Spiral.AI、「ゆるキャラグランプリ」の後継イベント「ゆるバース」へ生成AIソリューションを提供
最終更新日:2023年12月28日
Spiral.AI株式会社は、2023年12月27日、ゆるバース製作委員会が2024年に開催する「ゆるバース」へ生成AIソリューションを提供すると発表した。
Spiral.AIは、大規模言語モデルなどの生成AI技術を用いたサービスの開発を行う企業だ。「ゆるバース」は、2020年まで開催された「ゆるキャラグランプリ」をメタバース空間も組み合わせた形で復活させたイベントであり、Spiral.AIはキャラクター運用が可能な統合プラットフォームの提供などを予定している。
<本ニュースの10秒要約>
- 大規模言語モデルを研究し、AIキャラクターのプラットフォーム展開にも取り組むSpiral.AI
- 「ゆるキャラグランプリ」の後継イベント「ゆるバース」に、生成AIソリューションを提供
- AIの知識不要でキャラクターを運用できるソリューションで、ゆるキャラとの会話も実現へ
AIコミュニケーションサービスも手がけるSpiral.AI
Spiral.AIは、「世界の技術進化を10年加速する」というビジョンを掲げて、大規模言語モデルの研究開発に取り組んでいる。この研究開発により同社は、AIが人間の能力を拡張するパートナーとしても活躍する未来の実現を企図。誰もが自分の趣味嗜好をコピーした分身を持ち、生活上のあらゆる行動を安心して委ねられる世界を作り出そうとしている。
大規模言語モデルを事業の中心に据える同社は、ユーザーに寄り添う人間主体のサービスとしてDXプラットフォーム「Spiral.Bot」「Dial Mate」などを展開している。また近年は楽しいコミュニケーションを実現するAIキャラクターのプラットフォーム展開にも注力。実在の芸能人と音声/チャットで疑似的な会話を体験できる日本初のAIコミュニケーションサービス「Naomi.AI」も提供している。
「ゆるキャラグランプリ」の後継イベント「ゆるバース」
Spiral.AIが今回生成AIソリューションを提供することになった「ゆるバース」は、地域のPRを担うご当地キャラクターのイベントとして大きな人気と話題を呼んだ「ゆるキャラグランプリ」の後継イベントにあたる。
「ゆるキャラグランプリ」は、2011年の東日本大震災によって傷ついた地方を活性化すべく開始され、大きな活況を呈した。2020年に一旦その役割を終えたが、コロナ禍によって再び損害を受けた地方の観光産業やご当地キャラクター運営団体から復活を望む声が高まり、2023年に「ゆるバース」として蘇った。
「ゆるバース」では、株式会社NTT QONOQが提供する仮想空間プラットフォーム「DOOR」を利用したメタバース空間との連動を実現。メタバース空間におけるゆるキャラとの交流と、リアル会場での最終投票/表彰式を組み合わせるなど、オンライン/オフラインのハイブリッド形式で開催されている。
ゆるキャラとの自然言語を用いたコミュニケーションを実現
「ゆるバース」においてSpiral.AIは、イベントの参加団体/自治体に対して日本初の統合プラットフォームを提供する予定だ。このプラットフォームは、AIの知識がなくても音声入出力機能を含めてキャラクターを運用できるというもの。ゆるキャラとの自然言語を用いたコミュニケーションや、Vtuberのリアルイベントにおける音声コミュニケーションなども可能にするという。
なおSpiral.AIは「ゆるバース」において、生成AI領域については基本的に独占的なサービス提供者となる。同社は今後も、IPコンテンツやキャラクターに向けたAIソリューション提供を加速させるとしている。
参照元:PRTIMES
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