武蔵野大学、理系/文系を問わずAIを活用できる人材を育成・輩出する「AI副専攻」の修了式を初開催
最終更新日:2023年09月13日
学校法人武蔵野大学は、2023年9月15日、「AI副専攻(「副専攻(AI活用エキスパートコース)」)」1期生の成果発表会と修了式を、同学有明キャンパス5号館にて開催する。
「AI副専攻」は、理系/文系を問わずAIを活用できる人材の育成・輩出を目指して、同学が2021年度に開設した科目だ。今回の成果発表会/修了式は同科目にとって初の開催となり、当日は全科目の履修を終えた1期生の学生が発表を行う。
<本ニュースの10秒要約>
- 理系/文系に関係なくAIの活用を学べる場として開設された、武蔵野大学「AI副専攻」
- AIエンジニア育成ではなく、AI活用のプロジェクト推進が可能な実践力の修得が目標
- 修了式は72名の学生が参加、発表会ではAR情報アプリなどをテーマとする発表を予定
テクノロジー関連の取り組みにも注力している武蔵野大学
武蔵野大学は、1924年に設立された武蔵野女子学院を前身とする学校法人だ。仏教精神を根幹にした人格教育を展開してきた同学は、2004年に男女共学となって以降、時代の趨勢に対応する形で大学改革を推進。12学部20学科/13大学院研究科/通信教育部を擁する総合大学へと発展し、学生数も13,000人を超えている。
改革を進める中で同学は、テクノロジー関連の取り組みにも注力。2019年には国内私立大学では初となるデータサイエンス学部を開設し、2021年にはやはり国内初であるアントレプレナーシップ学部を開設した。また、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」も開始。2024年の創立100周年とその先の2050年の未来に向けて、さらなる改革を進めている。
学部/学科に関係なくAIの知識とスキルを学べる「AI副専攻」
武蔵野大学の「AI副専攻」は、同学の改革に向けた取り組みの中で生まれた科目だ。
副専攻とは、所属する学部学科の学び(主専攻)と並行して別の専門科目を体系的に学ぶことのできる制度を指す。「AI副専攻」は、同学の学生であれば理系/文系に関係なく、どの学部や学科に所属していてもAIを活用するための知識とスキルを学べる場として、2021年に開設された。
「AI副専攻」の目的は、AIエンジニアを養成することではなく、AIツール/サービスを活用した企画・業務改善が行える人材の輩出にある。そのため、プログラミング/データサイエンスのスキルに加えて、論理思考/業務課題の解決/ユーザ視点でのサービス設計に重点を置いた内容となっており、AI活用のプロジェクト推進が可能な実践力の修得が目指されている。
人工知能実践プロジェクトに取り組んだ学生たち
今回開催される「AI副専攻」の成果発表会と修了式には、全科目の履修を終えた72名の学生が参加する。履修生72名は、それぞれが考案したAI活用テーマを教員の指導の下で追究し、成果物を組み立てる人工知能実践プロジェクトに取り組んだ。発表会では、「新しい学習環境『響室(きょうしつ)』の評価手法の検討」「サイバーキャンパスを使ったAR情報アプリin 屋上菜園」といったテーマでの発表が予定されている。
参照元:PRTIMES
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