トグルホールディングス、デべNAVIに天空率計算機能を実装し不動産開発の初期検討効率化を強化
最終更新日:2025年05月07日

不動産開発支援プラットフォーム「デべNAVI」を提供するつくるAI株式会社は2025年5月1日、ボリュームチェック機能に天空率を逆算して簡易ボリューム図を作図し最大容積率を計算する新機能を実装すると発表した。
本機能により、設計士による消化容積の見立てにより近い形で初期検討が可能となり、不動産開発プロジェクトの初期段階における意思決定の精度向上が期待される。
- トグルホールディングス傘下のつくるAI、デべNAVIに天空率を考慮したボリュームチェック機能を新たに実装
- 天空率計算により斜線制限を緩和した整形な建物の簡易ボリューム図作成と最大容積率算出が可能に
- 不動産開発の初期検討段階での消化可能容積率の見立て精度が向上し、事業性判断の効率化を実現
トグルホールディングス株式会社のグループ会社であるつくるAI株式会社は、同社が提供する不動産開発支援プラットフォーム「デべNAVI」において、天空率を逆算して簡易ボリューム図を作図し、最大容積率を計算する新機能の実装を発表した。
この機能追加は、主に不動産デベロッパーから寄せられていた「天空率を逆算してもっと整形な建物を出力してほしい」という要望に応えるものだ。
天空率とは建築設計において斜線制限を緩和する手法であり、都市部における建築物の形状の自由度を高める規制緩和として活用されている。
従来のデべNAVIでは建築基準法における各種の形態制限を考慮したボリュームチェックには対応していたが、斜線で斜めに切られる形状を整形なものにできる天空率の逆算には対応していなかった。
デべNAVIは事業用地の仕入における初期検討を、ボリュームチェックから相場調査まで一貫して行えるサービスとして、簡易ボリューム図の自動作成、AI OCRを用いた物件概要書の自動読み取り・データ化、周辺成約事例の自動収集など複数の機能で物件検討の効率化を実現している。
特に東京23区では住所入力後、最短3クリックでボリュームチェックが実施できるなど、簡便性とスピードに高い評価を受けており、リリースからわずか半年で累計100社以上の不動産業者に導入されている実績を持つ。
このプラットフォームを活用することで、物件検討の初期段階から消化可能容積率を割り出し、設計士に依頼する本格的なボリュームチェックの前段階で事業性を見立てることが可能になった。
参照元:PR TIMES
デべNAVIの天空率を考慮した不動産開発に関するよくある質問まとめ
- 天空率とは具体的に何ですか?
天空率とは、建築基準法に基づく制限の一つで、建物から見える空の割合を計算して規制する方式です。
従来の斜線制限では、敷地境界から一定の角度で斜めに切られた形状に建物が制限されますが、天空率では建物から見える空の割合が基準値以上あれば、その形状に関わらず建築が許可されます。
これにより、特に都市部の高層建築において、より整形で効率的な建物設計が可能になり、容積率の有効活用につながります。計算は複雑ですが、デべNAVIのような自動化ツールによって、専門知識がなくても概算値を得ることができるようになりました。

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