トライグループ、個別最適な自主学習を実現する「トライ式 AI教材」を「家庭教師のトライ」などで提供開始
最終更新日:2023年03月05日
株式会社トライグループは、2023年3月1日、同社が運営する学習塾にて「トライ式 AI教材」の提供を開始した。
「トライ式 AI教材」は、生徒それぞれの苦手/得意な単元を高精度で診断し、個別の理解度に最適化された自主学習を各自の端末で行えるサービスだ。「家庭教師のトライ」を始めとする同社の学習塾にて、中学生/高校生を対象として既に提供されている。
<本ニュースの10秒要約>
- 苦手/得意な単元を診断、個別の理解度に最適化された自主学習ができる「トライ式 AI教材」
- 個別最適な授業にこだわる中で、AIベンダーと提携。網羅的なAI学力診断技術も2019年に開発
- 「家庭教師のトライ」などで提供。生徒は、タブレットなどで無理なく無駄のない学習が可能
AIを駆使した教育サービスを開発してきたトライグループ
トライグループは、日本の教育の形を変えるというミッションを掲げて教育事業を手がけている。個別最適な授業にこだわり続けており、そのための取り組みとしてAIやオンラインを駆使した新たな教育サービスも展開。2019年には、より高品質な学習サービスの提供を目指し、 AIソリューションベンダーのギリア株式会社とも資本業務提携を締結した。
ギリアとの提携によりトライグループは、「診断型AI教育サービス」を開発。このサービスは、学力を網羅的に測定することで生徒一人ひとりの弱点を総括して診断できるものであり、正確な学力把握に要する時間を約10分の1にまで短縮した。この点が評価され、同サービスは「日経 xTECH EXPO AWARD 2019」にて「教育AI賞」も受賞している。
こうした取り組みを経てトライグループは今回、「トライ式 AI教材」の提供を開始するに至った。
効率的かつ個別最適な自主学習を、AIにより実現
「トライ式 AI教材」は、中学生/高校生の効率的かつ個別最適な自主学習を、AIの活用により実現したサービスだ。
同サービスでは、生徒が簡単な2択問題に回答するだけで、単元別の理解度をAIが約10分で診断する。この診断は、「得意」「やや苦手」「苦手」という3段階で提示され、生徒は自分の現状学力を短時間で正確に把握でき、自分にに合った学習計画を組み立てることができる。
この診断結果をもとにして同サービスは、生徒の理解度に応じた学習法も提示する。基本から見直す必要がある場合は映像授業で丁寧な学習を進め、ある程度理解できている場合は練習問題に進むといった形で、最適化された形での提示を実現。生徒は、無理なく無駄のない学習で最短での成績向上を図ることが可能だ。
日本の教育領域でトップのDX企業を目指す
「トライ式 AI教材」は、中学生/高校生の主要5教科に完全対応しており、教科書別・学校別の内容にも対応し、必要な科目/単元の網羅的な学習を可能にした。また、学校の授業/定期テストに向けた対策から入試対策まで多様な学習目的に対応できるよう、様々なモードも搭載している。
トライグループは「トライ式 AI教材」を、「家庭教師のトライ」「個別教室のトライ」「トライプラス」「トライのオンライン個別指導塾」の生徒に向けて提供している。生徒は、タブレットやパソコンなど各自が持つ端末で同サービスによる学習が可能になっている。
同社は今後も、AIやオンラインを駆使した新たな教育サービスを展開することで、日本の教育領域でトップのDX企業を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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