ARアドバンストテクノロジ、チームビルドのAIマッチングシステムを日本大学文理学部と共同研究中
最終更新日:2024年02月16日
ARアドバンストテクノロジ株式会社は、2023年7月27日、「ChatGPT」などを用いたAIマッチングの産学共同研究を同年4月より日本大学文理学部と開始していることを明らかにした。
この共同研究は、個人の夢や目標をベースとした共助型のチームをAIマッチングで効率的に組成できるシステムを開発すべく、開始されたものだ。会社と個人の目標をハイブリットに実現でき、また社会課題の解決や新たな価値創出の確度を高める最適人材のマッチングが、AIを活用する形で目指される。
<本ニュースの10秒要約>
- 個人の夢や目標を基にした共助型のチームを、AIマッチングで効率的に組成するシステムを開発
- マッチングアルゴリズムに「ChatGPT」を活用、プロンプト開発/最適化などを4月より検証中
- 会社と個人の目標をハイブリットな形で実現、社会課題の解決や新たな価値創出の確度も向上へ
「BX designer」を自認するARアドバンストテクノロジ
ARアドバンストテクノロジは、クラウド技術とデータ・AIを活用したDXソリューション事業を手がける企業だ。企業のDX支援においては「BX designer(ビジネストランスフォーメーションデザイナー)」を自認し、デジタルシフトやクラウドシフトデータ、AI活用といった領域でソリューションを提供。課題解決に加えて、創造的なビジネスゴールの実現に向けたサポートを行っている。
現在の同社が事業展開において軸とするサービスブランドは、クラウド総合活用支援サービスを提供する「cnaris(クナリス)」と、データ/AI活用支援サービスを提供する「dataris(デタリス)」だ。「dataris」では、AI/数理最適化/量子コンピュータなどの技術と人が持つインテリジェンスを融合し、ビジネス課題の診断・予測・分析や課題解決を実現。インテリジェンスによるビジネスの最適化を支援している。
個人の目標をベースに、AIが自動かつ最適なマッチングを実施
一方でARアドバンストテクノロジは、自社の社員が業務目標と個人の幸福をどのように両立できるかについて、模索していたという。この模索の中で同社は、日本大学内のRINGS(日本大学文理学部次世代社会研究センター)がコミュニティからの価値創出をAIにより実現すべく研究していることに着目した。
RINGSは、「100人で100人の夢を叶える」という合言葉を掲げてコミュニティからの価値創出実現に取り組んでいる。この実現のためには、メンタリング/マッチング/プロジェクトマネジメントという3ステップをAIで最適解へ導くことが有効であると、同センターは判断。個人の目標をベースに、AIが自動かつ最適なマッチングを行うシステムの開発を目指していた。
ARアドバンストテクノロジはRINGSの研究について、個人の経歴/目標を考慮した最適なアサインを可能にし、会社と個人の目標をハイブリットに実現できるものであると評価。自社に有効な研究であると考え、産学共同研究を開始するに至った。
ARアドバンストテクノロジ社員を対象とする実証実験も予定
両者の共同研究では、チームビルドにおけるAIマッチングの実現可能性について、マッチングアルゴリズムに「ChatGPT」を用いる形で研究が進められている。2023年4月からは、マッチングアルゴリズムとして「ChatGPT」を活用するためのプロンプト開発/最適化、そしてマッチングに用いるインプット情報の組み合わせについて、検証を開始。この検証結果を活用して今後は、ARアドバンストテクノロジ社員を対象とする実証実験や、実際のユーザ体験まで含めた検証が行われる予定だ。
参照元:PRTIMES
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