JALカードとNTTデータ、AIバーチャル顧客の会話から購買率3%向上を実現
最終更新日:2025年01月24日

2025年1月23日、株式会社ジャルカードと株式会社NTTデータは、生成AI「LITRON Multi Agent Simulation」を活用したマーケティング施策の実証実験結果を発表した。
JALカードの利用データから作成した複数の「AIバーチャル顧客」同士の会話やグループディスカッションを通じて、効果的なマーケティング施策の示唆を抽出。この示唆に基づいて実施したダイレクトメール施策では、従来のターゲティングと比較して購買率が3.0%向上する成果を達成した。
<本ニュースの10秒要約>
- AIバーチャル顧客同士の会話から導き出された販促ターゲットへのダイレクトメールで従来比3.0%の購買率向上を実現
- 航空と金融の二面性を持つJALカードの独自データを活用した新しいマーケティング手法の確立
- 生成AI技術による人の経験や知見に依存しない客観的なマーケティング施策の実現と効果検証
実証実験の手法と特徴
実証実験では、JALカードの顧客データから利用傾向が類似するグループを作成し、各グループの特徴を反映したペルソナを設定した。
これらのペルソナをAIバーチャル顧客として、LITRON MAS上で特定商品に関する会話やグループディスカッションを行わせ、効果的なターゲット層や訴求方法についての示唆を抽出した。
実証実験の成果と効果
2024年10月から2025年1月にかけて実施された実証実験では、JALカード特約店の商品についてダイレクトメールによる販促を行った。
AIバーチャル顧客の会話から得られた示唆に基づいてターゲットを選定した結果、従来のターゲティング手法と比較して購買率が3.0%向上する成果が確認された。この結果は、生成AIを活用したマーケティング施策の有効性を実証するものとなった。
今後の展開と可能性
両社は今後も実証実験を継続し、マーケティング領域における生成AI活用の可能性を検証していく方針だ。
特に、JALカードと異業種事業者との提携における商品・サービス利用促進への展開を視野に入れており、生成AIを活用した新たなマーケティングモデルの構築を目指している。
AI Market の見解
JALカードとNTTデータの実証実験は、生成AIの実用的なマーケティング活用の好例を示している。特に、AIバーチャル顧客同士の会話という手法は、従来の定量・定性分析では得られない新しい洞察を提供する可能性を持つ。
3.0%の購買率向上という具体的な成果は、生成AIによるマーケティングDXの実効性を示すものであり、今後、金融・サービス業界全体でのAIマーケティング導入を加速させる契機となるだろう。
参照元:株式会社ジャルカード

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