最終更新日:2023-08-23
ヤマハ、AI活用の歌声合成実証実験を開始

2023年8月22日、ヤマハ株式会社はAIを用いた歌声合成の新たな実証実験を開始した。この実験では、音楽制作ソフト上で歌声合成を実現する新しい試作プラグイン『VX-β』をクリエイターに提供し、従来の歌声合成の常識を超えた楽曲の創出を目指す。
<本ニュースの10秒要約>
- ヤマハがAIを用いた歌声合成の実証実験を開始
- 新しい試作プラグイン『VX-β』をクリエイターに提供
- 従来の常識を超えた楽曲の創出を目指す
企画背景
ヤマハは2003年から歌声合成技術「VOCALOID™」を開発・販売してきた。この技術は人間の声を基にした歌声データ「ボイスバンク」を使用し、多様な声での歌唱を可能にしている。現在、VOCALOIDを使用した楽曲は「ボカロ曲」として世界中で人気を博している。
VX-βの概要
『VX-β』は、音楽制作ソフト「Cubase」と完全に一体化したワークフローを持つ。AI技術を活用し、シンガーへのディレクションに近い操作感を実現。さらに、リアルタイム合成エンジンや9つのボイスバンクを搭載している。
主な特長
『VX-β』はCubaseとの完全な一体化を実現し、シンガーへのディレクションに近い操作感を持つ。また、リアルタイムでの歌声合成や、さまざまなジャンルに対応する9つのボイスバンクを提供。これにより、クリエイターは自由な解釈での創作活動を行うことができる。
参照元:PR TIMES
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