大広とFABRIC TOKYO、自動接客AIプログラム「コーダイ by FABRIC TOKYO」の実証実験を開始
最終更新日:2024年02月16日
株式会社大広は、2023年10月10日、顧客それぞれに対応する自動対話AIプログラム「コーダイ by FABRIC TOKYO」の実証実験を、株式会社FABRIC TOKYOと共同で開始すると発表した。
大広は大阪市に本社を置く広告会社であり、FABRIC TOKYOはビジネスウェアブランド 「FABRIC TOKYO」を運営する企業だ。今回実証が開始されるプログラムは、FABRIC TOKYOの「AI店舗」スタッフとして、同ブランドのLINE公式アカウント内にて顧客との対話を行う。
<本ニュースの10秒要約>
- FABRIC TOKYOのLINE公式アカウント内にて、自動対話AIプログラムが顧客と対話
- 大広がLaboro.AIと開発した「Brand Dialogue AI」がベース、自然な対話を実現
- 顧客との対話を重ね、影響を検証。データをフィードバックしてアップデートも
自然な対話が可能な「Brand Dialogue AI」を開発した大広
大広は、クライアント企業の未来を創造するパートナーとなるべく、「顧客価値」というキーワードを重視して広告事業を展開している広告代理店だ。企業の利益/成長/ブランド価値など全てを生みだす源泉である顧客に向き合い、その賛同を得ることで、クライアントのミッション達成と社会貢献の実現を目指している。
顧客に向き合う施策の一環として同社は、AIと機械学習のスペシャリスト集団である株式会社Laboro.AIの協力を受けて「Brand Dialogue AI」を開発。この「Brand Dialogue AI」は、ブランドの思想に沿って顧客それぞれと個別の対話ができるテキスト自動生成エンジンだ。OpenAI社のChatGPTおよび特許出願中の「ダイナミックプロンプト」という独自の技術を用いて、ユーザーの属性/状態/対話内容に応じた自然な対話を可能にしている。
顧客それぞれを深く理解する「コーダイ by FABRIC TOKYO」
今回実証実験が行われるプログラム「コーダイ by FABRIC TOKYO」は、大広の「Brand Dialogue AI」をベースとして開発された。同プログラムでは、購入履歴/趣味/嗜好に加えて、対話履歴の内容も参照する形で、AIが顧客それぞれを深く理解。この理解に基づき、商品のレコメンドを行うと共に、ビジネスファッションの悩み相談などにも対応する。
同プログラムを今回導入することになったFABRIC TOKYOは、顧客一人ひとりの体型/価値観/ライフスタイルにフィットするアパレルを提供しているブランドだ。体のサイズ/好みのシルエット/趣味/ライフスタイルデータ/行動データなどを紐づけた「カラダID」の導入により、最適なコミュニケーションが可能なデジタルネイティブ・アパレルブランドとして業界を牽引している。
10月から約4カ月にわたり一部の顧客に対してAI接客
この実証実験では、FABRIC TOKYOのLINE公式アカウントにおけるトークルーム上にて、2023年10月から約4カ月にわたって一部の顧客に対するAI接客が行われる。実験内では、顧客との対話を重ねることで、商品/サービスに対する理解やロイヤルティの向上、購買行動にどのような影響が出るかを検証。また、実験期間中に得たデータをフィードバックし、より顧客のニーズにマッチさせるアップデートも予定されている。
参照元:PRTIMES
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