OPPO、Google I/O Connect China 2024で次世代AIスマートフォン戦略を発表
最終更新日:2024年08月15日
スマートデバイスブランドOPPOは2024年8月7日、北京で開催されたGoogle I/O Connect China 2024に参加し、Googleの生成AI「Gemini」と統合した革新的なAI機能を披露した。
OPPOソフトウェアエンジニアリング部門トップのKai Tangは、生成AI技術がスマートフォン業界にもたらす革新について見解を共有し、OPPOのAIスマートフォン戦略を発表。2024年末までに約5,000万台のデバイスに生成AI機能を搭載することを目指すと明らかにした。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- OPPOがGoogle I/O Connect China 2024でGoogleの「Gemini」と統合した革新的なAI機能を披露し、AIスマートフォン戦略を発表
- 新機能には「AI録音要約」や「AIツールボックス」などが含まれ、新しいColorOS 14に実装されOPPO Reno12シリーズで利用可能
- 2024年末までに約5,000万台のデバイスに生成AI機能を搭載する目標を掲げ、AIスマートフォンの普及と継続的な革新を目指す
OPPOとGoogleの協力によるAI機能の拡大
OPPOはGoogleとの深い協力関係を通じて、生成AIアプリケーションの領域を拡大している。Kai Tangは生成AIを革命的な技術と位置づけ、モバイル業界を変革する力を持つと述語した。OPPOはAIスマートフォンをすべての人に手の届くものにすることを目指し、Google社のような業界リーダーと緊密に協力している。
具体的な成果として、「AI録音要約」と「AIツールボックス」という2つの主要な機能が紹介された。AI録音要約は複数の話者を認識し、長時間の会議を自動的に要約する機能だ。AIツールボックスはAI要約、AIライター、AI読み上げの3つのコア機能を統合し、効率的な閲覧やコンテンツ作成を支援する。これらの機能は新しいColorOS 14に実装され、グローバルで発売されたOPPO Reno12シリーズで利用可能となっている。
OPPOのAIスマートフォン戦略と普及計画
OPPOは2024年初頭に初のAIスマートフォンであるFind X7シリーズを発売し、6月には業界で初めてすべてのスマートフォン製品ラインに生成AI機能を導入すると発表した。2024年末までには約5,000万台のデバイスに生成AI機能を搭載することを目指しており、グローバル市場への復帰が予定されているFind Xフラッグシップシリーズもこれに含まれる。
OPPOはAIスマートフォンの特性として、「効率的なコンピューティング」「現実世界の認知」「自己学習能力」「創造力」の4つを挙げている。さらに、スマートなOSはマルチモーダルな相互作用をサポートし、サードパーティサービスをより柔軟に活用できるべきだと考えている。これらの目標を達成するため、OPPOはAIスマートフォンのハードプラットフォーム、操作システム、エコシステムの再構築に取り組んでいる。
AIスマートフォンがもたらす未来とOPPOの展望
OPPOは生成AIを活用して生産性と創造性を高め、最適なAIスマートフォン体験を提供することを目指している。Google社をはじめとする業界トップのパートナーと協力し、イノベーションとオープンな共同開発を通じて業界を新しいAIスマートフォン時代へと導くビジョンを掲げている。
AIスマートフォンの普及により、ユーザーはこれまでアナログで行っていたタスクをAI駆動のプロセスに変換し、作業効率を大幅に向上させることが可能になる。また、AIの効率性と利便性をより多くの人々が体験できるようになることで、スマートフォンの使用体験が大きく変わる可能性がある。OPPOはこの変革の最前線に立ち、継続的なイノベーションを通じてユーザー体験の向上に努めている。
OPPOの企業概要と今後の展開
OPPOは2008年に設立された世界をリードするスマートデバイスブランドだ。美的満足度と革新的技術の相乗効果の実現に取り組み、現在はFindシリーズやRenoシリーズを中心とした多様なスマートフォンやIoT機器、ColorOSを提供している。
さらに、OPPO CloudやOPPO+などのインターネットサービスも展開している。OPPOは60以上の国と地域で事業を展開し、40,000人以上の従業員が世界中の顧客のより良い生活の実現に取り組んでいる。
参照元:オウガ・ジャパン株式会社
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