DATAFLUCTと東芝デジタルソリューションズ、施設管理を支援するデータ分析プラットフォームを提供開始
最終更新日:2022年12月02日
株式会社DATAFLUCTは、2022年11月28日、施設管理のデータ活用を促進するデータ分析プラットフォームの提供を、東芝デジタルソリューションズ株式会社と共同で開始した。
このプラットフォームは、電力使用量の可視化やエネルギーマネジメント、制御装置の故障検知などに貢献するというものだ。両社のクラウドデータプラットフォームを連携させることで、複雑なデータ分析を可能にしている。
<本ニュースの10秒要約>
- 電力使用量の可視化やエネルギーマネジメント、故障検知などをデータ分析で実現
- DATAFLUCT「AirLake」と東芝デジタルソリューションズ「GridDB Cloud」を連携
- 構造化/非構造化データを共に活用して複雑な分析を可能に。AIを活用した分析も
設備管理には構造化データと非構造化データの両方が必要
工場や倉庫・配送会社、社会インフラシステムといった分野の企業は、多くの設備資産を用いて事業を展開している。こうした企業では、設備資産の効率的な活用および故障による業務影響の最小化が、極めて重要なテーマとなる。加えて、使用電力の最適化、またCO2排出量の削減など環境に配慮したエネルギーマネジメントも、近年は重要視されるようになった。
これらの取り組みを進める際には、構造化データと非構造化データの両方を活用することが必要だ。構造化データは現場や設備機器のセンサーなどから得られるデータを、非構造化データはログやカメラから得られるデータを、それぞれ指す。「設備の故障予兆検知において精度を高める」といった際は、設備に付けたセンサーデータと設備から出力されるログデータやカメラによる画像データを、組み合わせて分析することになる。
両社が今回提供を開始したデータ分析プラットフォームは、こうしたデータ活用を可能にするものだ。
DATAFLUCT「AirLake」と東芝デジタルソリューションズ「GridDB Cloud」
同プラットフォームは、DATAFLUCTのノーコードクラウドデータプラットフォーム「AirLake」と、東芝デジタルソリューションズのクラウドデータプラットフォーム「GridDB Cloud」を連携させることで実現した。
「AirLake」は、データ活用を通じた価値創出や社会課題解決を目指すDATAFLUCTが、非構造化データの構造化に強みを持つデータレイク/データウェアハウスとして開発した製品だ。そのままでは定型的に扱えない画像/動画/音声/文書といった非構造化データの前処理を、簡単に実行してカタログ化することができる。
一方の「GridDB Cloud」は、東芝グループにてデジタルソリューション事業領域の中核を担う東芝デジタルソリューションズが、多種多様なシステム構築の知見を活かして開発したスケールアウト型データベースだ。構造化データのリアルタイム分析などを、パブリッククラウド上のマネージドサービスとして提供している。
従来よりも複雑なデータ分析を実現、IoT領域での連携を推進
両社のデータ分析プラットフォームは、構造化データ用/非構造化データ用のデータプラットフォームを融合させることで、従来よりも複雑なデータ分析を可能にした。電力使用量を可視化すると共に、コントロール・削減を通じたエネルギーマネジメントも実現。制御装置の挙動をリアルタイムで可視化することで、故障予兆検知の精度向上にも貢献しうるものとなっている。
両社は今後も、IoT領域での連携を推進する予定だ。IoTのデータ蓄積・加工過程においてデータ分析プラットフォームの強化を行うと共に、分析過程についてもAI技術を活用した連携を図っている。
参照元:PRTIMES
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