S.RIDE、ソニーグループのAI技術を活用したタクシー需要予測サービスを、寿交通の車両60台に導入
最終更新日:2024年06月27日
S.RIDE株式会社は、2022年8月31日、寿交通株式会社のタクシー車両60台にAI技術を活用したタクシー需要予測サービスを導入すると発表した。
今回導入される需要予測サービスは、ソニーグループのAI技術を活用し、乗客とタクシー車両を効率的にマッチングするというもの。東京都内で営業走行する10,000台を超えるタクシー車両の走行データを基に、開発されている。
<本ニュースの10秒要約>
- AI技術でタクシーの需要を予測。10,000台を超える車両の走行データを基に開発
- 500m四方ごとに需要のヒートマップを表示、高需要スポットや「特需」の通知、最適ルートの提案も
- 乗客の利便性向上と実車率向上を同時に実現、ドライバー未経験者も安心して業務ができる
タクシーアプリ「S.RIDE」のS.RIDEと、東京のタクシー会社・寿交通
S.RIDEは、タクシー事業者などに向けた配車ソフトウェアやシステムなどを開発・提供し、タクシーアプリ「S.RIDE」の提供も手がける企業。寿交通は、「S.RIDE」も利用する形で東京23区・三鷹市・武蔵野市にてタクシー事業を展開している企業。寿交通はS.RIDEの主要株主の1社でもあることから、今回のタクシー需要予測サービス導入は実現に至った。
乗務員用タブレットで、ドライバーの意思決定を支援
寿交通のタクシー車両に導入された需要予測サービスは、タクシー内に設置されている乗務員用タブレットを通して、ドライバーに効率的な走行ルートの意思決定を支援するというもの。開発はソニーグループがAI技術を活用する形で行い、都内で実際に営業走行するタクシー車両の走行データが利用されている。
同サービスでは、500m四方ごとに需要のヒートマップを表示し、また高需要スポットもピンポイントで表示。「電車の運休・遅延」「大型イベント終了」「局地的な大雨」など、タクシー需要が急激に高まる「特需」についてもリアルタイムで検出して通知する。空車タクシー情報の動態表示や、長距離・長時間乗車が高いスポットの需要予測も実現。さらには、乗客を降ろした後にドライバーが得意な営業エリアに向かう際、需要が高いスポットを経由できるルートの提案も可能にした。
コロナ禍の厳しい営業環境においてもマッチングを推進
この需要予測サービスによりS.RIDEと寿交通は、コロナ禍の厳しい営業環境においても乗客とタクシー車両との効率的なマッチングを推進し、乗客の利便性向上および実車率向上の同時実現を目指す。また、タクシードライバー未経験者であっても安心して業務ができる労働環境の提供も図るとしている。
参照元:PRTIMES
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