AIソリューションのAVILEN、エアトリと戦略的パートナーシップを締結して旅行業界のAI活用を推進

株式会社AVILENは、2023年8月3日、株式会社エアトリとの間で戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

AVILENはAIソリューションの開発・提供を手がける企業であり、エアトリは旅行事業などを展開している企業だ。今回のパートナーシップ締結はエアトリがAVILENの株主となる形で実施されており、今後両社は生成AIをはじめとするAI活用を旅行業界において進めるべく連携を強化する。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 旅行事業などを展開するエアトリが、AIソリューションの開発・提供を手がけるAVILENの株主に
• エアトリの投資先も含めた広範囲の人／企業に向けて、生成AIなどを活用したソフトウェアを提供予定
• 「ChatGPT」のプラットフォーム「ChatMee」をベースとする生成AIサービスを、旅行業界でも普及へ

AIソリューションのAVILENと、旅行事業などを手がけるエアトリ

AVILENは、2018年の創業時より「最新のテクノロジーを、多くの人へ」というビジョンを掲げて、AIソリューションの提供を行っている。独自開発した技術コアモジュール「AVILEN AI」を活用したAIソフトウェアの開発・実装と、AIドリブンなビルドアップパッケージ（AI／DX組織の構築支援）を、事業の柱として展開。2023年2月時点でのサービス提供社数実績値は、530社を超える。

今回AVILENが戦略的パートナーシップを締結したエアトリは、航空券予約サービス「エアトリ」の運営で広く知られる企業だ。「エアトリ」旅行事業としてWeb直販／旅行コンテンツOEM提供／卸売などを手がける一方、ITオフショア開発事業やメディア事業など多角的な事業展開を推進し、プライム市場にも上場。また2016年以降は成長企業への投資にも取り組み、投資先企業との協業によるシナジー追求も進めている。

AIへの注目が高まっている旅行業界

エアトリが主たる事業領域とする旅行業界では近年、AIへの注目が高まっている。特に「ChatGPT」の登場以降はAI利活用の潜在的なポテンシャルが顕在化し、チャットボットの高度活用によって旅行の予約体験が劇的な変化を遂げる可能性なども想定されるようになった。

こうした動きに対応すべく、AVILENとエアトリの戦略的パートナーシップは締結された。今後両社は、AVILENが保有する生成AIをはじめとするAIテクノロジーと、エアトリが蓄積してきた旅行業界などに関わる専門的な知見／ノウハウの融合を推進。エアトリ経済圏におけるAI普及の推進が図られる。

「ChatGPT」プラットフォームであるAVILENの「ChatMee」

両社のパートナーシップでは、AVILENが法人向けに開発した「ChatGPT」プラットフォームである「ChatMee」をベースとする生成AIサービスの普及も進められる。

「ChatMee」は、情報セキュリティとデータの秘匿性が保証された形で「ChatGPT」を安全にビジネス活用できるサービスだ。生成AIを用いた同サービスでは、要点を箇条書きで伝えるだけで適切なビジネス文章を生成し、また作成した文章の添削やアイデア／観点の補完も可能。大量のドキュメント／議事録を簡潔に整理することもでき、あらゆる言語への翻訳にも対応している。

AVILENはまた、社内問い合わせ対応を自動化するAIアシスタントとして「ChatMee Pro」も開発・提供。同サービスでは、社内マニュアルやドキュメントをもとにした自動応答を実現し、バックオフィス業務の効率化や属人化解消、散在していたルール／ノウハウの集約も可能にしている。

「最新のテクノロジーを、多くの人へ」

今回の戦略的パートナーシップ締結によりAVILENは、エアトリユーザーのみならずエアトリの投資先も含めた広範囲の人／企業に向けて、生成AIなどを活用したソフトウェアを提供する予定だ。また、この取り組みを通じて最新のテクノロジーを届ける活動を一層加速させ、「最新のテクノロジーを、多くの人へ」という同社のビジョンの実現を目指すとしている。

参照元：PRTIMES

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