東急リバブル、生成AI活用で不動産SNS投稿を劇的効率化。45分の作業時間を10分に短縮し、投稿数4倍へ
最終更新日:2024年11月06日

東急リバブル株式会社とアルサーガパートナーズ株式会社は2024年11月5日、生成AI(ChatGPT)を活用した独自の業務特化型システムの運用開始を発表した。
このシステムは、SNS投稿文章の作成業務を支援するもので、1件あたりの作業時間を45分から10分へと約80%削減し、投稿可能件数を4倍程度に拡大することを可能にする。不動産情報の読取・理解から投稿文章の原案作成までをAIが担い、広告表示の適正化機能も備えている。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- 東急リバブルとアルサーガパートナーズが生成AI活用のSNS投稿文章作成支援システムを独自開発
- 作業時間を45分から10分へ短縮し、SNS投稿数を4倍に拡大、広告表示の適正化機能も実装
- 不動産業界におけるSNS活用の効率化を実現し、Z世代顧客への効果的な情報発信を強化
システム開発の背景と目的
SNSが情報発信・共有の主要手段となる中、不動産業界でも売主・買主双方からの期待が高まっている。しかし、不動産情報のSNS発信には、物件の特徴理解、情報の取捨選択、ターゲット層に応じた表現のアレンジなど、高度なスキルが必要だ。
東急リバブルでは従来、専門担当者が個別に投稿文章を作成していたため、投稿可能な物件数に限界があった。特にZ世代顧客の増加を見据え、効率的かつ適切な情報発信の実現が課題となっていた。
この課題を解決するため、生成AI技術を活用したシステム開発に着手した。システムでは、不動産広告表示に相応しくない表現を「禁止ワード」として登録し、自動的に排除する機能も実装されている。
システムの特徴と効果
新システムは、不動産情報の読取・理解からSNS投稿文章の原案作成までをAIが担う。実証実験では、担当者がゼロから作成した文章と比較しても遜色ない品質を確認し、担当者による軽微な修正で実用レベルに達することが判明した。
特筆すべき点は、1件あたりの作業時間を45分から10分へと約80%削減できたことだ。これにより、SNS投稿件数を4倍程度まで拡大することが可能となった。また、アルサーガパートナーズの技術と知見により、AIへの指示をすべてパターン化した選択メニューとすることで、専門性の高い属人的業務を一般的な業務へと転換することも目指している。
今後の展開と将来構想
東急リバブルは、このシステムを「生成AI活用プロジェクト」の第一弾と位置付けている。同社はすでに「不動産の価格査定AIシステム」「クラック画像診断AIシステム」「新築マンションレコメンドAIシステム」など、AIを活用した業務変革に積極的に取り組んでおり、このSNS投稿支援システムも、汎用的な生成AI活用モデルの基盤として整備された。
今後は法務、広報など、文章を扱う幅広い業務領域への展開を予定しており、将来的な労働人口減少への対策、働き方改革の推進、顧客体験(CX)向上を目指している。アルサーガパートナーズとのパートナーシップを通じて、継続的な業務効率化と顧客サービスの向上に取り組む方針だ。
AI Market の見解
東急リバブルの取り組みは、生成AIの実業務への具体的な応用例として注目に値する。不動産特有の専門知識と広告規制に対応したプロンプトのパターン化や、禁止ワード機能の実装など、実用性の高いカスタマイズを実現している点が特徴的だ。また、作業時間の80%削減という具体的な効果は、他業界のAI導入の参考になるだろう。
この取り組みは、SNSを通じたZ世代へのアプローチ強化という明確な戦略に基づくAI活用であり、デジタルマーケティングの新たなモデルケースとなる可能性がある。また、専門性の高い業務の一般化というアプローチは、人材不足に悩む他業界にも応用できる可能性が高く、働き方改革の新たな方向性を示唆している。
参照元:PR TIMES
AI開発企業をお探しの方はこちらのプロ厳選会社紹介記事もご参考ください。
AIに関するご相談はAI Marketへ
AI Marketでは
メルマガ会員登録(無料)

AI Market ニュース配信チームでは、AI Market がピックアップするAIや生成AIに関する業務提携、新技術発表など、編集部厳選のニュースコンテンツを配信しています。AIに関する最新の情報を収集したい方は、ぜひ𝕏(旧:Twitter)やYoutubeなど、他SNSアカウントもフォローしてください!
𝕏:@AIMarket_jp
Youtube:@aimarket_channel
TikTok:@aimarket_jp
過去のニュース一覧:ニュース一覧
ニュース記事について:ニュース記事制作方針
運営会社:BizTech株式会社
ニュース掲載に関するご意見・ご相談はこちら:ai-market-press@biz-t.jp
