トランスコスモスとモビルス、AIエージェントプラットフォーム提供のvottia株式会社を合弁で設立。消費者と企業間のコミュニケーション課題を解決へ
最終更新日:2025年04月02日

トランスコスモス株式会社とモビルス株式会社は2025年4月21日に、コンタクトセンター向けAIエージェントプラットフォームを提供するvottia株式会社(ボッティア)を合弁で設立することで合意した。
同社は両社の強みを活かし、AIによる顧客体験の向上とチャットを含む消費者と企業のコミュニケーション接点の変革を目指す。
- トランスコスモスとモビルスが合弁会社vottiaを設立し、AIエージェントプラットフォームの開発・提供による消費者と企業間のコミュニケーション課題解決に取り組む動き
- 消費者のチャット利用意向は55%まで上昇しているが実際の利用経験は28%にとどまり、企業側の環境整備の遅れが明らかになった実態
- 両社の消費者インサイト・業務専門性・プロダクト開発経験を融合させ、使いやすさと問題解決力の高いAIエージェントを提供し顧客体験向上を実現
vottia株式会社は、トランスコスモス株式会社とモビルス株式会社が共同で設立する合弁会社だ。設立予定日は2025年4月21日で、設立時資本は1.9億円(資本金9.5千万円、資本準備金9.5千万円)となる。
株主構成はモビルス株式会社とトランスコスモス株式会社がそれぞれ50%ずつ出資する。vottiaという社名は、VOC(Voice of Customer)を基に、「テクノロジーとヒトが協奏する(tutti=音楽用語で合奏)」という思いが込められている。
同社はAIプラットフォームの開発および運用を主な事業内容とし、コンタクトセンター向けのAIエージェントプラットフォームを提供する。
トランスコスモスが実施した「消費者と企業のコミュニケーション実態調査」によると、消費者のチャット利用意向は55%と高い水準に達しているが、実際の利用経験は28%にとどまっている。
この差は企業側の環境整備が消費者ニーズに追いついていないことを示している。また、従来型のチャットボットには「利用されない」「問題が解決されない」といった課題があり、より効果的なサポート体制の構築が求められている。
トランスコスモスはこれまでチャットボットと人の対応を組み合わせた「ハイブリッドチャット」ソリューションを提供してきたが、AI技術の急速な進化に伴い、消費者はさらなるユーザビリティの向上を求めるようになっている。
vottia株式会社は、トランスコスモスが独自に開発したVOC分析から顧客接点の課題を解決するプラットフォーム「trans-DX for Support」で得られた消費者インサイトや業務専門性と、モビルスのプロダクト開発経験を融合させることで、使いやすさや問題解決力の高いAIエージェントプラットフォームを提供する。
これにより、消費者のユーザビリティ向上とお客様企業のコスト最適化を同時に実現することを目指している。
両社の知見とノウハウを結集したvottiaのAIエージェントプラットフォームは、チャットを含む消費者と企業のコミュニケーション接点の変革に貢献し、より効率的で満足度の高い顧客体験の創出に寄与すると期待されている。
AI Market の見解
トランスコスモスとモビルスによる合弁会社vottiaの設立は、コンタクトセンター業界におけるAI活用の新たな展開として注目される。
特に消費者のチャット利用意向と実際の利用経験の差(55%対28%)は、企業側のAI導入における大きな機会を示している。
両社の強みを融合したAIエージェントプラットフォームは、従来型チャットボットの「利用されない」「解決されない」という二大課題を克服する可能性が高い。
VOC分析に基づいた実データ活用とモビルスのプロダクト開発力の組み合わせにより、単なる自動応答システムを超えた、問題解決力の高いAIソリューションになると想定される。
今後のコンタクトセンター市場においては、人的リソースの最適配置とAI技術の進化により、コスト削減と顧客満足度向上を同時に実現する企業が競争優位性を確立すると考えられる。
参照元:PR TIMES
vottia株式会社に関するよくある質問まとめ
- vottia株式会社の設立背景は何ですか?
vottia株式会社はトランスコスモスとモビルスが、消費者のチャット利用意向の高まり(55%)に対して実際の利用経験が低い(28%)というギャップに着目し設立された。
従来型チャットボットの「利用されない」「解決されない」という課題を解決するため、トランスコスモスのVOC分析に基づく消費者インサイトとモビルスのプロダクト開発経験を融合させ、より使いやすく問題解決力の高いAIエージェントプラットフォームを提供することが目的だ。
- vottiaという社名にはどのような意味がありますか?
vottiaという社名には、VOC(Voice of Customer)を基にして、「テクノロジーとヒトが協奏する」という思いが込められている。社名の「tutti」の部分は音楽用語で「合奏」を意味し、AIテクノロジーと人間が協力して顧客サポートを行うという企業理念を表現している。
このように消費者の声を中心に据え、テクノロジーと人間の協働によって新しい顧客体験の創出を目指す姿勢が名前に反映されている。

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