コミュニケーションアプリ「LINE」、生成AIとユーザー同士で知識を広げる「LINE AI Q&A」提供開始
最終更新日:2024年02月06日
LINEヤフー株式会社は、2024年2月2日、コミュニケーションアプリ「LINE」内にて新サービス「LINE AI Q&A」(Android版)の提供を開始した。
「LINE AI Q&A」は、OpenAI社のAPIを利用することで、生成AIと他のユーザーへの質問を可能にしたQ&Aサービスだ。利用は「LINE」アプリのホーム画面から専用ページにアクセスする形で行い、ユーザーはAIが短時間で生成した回答に加えて他のユーザーによる様々な意見を参考にすることもできる。
<本ニュースの10秒要約>
- 生成AIと他のユーザーへの質問を可能にした「LINE」の新サービス「LINE AI Q&A」
- OpenAI社のAPIを利用し、生成AIが短時間で回答。複数の回答が欲しい質問を想定
- 「AIとみんなで知識を広げるQ&Aサービス」として開発、質問カテゴリーも拡大へ
活用が拡大しているAIに注目
LINEヤフーが運営する「LINE」は、友だち/家族らと時間も場所も問わず無料で通話を楽しめるコミュニケーションアプリだ。1対1やグループでのトーク、音声通話やビデオ通話にも対応しており、国内外や通信キャリアも問わないフォーマットゆえに広い支持を獲得。現在では、サービス/企業/ブランドが様々な人々とシームレスに繋がるツールとしても注目されている。
「LINE」を運営する中でLINEヤフーは、近年その活用が拡大しているAIに注目。特にOpenAI社の「ChatGPT」は大きな注目を集めており、このムーブメントに着目する形でLINEヤフーは「ChatGPT」に関する意識調査も実施した。2023年6月に行われたこの調査では、6割以上の回答者が「ChatGPT」へ利用意欲を示しており、この結果に応える形で「LINE AI Q&A」を開発/提供するに至った。
AIの回答と他のユーザーの回答を参考にすることが可能
「LINE AI Q&A」は、OpenAI社のAPIを利用した「LINE」内のQ&Aサービスだ。OpenAI社のAPIを活用した無料のQ&Aサービスを「LINE」アプリにて公式に提供するのは、LINEヤフーにとって今回が初の試みとなる。
「LINE AI Q&A」では、「LINE」アプリのホーム画面から専用ページにアクセスすると、自由に質問を投稿することができる。投稿した質問には、まずAIが短時間で回答。その後、質問を見た他のユーザーも回答できるようになる。質問したユーザーは、AIの回答と他のユーザーの回答を照らし合わせて、多眼的に意見を参考にすることが可能だ。
LINEヤフーは同サービスを「AIとみんなで知識を広げるQ&Aサービス」と考えており、最適な利用法として「おすすめの勉強法」や「大切な人と行きたいお店選び」といった複数の回答が欲しい質問を想定。質問できるカテゴリーも、現在は「学校・教育」「仕事」「恋愛・結婚」「グルメ」「お笑い・コメディ」と設定している。
身近な人には聞きづらい相談/質問も気軽に行える
「LINE AI Q&A」はまた、質問者/回答者ともにLINEアカウントのプロフィールではなく、独自に設定するプロフィールを利用するという特色も持つ。この設計により、身近な人には聞きづらい相談/質問も気軽に行えるようにしている。
LINEヤフーは同サービスについて今後、iOS版の提供開始を予定。また、質問できるカテゴリーの拡大も進めるとしている。
参照元:PRTIMES
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