アクセンチュア、業界特化型AIエージェント基盤AI Refinery for Industryを発表
最終更新日:2025年01月31日
2025年1月30日、アクセンチュアは12の業界に特化したAIエージェントソリューション「AI Refinery for Industry」を発表した。
2,000件以上の生成AI変革プロジェクトの知見を基に開発された本ソリューションは、NVIDIA AI Enterpriseソフトウエアを活用し、従来数週間から数か月を要していたAIエージェントの実装期間を数日に短縮。2025年2月末までに12種類のソリューションを提供開始し、年内に100種類以上への拡大を計画している。
<本ニュースの10秒要約>
- NVIDIA AIソフトウェアを活用し、業界特化型AIエージェントの導入期間を数日に短縮する基盤の提供開始
- 収益管理、臨床試験、工業機器トラブルシューティングなど、12業界に特化したソリューションの展開
- 自社のマーケティング部門600人での実践を通じた効果実証と、年内100種類以上への拡大計画
業界特化型AIエージェントの特徴と機能
AI Refinery for Industryは、業界固有のビジネスプロセスや専門性を踏まえて体系化された専門マルチエージェントネットワークを提供する。
NVIDIA NeMo、NIM microservices、Video Search and Summarizationなどのソフトウェアを基盤とし、各企業のデータでカスタマイズ可能だ。これにより、企業は業界特有の課題に対応するAIエージェントを迅速に導入し、業務プロセスの変革を実現できる。
主要業界での活用事例
消費財・サービス業では収益向上管理のための意思決定自動化、ライフサイエンス分野では臨床試験の効率化、工業分野では機器のトラブルシューティングと予兆保全、B2Bマーケティングではキャンペーン最適化など、各業界の特性に応じた具体的なソリューションを提供する。
アクセンチュア自身も600人以上のマーケティング担当者が本システムを活用し、効果を実証している。
展開計画と協業体制
アクセンチュアは2025年中に100種類以上のエージェントソリューションへの拡大を計画している。全てのパブリッククラウドおよびプライベートクラウド環境で利用可能で、SaaSおよびクラウドAI領域のエコシステム全体でのAI活用を加速させる。
NVIDIAとの協業を通じて、企業のAI技術とツールを大規模なエンタープライズAIシステムへと移行を支援する。
AI Market の見解
アクセンチュアのAI Refinery for Industryは、企業のAI導入における重要な転換点を示している。特に、導入期間の大幅な短縮と業界特化型アプローチは、AIの実用化を加速させる可能性が高い。自社での実証を通じた知見の蓄積と、NVIDIAとの強力な技術連携は、ソリューションの信頼性を高めている。
参照元:PR TIMES
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