動作分析アプリ「SPLYZA Motion」のSPLYZA、AIによる動作解析技術の共同研究を吉備国際大学と開始
最終更新日:2024年01月29日
株式会社SPLYZAは、2024年1月24日、AIによる動作解析技術の共同研究を学校法人順正学園吉備国際大学と開始したと発表した。
SPLYZAは、AIによるマーカーレス動作分析アプリ「SPLYZA Motion」の開発/提供などを通じて、スポーツと教育の支援を手がける企業だ。吉備国際大学との共同研究は、この「SPLYZA Motion」を活用する形で実施され、両者は既に共同研究契約も締結している。
<本ニュースの10秒要約>
- アマチュアスポーツの領域で「IT×スポーツ」のサービスを開発/提供しているSPLYZA
- 体の各部位の角度や速度をマーカーレスで算出、バットの検知も可能な「SPLYZA Motion」
- 主体性や思考力を育成可能なサービスを創造し、スポーツが持つ教育的価値をさらに向上
映像を活用した「IT×スポーツ」サービスを展開してきたSPLYZA
SPLYZAは、代表取締役社長である土井寛之氏が「プロスポーツではなく、アマチュアスポーツの領域にITが全然使われていない状況を改善しよう」と考えて設立した企業だ。同社は2011年より、アマチュアスポーツマンが持つ「もっと上手くなりたい」という思いを叶えるため、映像を活用した「IT×スポーツ」のサービスを企画。「Spoch」の「Clipstro」「Clipstro Golf」といったサービスの開発を経て、2016年より「SPLYZA」シリーズの展開を開始した。
「SPLYZA」シリーズで最初にリリースされたのは、「SPLYZA Teams」だ。同サービスは、「事実」となる映像を活用することで、スポーツ選手が自ら課題発見から課題解決までを行えるというもの。スポーツという「正解のない問題」を解くため、選手が自分で考える力を鍛えることが可能なサービスとなっている。
誰でも簡単にAI動作分析を行える「SPLYZA Motion」
「SPLYZA Teams」に続く形でSPLYZAは、AIマーカーレス動作分析アプリ「SPLYZA Motion」の提供を2022年に開始した。
「SPLYZA Motion」は、「現場で素早く動作分析を行いたい」「手軽にスポーツサイエンスに取り組みたい」というスポーツ選手の要望に応えるべく開発されたアプリだ。同アプリでは、iOS端末(iPhone/iPad)と映像があれば、AIによるマーカーレス動作解析が可能。体の各部位の角度や速度をマーカーレスで手軽に算出するため、誰でも簡単にAI動作分析を行うことができる。
同アプリは、野球バット/テニスラケット/ゴルフクラブの検知も可能であり、より幅広い分野での活用も可能だ。スポーツの枠も超えて、探究学習/研究/臨床といった多様なシーンでの活用も進んでいる。
地域に根差した人材の育成に取り組む吉備国際大学
今回SPLYZAが共同研究を開始した吉備国際大学は、地域密着型の総合大学として地域に根差した人材の育成に取り組んでいる教育機関だ。各学科において地域と連携した教育・研究や地域貢献に取り組んでおり、海外の大学と教育/文化交流も行っている。
SPLYZAは今後も、社会に出てから必要となる主体性や思考力を育成可能なスポーツ関連サービスを創造し、スポーツが持つ教育的価値のさらなる向上を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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