GeminiのGem機能とは?AI Market編集部の実使用レビュー、できること、特徴・料金・使い方解説!
最終更新日:2026年05月31日
記事監修者:森下 佳宏|BizTech株式会社 代表取締役

- Geminiを特定のタスク向けにカスタマイズが可能
- Google Workspaceとの連携により、様々な使用用途がある
- 作成したGemはURLによる共有が可能で、有用なGemを共有しているユーザーは多くいる
- 無料プランのユーザーでも制限なしでGemを利用可能
GemはGoogleのAIであるGeminiに含まれる、カスタムAIを作成・利用できる機能です。
Geminiを記事作成、アイデア出し、コーディングなど特定のタスクに特化させることができます。
本記事ではGemの概要・料金・機能・操作手順を解説します。また、編集部で実際に試した結果も合わせてお伝えします。
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目次
Gemとは?

Gemとは特定の用途向けにGeminiをカスタマイズできる機能です。あらかじめカスタム指示に役割や毎回共通の指示を入力しておくことで、シンプルなプロンプトでも目的に合った回答をしてくれるGeminiを作成することができます。
例えば、メール返信の形式をカスタム指示に設定したGemを使用すると、簡単に返信の方向性を指示するだけで求める形式や方向性の返信案を作成してくれるようになり手間を削減することができます。
他にも、記事作成・アイデア出し・マーケティング・コードレビューといった細かい指示が必要となる業務に向いており、目的ごとにGemを作成し使い分けることで効率化につながります。
また、Geminiアプリの画像生成・動画生成機能(Nano BananaやVeo)と組み合わせることで、画像制作や動画制作の指示テンプレートとしてGemを活用できる場合があります。ただし、利用できる生成モデルや上限は、プラン・地域・アカウント種別によって異なります。
Gemを他の人と共有できる
Gemは自分で作成することで様々な作業を効率化できることはもちろんのこと、Googleが共有しているものや、他のユーザーが共有しているものを利用することもできます。
作成したGemを共有している人は多くいるので、自ら作成するのはハードルが高くても、既に作られたGemを探し、活用するだけでも非常に有用です。
作成したGemも、特定のユーザーにViewerまたはEditor権限を付与して共有することもできます。リンクをコピーして共有することもできますが、相手がGemへアクセスできる権限を持っている必要があります。
Gemにファイルを追加している場合は、ファイルの共有範囲にも注意が必要です。
Gemの料金プラン
GeminiにはGoogle AI Plus、Google AI Pro、Google AI Ultraといった有料プランがありますが、Gemは無料プランのユーザーでも利用可能となっています。ただし、Gemini全体の利用上限や、画像生成・動画生成・高性能モデルなど一部機能の利用可能範囲は、Google AI Plus / Pro / Ultraなどのプランによって異なります。
詳しくは、Geminiの公式ページにてご確認ください。
GPTsとの違い
ChatGPTにもGPTsという、特定の用途向けにカスタマイズすることができる機能があります。GemもGeminiもLLMに固定の指示を与えるという点で共通しており、できることも非常に似ています。
以下の表では、それぞれの違いについて簡単にまとめてみました。
| 項目 | Gem | GPTs |
|---|---|---|
| 提供元 | OpenAI | |
| ツール連携 | Geminiアプリ、Google Workspaceのサイドパネルなど | ChatGPT |
| 主な用途 | Geminiへの固定指示、ファイル参照、Workspace連携を前提にした作業補助 | ChatGPTへの固定指示、知識ファイル、ツール・外部サービス連携を使った作業補助 |
| 料金プラン | 作成も使用も無料プランで可能 | 作成は有料プランのみ |
上記でご紹介したように、GemとGPTsには違いもありますが、共通している部分も非常に多いです。そのため、普段ChatGPTとGeminiのどちらを使っているかが、使いやすさを評価する上で最も重要な要素になるでしょう。
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AI Market編集部で絵本作成のGemを使用してみました

Geminiを開き、サイドパネルの「Gem」をクリックするとGoogleが用意したGemがいくつか表示されます。今回はその中でもStorybookというGemを利用してみました。
このGemはテーマを設定することで絵本を作成してくれるGemです。今回は、「朝早い時間にパッと元気が出る物語を作成して」というプロンプトで絵本を作成してもらいました。
テーマ通り朝に関するストーリーを読み上げ音声付きで生成しています。Gemを作る際にプロンプトをしっかり設定することで、本の形・画像・ページ振りなど絵本の形式通りに物語を作成できることが確認できました。
また、画像が生成されていない部分がありますが、修正するようにおねがいしたところ、以下のように再生成してくれました。

絵本の形式や音声などを、再現性をもってコントロールできている点は非常に強力で、Gemの使い方のいい例となっています。
AI Market編集部でGASコーダーGemを使用してみました
他のユーザーが作成したGemは公開されているURLにアクセスするだけで簡単に利用することができます。ただし、作成者が削除した場合は利用不可になりますし、作成者がプロンプトを編集する可能性がある点には注意が必要です。
今回は以下の投稿で公開されているGASコーダーGemを使用してみました。これは、Google Workspaceのサービスを自動操作できるプログラミング環境であるGAS(Google Apps Script)で使用するコードを作成してくれるGemです。
自動化の元祖GAS。このGemは単体でも組めるしリプにある要件定義Gemと設計Gemと組み合わせるとより詳細にくめるよ。
こちらからどうぞ↓https://t.co/bYxAjrRipo pic.twitter.com/vmB2wbG03l
— たか田 (@daifukujinji) May 10, 2026
実際に、「今日の日付と100日後の日付と1000日後の日付と10000日後の日付を並べて表示したい」という指示を与えてみると、設計書の有無・何を自動化したいか・どのサービスを使うか・GAS実行のタイミング・エラーハンドリングなど仕様に関する質問を一通りした後にGASのコードを出力してくれました。
指示通りに設定を行うと、以下のようにスクリプトを実行すると求める日付をスプレッドシートに記載してくれるようになりました。

GASのコードの生成自体はGemを使わずともLLMで簡単に行うことができますが、質問に答えるだけで仕様が詳細に決まり、必要な設定操作まで詳細に指示をしてくれる点は非常に良かったです。
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AI Market編集部でGmail返信文作成Gemを作ってみました

Gemini上の画面左のパネルからGemのメニュー画面を開くと、新規作成ボタンがあります。これをクリックすると上記の画像のようなGemの編集画面になり、名前・説明・カスタム指示等を設定することで好みのGemを作成することができます。
デフォルトツールの設定によって、画像生成・音楽生成・Canvasなどツールの指示による出力形式の設定が可能になる他、Google Drive上の情報を与える機能もついています。
今回は、メール返信文作成なので、上記の画像の通り以下のようなカスタム指示を設定しました。
あなたはメール返信文を考えるアシスタントです。
以下のルールで返信文を作成してください。
・メール冒頭で宛先を明示する
・挨拶と〇〇ですという名乗りを入れる
・敬語は「です・ます」調。硬すぎない丁寧語
・最後に「以上、よろしくお願いいたします。」で締める
・作成する返信案は一つで、返信案のみを出力するこうすることで、返信の方向性を簡単に指示すると返信案を出力してくれるようになります。

Gmail上でGemを使用するのがおすすめです。上記画像のようにGmailでGeminiを展開したのち、パネル左上のハンバーガーメニューから作成したGemを起動することで、使用可能となります。
実際に使ってみると、以下のように簡単な指示を元に、カスタム指示通りの形式で返信案を作成してくれました。カスタム指示は改善の余地がありますが、普段お使いのメールの形式に合わせて修正をすれば、メールの手間を大幅に省くことができます。

今回紹介した他にも、スライド作成時の形式を指定するGemやコーディングのプロンプトを作成するGemなど様々な使い方がされているようです。実際にGemを作成してみたり、他の方が作成されたものを使用して、日々の業務の効率化に活かしてみてはいかがでしょうか。
Gemに関するよくある質問まとめ
- Gemは無料で使えますか?
はい、2026年5月時点では無料プランのユーザーでも使用可能となっています。使用量の制限なども無いため、Gemを使うだけであれば無料プランでも有料プランでも違いはありません。
- Gemとはなんですか?どのような用途で使われますか?
GemはカスタムのAIを作成することができるGeminiの一機能です。特定の用途に特化したAIを作成することができます。
例えば、メール返信やスライド作成など、毎回同じ形式で出力してほしいタスクや、コーディングなど毎回共通する指示があるタスクなどの手間を削減するのに役立ちます。
まとめ
GemはカスタムのAIを作成するGeminiの機能です。コーディング、スライド作成や画像生成など様々なタスクに特化したAIを作成することができます。
Google Workspaceとの連携がしやすい点も魅力的で、作成したGemをGmail上で開いたり、Google Driveの情報を参照させることができたりとGoogleならではの広い活用範囲となっています。
Googleが作成したGemがデフォルトで使えるようになっているだけでなく、他のユーザーが作成したGemもURLによる共有で使用することが可能です。自分で作成するハードルが高いと感じる方でもまずは共有されているものを使用してみることができます。
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AI Market 運営、BizTech株式会社 代表取締役|2021年にサービス提供を開始したAI Marketのコンサルタントとしても、お客様に寄り添いながら、現場のお客様の課題ヒアリングや企業のご紹介を5年以上実施しています。これまでにLLM・RAGを始め、画像認識、データ分析等、1,000件を超える様々なAI導入相談に対応し、参加累計5,000人を超えるAIイベントを主催。AIシステム開発PM歴8年以上。AI Marketの記事では、AIに関する情報をわかりやすくお伝えしています。(JDLA GENERAL 資格保有)
▶ 監修者の実績・経歴を詳しく見る
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