Solafune、衛星データ活用とAI解析でゴミを検出する実証事業を岡山市と共に開始
最終更新日:2022年10月21日
株式会社Solafuneは、2022年10月17日、衛星データを活用したゴミ検出の実証事業を岡山市と共に開始したと発表した。
Solafuneは、衛星データ解析プラットフォーム「Solafune」の運営を通して、様々な衛星データ解析技術の開発や提供を手がける企業だ。岡山市との実証事業では、衛星データや航空写真を活用して水域に溜まるゴミのホットスポットを検出する技術について、検証が行われる。
<本ニュースの10秒要約>
- 衛星データ解析プラットフォーム「Solafune」を提供するSolafuneが、岡山市と協働
- 衛星データや航空写真をAIで解析し、ホットスポットの推定および傾向の分析を実現
- 岡山市内全域のホットスポットをモニタリング、海ゴミがどこからやってくるのかを明らかに
世界中の開発者が衛星データにアクセスできる「Solafune」
Solafuneは、世界中の開発者が衛星データにアクセスできるよう「Solafune」を運営している。衛星データは、人工衛星が取得する様々な種類のデータを指し、世界中の「陸・空・海」の事象や状況を把握することができる。近年は、交通・エネルギー・防災・金融・物流など多くの産業で活用されるようになった。
この衛星データおよび地理空間データを「Solafune」にて提供することにより、Solafuneは開発者のアルゴリズム開発を支援。データサイエンスに挑戦する場を提供すると共に、アクティビティの評価・可視化を通じて社会課題や企業課題に向けた取り組みも支援している。
スタートアップとの協働を進める岡山市
今回Solafuneが開始した実証事業は、岡山市が取り組む「GovTech Challenge OKAYAMA 2022(先進技術社会実証支援事業)」のひとつだ。「GovTech Challenge OKAYAMA」では、同市が抱える社会課題や行政課題の解消に向けて、最先端のテクノロジーや斬新なアイデアを持つスタートアップとの協働が図られている。
同市は、サステイナブルな社会の構築を行政の役割のひとつと考え、「GovTech Challenge OKAYAMA」でも生活環境の豊かさを守る取り組みを進めている。水路・河川に流入するゴミについても、生活の重要な資源である水を汚染する原因として重視し、汚染状況の把握および処理を重要な行政課題と規定。Solafuneは、この課題解消において協働するスタートアップとして選定され、今回の実証事業開始に至った。
水域に溜まるゴミのホットスポットを推定
実証事業においてSolafuneは、水域に溜まるゴミのホットスポットを推定できるサービスを提供する。このサービスでは、衛星データや航空写真など上空からの画像をAIで解析することで、ホットスポットの推定および傾向の分析を可能にした。
同事業では今後、岡山市内全域のホットスポットを継続的にモニタリングし、いわゆる海ゴミがどこからやってくるのかを明らかにする予定だ。また、同市全体をきれいに保つシステムの構築も進め、それらの実証を行うとしている。
参照元:PRTIMES
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