サイバー・バズ、インフルエンサーマーケティングサービス「Ripre」にてAIによる薬機法チェックを試験導入

株式会社サイバー・バズは、2023年4月6日、同社のSNSモニターサンプリングサービス「Ripre」において「AIによる薬機法チェック」の試験導入を開始すると発表した。

サイバー・バズは、「Ripre」「NINARY」などのインフルエンサーマーケティングサービスを運営する企業だ。「AIによる薬機法チェック」導入は、薬機法の遵守徹底やステマ法規制に向けた施策の一環として行われる試みであり、専用のAI薬機法チェックツール「RiskMill」が「Ripre」におけるソーシャルメディア投稿のチェックを行う。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 専用のAI薬機法チェックツール「RiskMill」がソーシャルメディア投稿をチェック、薬機法の遵守を徹底
• 法規遵守の重要性が高まっていると判断。ステマ法規制が2023年10月より開始されることも受け、開発開始
• 2023年6月には「RiskMill」本格導入。今後も、新技術の活用と体制強化の取り組みを同時に進める

ソーシャルメディアマーケティング事業を展開しているサイバー・バズ

サイバー・バズは、インフルエンサーを主軸とする形でソーシャルメディアマーケティング事業を展開している。「コミュニケーションを価値に変え、世の中を変える。」というミッションを掲げ、インフルエンサーサービスやSNSアカウント運用、インターネット広告販売といったSNS周辺領域のソリューションを一気通貫で提供。SNSモニターサンプリングサービスとして、「Ripre」の運営も行う。

「Ripre」は、企業の商品・サービスについて会員がモニターとして体験内容や感想をソーシャルメディア上に投稿・拡散できるサービスだ。影響力の高いSNSユーザーだけでなく一般SNSユーザーも会員として登録することが可能であり、モニターサンプリングやイベント招待といった体験の機会を得ることもできる。企業には、商品・サービスの認知拡大や購買意向度向上といったメリットも提供している。

法規遵守の重要性が高まっていると判断、期待に応えるためにAI導入

ソーシャルメディアマーケティングに関わる事業を展開する中でサイバー・バズは、薬機法／景表法など関連法規の遵守の重要性が高まっていると判断。また、いわゆる「ステルスマーケティング」の法規制が2023年10月より開始されることも受け、インフルエンサーの投稿チェックを強化するべきと考えた。

同社はこれまでも、インフルエンサーマーケティングサービスにおいて薬機法／景表法遵守に向けた50以上の投稿チェック項目を設け、第三者機関と専門チームのダブルチェック体制も敷いてきた。しかし、さらなる関連法規遵守への要請や期待に応えるためには、人力チェックのみならずAIを活用する必要があると判断。AI活用の第一歩として、「Ripre」にて「AIによる薬機法チェック」を試験導入するに至った。

ダブルチェックに加えて、AIがさらなるチェックを行う体制を構築

「Ripre」における「AIによる薬機法チェック」は、専用AI薬機法チェックツール「RiskMill」の試験的利用として、2023年4月より開始された。

「RiskMill」は、AIの活用により薬機法チェックを迅速かつ容易に行えるサービスであり、システム開発やクリエイティブ制作を行う株式会社Crewが開発を担った。開発においてCrewは、サイバー・バズとパートナーシップを締結。サイバー・バズが運営サービスにて蓄積したチェックデータおよびソーシャルメディアマーケティングの知見も、「RiskMill」には活用されている。

「RiskMill」導入により「Ripre」は、ソーシャルメディア投稿のチェックの強化を実現。第三者機関と専門チームのダブルチェックに加えて、AIがさらなるチェックを行う体制を構築している。

インフルエンサーマーケティングサービスの安心安全強化に尽力

ソーシャルメディアマーケティングに関わる市場が拡大している昨今、サービス運営企業に対する関連法規遵守への要請や期待は以前にも増して大きくなっている。こうした社会の動きに呼応すべくサイバー・バズは、「Ripre」における「RiskMill」の活用を進め、2023年6月には本格導入の実現も目指すとしている。

同社は今後も、新技術の活用と体制強化の取り組みを同時に進め、運営するインフルエンサーマーケティングサービスのさらなる安心安全強化に尽力するとしている。

参照元：PRTIMES

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