最終更新日:2024-04-22
テックファーム、AI活用の「3D Gaussian Splatting」による3Dモデル生成ソリューションサービスを提供開始
テックファーム株式会社は、AIを活用した最新の3D技術「3D Gaussian Splatting」による3Dモデル生成ソリューションサービスの提供を2024年4月22日に開始した。
従来の技術と比較し、撮影時間が3,600分の1に短縮され、データ容量も約7割削減できるなど、圧倒的な性能向上を実現している。
<本ニュースの10秒要約>
- 最新3D技術「3D Gaussian Splatting」を採用した3Dモデル生成ソリューション
- 従来技術と比較し撮影時間が3,600分の1、データ容量が約7割削減
- アパレル、エンタメ、各種メーカー、ペット業界等での活用が見込まれる
3D Gaussian Splattingの優れた性能
従来の3D技術「フォトグラメトリ」と比較し、3D生成精度は大幅に向上した。撮影にかかる時間・データ容量は大幅に削減することに成功しており、人の髪の毛や表情、衣服の素材感など、これまでの技術では再現できなかった細部までリアルに再現できる。
撮影時間は3,600分の1まで減少し、データ容量も約7割の削減を実現している。
下記動画は、同社が公開している実際に3Dモデルを生成している様子の動画だ。
アパレルECサイトでのユーザー体験向上に寄与
本サービスは、「ECサイト上で商品を人間に消せたトータルコーディネートを見せたい」という顧客の要望を元に開発し、あらゆる角度からコーディネートの着用感や商品の質感を確認できるようになっている。
同社は、アパレルECサイト向けにブラウザ表示用の3Dビューワーも独自に開発しており、商品単体ではなく、トータルコーディネートとしてリアルに再現でき、ユーザーの商品体験向上とともに、購買促進や返品率低下への寄与が期待されている。
様々な業界での活用が期待される
アパレル業界のほか、エンターテインメント業界におけるコンテンツの追加や、各種メーカーの商品開発における試作機やサンプル品の3Dモデル化によるデザインレビューの効率化、ペット業界での可愛らしいコンテンツ生成などの活用が見込まれるとしている。
同社は、AI活用フォトグラメトリ技術の発展形であるNeRFを利用した応用研究も進めており、今後も様々な分野での3Dモデルの活用を支援していく考えだ。
参照元:PRTIMES
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