最終更新日:2023-06-27
金融/AIのMILIZE、地域金融機関向け運用ソリューションプラットフォームを東京海上アセットマネジメントと創出へ
株式会社MILIZEは、2023年6月23日、地域金融機関向け運用ソリューションプラットフォームの創出に向けた協業を、東京海上アセットマネジメント株式会社と共に開始したと発表した。
MILIZEは、金融工学/AI研究/フィンテックツールの企画・開発・運用を手がける企業だ。今回の協業では地域金融機関の有価証券運用分野を対象として、新たな管理ツールの開発やその活用、またビッグデータ/AIの活用による新たなALM手法や投資戦略の開発・提供が目指される。
<本ニュースの10秒要約>
- 金融工学/AI/フィンテックといった領域で事業を行うMILIZEが、東京海上アセットマネジメントと協働
- 低金利環境の長期化を受け、有価証券の運用による収益機会創出に期待を高めている地域金融機関を支援
- 有価証券運用分野で新たな管理ツールを開発/活用、またビッグデータやAIに関する研究・活用も実施
金融はAI/データサービス産業へと進化すべきと考えるMILIZE
MILIZEは、「金融の未来図をあなたと創る」というミッションを掲げ、金融工学/AI/フィンテックといった領域で事業を行う企業だ。同社は、AI/ビッグデータ/クラウド/デジタル化の波がビジネス全体を大きく変革し、金融業界と他業界との境界線も溶け始めたと判断。金融はAI/データサービス産業へと進化すべきと考え、日本が「誰でも高度な金融サービスが受けられる国」になるべくツール提供などを手がけている。
同社は、金融工学の領域ではリスク管理プラットフォーム「Acrux」や投資判断サポートツール「milize Trade」を開発・提供し、AI領域ではAIモデリングツール「milize Forecast」や企業向け売上予測ツール「milize Location」などを展開。フィンテック領域では、ライフプランシミュレーションツール「milize Pro」や保険証券管理・診断アプリ「miruho」の運営などに取り組んでいる。
有価証券運用やALMの高度化を求める地域金融機関
地域金融機関は近年、国内での低金利環境の長期化を背景として、有価証券の運用による収益機会創出に期待を高めている。しかしマーケット環境では、グローバルでの金利上昇や金融政策の転換といった不確実性が高い要素が数多く存在し、先行き不透明な状況が続いていると言わざるを得ない。こうした中で、様々な制約の下でも資産を最大限活用すべく、より精密なリスク管理などを通じた有価証券運用やALM(アセット・ライアビリティ・マネジメント)の高度化が求められるようになった。
こうした状況においてMILIZEは、地域金融機関向けにサービスの提供を進めるべきであると考えた。そしてこのサービス実現において、同社が強みとする金融工学/フィンテックツールと、東京海上アセットマネジメントが持つ伝統資産およびオルタナティブ資産での幅広い資産運用技術を組み合わせると有益であると判断。今回の協働を開始するに至った。
新たなALM手法や新たな投資戦略についても開発・提供
MILIZEと東京海上アセットマネジメントの協働では、地域金融機関向けの新たな有価証券運用管理ツールが開発される。この開発に際しては、地域金融機関が持つニーズを踏まえると共に、MILIZEの開発力と東京海上アセットマネジメントの資産運用技術力を結集。また、開発した有価証券運用管理ツールを共同活用する形で、東京海上アセットマネジメントによる地域金融機関向け先進ポートフォリオアドバイスサービスの提供も行われる。
さらにこの協働では、ビッグデータやAIに関する研究・活用も実施。研究を通じて得た新たなALM手法や新たな投資戦略についても、両社は共に開発・提供を進めるとしている。
参照元:PRTIMES
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