最終更新日:2023-07-31
NVIDIA社/Accenture社/ServiceNow社、生成AIの導入加速プログラム「AI Lighthouse Program」を開始
エヌビディア合同会社は、2023年7月28日、同社本社であるNVIDIA社がAccenture社/ServiceNow社と共に、生成AIの導入加速プログラム「AI Lighthouse Program」を開始すると発表した。
「AI Lighthouse Program」は、企業の生成AI機能の開発/導入を迅速に進めるべく立ち上げられた、世界初のプログラムだ。同プログラムを通じてNVIDIA社/Accenture社/ServiceNow社は、既存の戦略的パートナーシップを拡大する形で連携し、生成AIをベースとした取り組みを通じて業務運営の変革実現を目指す。
<本ニュースの10秒要約>
- 企業の生成AI機能の開発/導入を迅速に進めるべく立ち上げられた「AI Lighthouse Program」
- 顧客自身が生成AIツールを導入でき、毎日使用するアプリケーションを変革できる世界を実現
- 既存の戦略的パートナーシップを拡大する形で3社が連携、顧客の業界リードをAI技術で支援
NVIDIA社、そしてAccenture社とServiceNow社
NVIDIA社は、1999年に発明したGPUによってコンピューター・グラフィックスを再定義したことで知られる企業だ。PCゲーム市場の成長を促進すると共に各種産業のデジタル化も後押しし、21世紀以降はアクセラレーテッド・コンピューティングのパイオニアとしての地位を確立。現在も、データセンター規模の製品を提供するフルスタック・コンピューティング企業として、AI時代の加速を担っている。
今回NVIDIA社と連携して生成AIの取り組みを進めることとなった2社のうちAccenture社は、企業や行政機関など様々な組織の中核にデジタル技術を実装している企業だ。デジタル技術によって組織運営の最適化や収益の拡大、また市民サービスの向上にも貢献。近年は、ビジネス成長を牽引するCHROや企業オペレーションの再創造に加えて、AIの民主化にも取り組んでいる。
もう1社のServiceNow社は、ヒト/プロセス/システムをつなぐクラウド型プラットフォーム「ServiceNow」の開発・提供を手がける企業だ。組織のデジタル化/統合を推進し、迅速かつ優れたワークフローを構築することで、人にしかできない付加価値の高い新しい仕事の創造を支援。革新性とアジリティの向上を実現している。
生成AIのユースケースの設計/開発/実装について顧客を支援
3社が連携して取り組む「AI Lighthouse Program」は、生成AIのユースケースの設計/開発/実装について顧客を支援するプログラムだ。顧客自身が生成AIツールを導入でき、毎日使用するアプリケーションを変革できる世界の実現を目指す。
同プログラム内では、NVIDIA社のAIスーパーコンピューティングとソフトウェア、 Accenture社のコンサルティング/導入サービス、そしてServiceNow社のエンタープライズ自動化プラットフォーム/エンジンを、統合した形で提供。この包括的なサービスによって顧客は、カスタマイズされた生成AIの大規模言語モデルとアプリケーションを容易に構築することが可能だ。
「AI Lighthouse Program」の具体的な利点として3社は、自然言語による魅力的な体験の提供を容易に実現できる点を挙げる。また、カスタマーサービス担当者の煩雑なマニュアル作業の軽減と、問題の迅速な解決につながるの概要/洞察の提供も可能であると自負。インテリジェントな検索結果やコンテンツの自動生成、インテリジェントなコード提案なども可能であるとしている。
顧客が生成AIの利用によって業界をリードできるよう、支援を提供
ServiceNow社は、2023年5月より強力な生成AI機能の提供に向けて、製薬/金融サービス/製造/ヘルスケアなどの分野の大企業と共に検証を続けている。Accenture社もAI領域への30億ドルの投資を最近発表しており、業界を問わず顧客の生成AI活用を支援してきた経験を持つ。
NVIDIA社はこの2社と共に「AI Lighthouse Program」に取り組み、顧客が生成AIの利用によって業界をリードできるよう、支援を提供するとしている。
なおエヌビディア合同会社による今回の発表は、2023年7月26日にNVIDIA社が発表したプレスリリースを抄訳する形で行われた。
参照元:PRTIMES
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