクサウィザーズは、2023年10月31日、同社の生成AI(ジェネレーティブAI)サービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」を福井県が利用し、全庁での生成AI利活用の実証を開始したと発表した。
「exaBase 生成AI powered by GPT-4」は、セキュリティや管理・運用の機能を実装した「ChatGPT」活用の法人向けサービスだ。福井県における同サービスの利用は、若手職員による実証を経て開始された取り組みであり、同年10月10日より全庁を対象として同サービスを業務で利用できる環境が構築されている。
<本ニュースの10秒要約>
- 高セキュリティと運用の容易さを備える生成AIサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」
- 福井県での先行実証では、参加メンバーの約95%が「生産性向上に寄与する」と生成AIを評価
- 10月10日より福井県の全庁を対象として、同サービスを業務で利用できる環境を構築
AIを用いた社会課題解決に取り組むエクサウィザーズ
エクサウィザーズは、「AIを用いた社会課題解決を通じて幸せな社会を実現する」というミッションを掲げて事業を展開している企業だ。会社の軸となるのは、「exaBase」を基軸とするAIプラットフォーム事業と、汎用的な業界/社会課題を解決するためのAIプロダクト事業。AIプロダクト事業においては、「ChatGPT」活用の法人向け生成AIサービスとして「exaBase 生成AI powered by GPT-4」を提供している。
「exaBase 生成AI powered by GPT-4」は、ビジネスで要求されるレベルのセキュリティと、現場に対応した運用の容易さを備える生成AIサービスだ。同サービスの最大の特徴は、入力データが最初から「ChatGPT」の学習に利用されない点であり、オプトアウトの設定を行う必要もない。また同サービスでは、ユーザーログを蓄積することで各ユーザーの利用動向を可視化すると共に、利用方法のコンプライアンス準拠確認も可能。ユーザーの入力データ(プロンプト)処理を国内で行うという利点も持つ。
「AIから得る新しい異なる視点によって、業務の質も向上した」
今回「exaBase 生成AI powered by GPT-4」の全庁活用を開始した福井県は、2023年6月~7月にかけて生成AIサービスの実証を既に実施していた。この実証は、生成AIサービスの把握を目的とするものであり、同庁の若手職員が参加。タスクフォースを設置した上で、利用に適した業務やそれに対する効果、利用にあたっての課題や留意点、また利用にあたっての課題や留意点などが洗い出された。
福井県での先行検証で評価された「exaBase 生成AI powered by GPT-4」
この検証では、タスクフォース全体で1700回の利用が確認され、参加したメンバーの約95%が生成AIを「生産性向上に寄与する」と評価した。中でも、AI相手のブレインストーミングや、文書のドラフト作成における業務量削減については、明白な効果を確認できたと評価。「AIから得る新しい異なる視点によって、業務の質も向上した」という声も寄せられている。
福井県への提供は、エクサウィザーズの子会社が担う
2023年6月~7月に実施された実証の結果を受けて、福井県での「exaBase 生成AI powered by GPT-4」全庁活用は開始された。生成AIサービスの全面展開について福井県は、セキュリティの確保やコンプライアンスの遵守を重視。この福井県のAIに対する姿勢に、「exaBase 生成AI powered by GPT-4」は充分対応できるものであると、エクサウィザーズは自負している。
なお「exaBase 生成AI powered by GPT-4」の福井県への提供は、エクサウィザーズの子会社である株式会社Exa Enterprise AIが担う。
参照元:PRTIMES
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