OpenAIがイーロン・マスクの買収提案を全会一致で拒否、AI業界の主導権争いが激化
最終更新日:2025年02月18日

2025年2月、OpenAIの取締役会は、共同創設者であるイーロン・マスクからの買収提案を全会一致で拒否し、「OpenAIは売却の対象ではない」との立場を明確にした。これにより、マスクが設立したxAIとの対立がさらに深まることが予想される。
- 2015年の共同創設後、2018年に決別したマスクによるOpenAI買収提案の全会一致での拒否
- OpenAIの独立性と人類福祉を優先する組織構造の維持、マイクロソフトとの戦略的パートナーシップの強化
- xAIを通じたマスクの透明性重視のAI開発アプローチと、OpenAIの閉鎖的な開発モデルとの対立構造の顕在化
OpenAIとマスクの対立は、2015年の共同創設時から現在に至るまで、AIの開発方針を巡って複雑な展開を見せている。
マスクは2018年に組織を去った後、OpenAIが商業化路線へと転換し、マイクロソフトから巨額の資金調達を受けて ChatGPT や DALL·E などの製品を開発していく過程で、批判を強めていった。
買収提案が受け入れられていた場合、OpenAIとxAIの統合により、前例のない規模とリソースを持つAI企業が誕生する可能性があった。
マスクは、OpenAIの高度なモデル開発能力とxAIのオープンソースアプローチを組み合わせることで、AI開発の透明性と利用可能性を高めることを目指していたと考えられる。この統合は、GoogleのDeepMindなど競合他社に対して圧倒的な優位性をもたらす可能性があった。
一方、OpenAIは独立性を保持する決定を下すことで、人類の福祉を企業利益より優先するという長期的なミッションへのコミットメントを改めて示した。
現在800億ドルの評価額を有するOpenAIは、マイクロソフトとの戦略的パートナーシップを強化しながら、AI業界における主導的立場を維持する方針だ。
マスクは今後、xAIを通じて透明性とオープンソースの協力を重視したAIモデルの開発に注力し、OpenAIの閉鎖的なアプローチに対抗していくことが予想される。
AI Market の見解
本件は、AI開発における二つの異なるアプローチの対立を象徴する出来事として注目に値する。
OpenAIの商業化路線とマイクロソフトとの連携は、AI技術の実用化と普及に大きく貢献している一方、マスクが提唱する透明性重視のアプローチも、AI安全性の確保と技術の民主化という観点で重要な意義を持つ。
今後のAI市場は、この両者のアプローチが競争しながら発展していくことで、より多様な技術革新と利用形態が生まれる可能性が高い。特に企業のAI導入においては、両者のアプローチの特徴を理解し、用途に応じて適切に選択することが重要になるだろう。
参照元:Forbes

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