GitHub、 Copilotにエージェントモード実装、開発者の作業効率向上へ
最終更新日:2025年02月17日

2025年2月6日(現地時間)、GitHubは開発者向けAIアシスタント「GitHub Copilot」に新機能「エージェントモード」を実装したことを発表した。エージェントモードでは、コードの自動修正や実行時エラーの解析、ターミナルコマンドの提案など、より自律的な支援が可能となる。
また、同時にマルチファイル編集機能「Copilot Edits」の一般提供開始や、自律型エージェント「Project Padawan」の開発状況も公開された。これらの機能強化により、開発者はより創造的な作業に注力できるようになる。
<本ニュースの10秒要約>
- コードの自動修正やエラー解析が可能な「エージェントモード」をVS Code Insidersで提供開始
- 複数ファイルの同時編集機能「Copilot Edits」が一般提供を開始し、開発効率が大幅に向上
- 自律型エージェント「Project Padawan」の開発を発表し、GitHubリポジトリへの自動コントリビューションを実現へ
エージェントモードの革新的な機能
新たに実装されたエージェントモードは、コードの自動修正や実行時エラーの解析、ターミナルコマンドの提案など、より高度な支援機能を提供する。
特筆すべき点は、要求されたタスクだけでなく、そのタスクの完了に必要な追加的な作業も自動的に推論し実行できることだ。現在はVS Code Insidersでのプレビュー提供となっているが、今後は他のIDEにも展開される予定となっている。
Copilot Editsの一般提供開始
複数ファイルの同時編集機能「Copilot Edits」が、VS Codeで一般提供を開始した。この機能は、OpenAI GPT-4、Anthropic Claude 3.5 Sonnet、Google Gemini 2.0 Flashなど、複数の言語モデルを選択して利用できる。
開発者は自然な会話を通じて編集内容を指示し、提案された変更を確認しながら迅速な開発を進めることが可能となった。
Project Padawanの展望
GitHubは自律型エージェント「Project Padawan」の開発状況を公開した。このエージェントは、GitHubのイシューに直接アサインすることで、テスト済みのプルリクエストを自動生成する機能を提供する。
各タスクに対して安全なクラウドサンドボックスを自動的に作成し、リポジトリのクローン、環境設定、コードベースの分析、ファイル編集、ビルド、テスト、リントなどを非同期で実行する。
AI Market の見解
GitHubのこの発表は、開発者支援AIの新たな段階を示すものだ。特にエージェントモードとProject Padawanは、単なるコード補完から自律的な開発支援へと進化を遂げており、ソフトウェア開発の効率化に大きな影響を与えるだろう。
マルチモデル対応やサンドボックス環境の自動構築など、セキュリティと柔軟性を両立させた設計も注目に値する。
参照元:GitHub

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