OpenAIが待望の動画生成AI「Sora」を正式リリース!ChatGPT Plusユーザーが最長20秒のHD動画を生成可能に
最終更新日:2025年01月03日

2024年12月9日(現地時間)、OpenAIは動画生成AI「Sora」の正式リリースを発表した。2月に研究プレビューとして公開されたSoraは、大幅な速度向上を実現した「Sora Turbo」として生まれ変わり、ChatGPT PlusとProユーザー向けに提供を開始する。
新バージョンでは1080p解像度で最長20秒の動画生成が可能となり、テキスト、画像、動画による入力に対応。デジタルコンテンツの信頼性を確保するためC2PAメタデータの付与や透かしの標準搭載など、安全性にも配慮した機能を実装している。
<本ニュースの10秒要約>
- OpenAIが動画生成AI「Sora」を大幅に改良し、ChatGPT PlusとProユーザー向けに正式提供を開始
- 1080p解像度・最長20秒の高品質動画生成に対応し、テキスト・画像・動画による多様な入力方式を実現
- デジタルコンテンツの信頼性確保のため、C2PAメタデータや透かしなど、包括的な安全対策を実装
Soraの主要機能と利用条件
Sora Turboは、ChatGPT Plusユーザーは追加料金なしで月50本までの480p動画、もしくはより少ない本数の720p動画を生成できる。Proプランでは、利用制限が10倍に拡大され、より高解像度・長時間の動画生成が可能になる。
主な機能として、ワイドスクリーン、縦型、正方形など様々なアスペクト比に対応し、ストーリーボードツールによって各フレームの詳細な指定が可能だ。また、コミュニティの作品を表示するFeaturedとRecentフィードも提供される。
安全性への取り組みと制限事項
OpenAIは、Soraの導入に際して包括的な安全対策を実装している。すべての生成動画にC2PAメタデータを付与し、透かしをデフォルトで表示する。また、技術的な属性を用いた内部検索ツールにより、Soraによる生成コンテンツの検証を可能にしている。
現時点では、特に有害な悪用を防ぐため、児童性的虐待コンテンツや性的なディープフェイクの生成をブロックしている。また、人物の画像アップロードは制限付きで提供され、ディープフェイク対策の改良に応じて段階的に機能を解放していく予定だ。
現時点での制限と今後の展開
現バージョンのSoraには、非現実的な物理演算や長時間の複雑な動作の表現に課題が残されている。また、Sora Turboは2月のプレビュー版より大幅に高速化されたものの、すべてのユーザーが手頃に利用できるレベルまでのコスト削減には至っていない。
OpenAIは2025年初頭に、ユーザーのタイプに応じた料金体系の導入を計画している。また、現在は英国、スイス、欧州経済領域を除く地域のみで提供されているが、今後数ヶ月間で提供地域を拡大する予定だ。
AI Market の見解
OpenAIによるSoraの正式リリースは、AI動画生成技術の新たな標準を確立する重要な出来事だ。技術面では、高解像度・長時間の動画生成を実現しながら、処理速度の大幅な向上を達成した点が注目に値する。特に、テキスト、画像、動画による多様な入力方式の実装は、実用性を大きく高めている。
ビジネス面では、ChatGPT Plusの既存サブスクリプションに組み込む戦略を採用することで、急速な普及を図りつつ、Proプランによる収益化も目指す二段構えのアプローチを取っている点が興味深い。
市場への影響としては、C2PAメタデータの採用やディープフェイク対策など、包括的な安全対策を実装したことで、AI生成コンテンツの信頼性確保に向けた業界標準を示した点が重要だ。この取り組みは、今後のAI生成コンテンツの規制や運用ガイドラインの形成に大きな影響を与えるだろう。
参照元:OpenAI

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