SELFの会話AIシステム、「オリコ加盟店サービスサイト」に導入されサイト内導線の簡略化などを実現

SELF株式会社は、2023年3月8日、同社が開発したナビゲーション型会話AIを株式会社オリエントコーポレーションの「オリコ加盟店サービスサイト」に導入したと発表した。

SELFは、ユーザーと深い関係を構築できる会話AIシステムを開発・提供している企業だ。「オリコ加盟店サービスサイト」への導入は、サイト内導線の簡略化と商品の魅力伝達、また申し込み促進を目的として実施されている。

＜本ニュースの10秒要約＞

• ユーザーの本音を把握し、個別最適化された情報を提案できる、SELFの会話AIシステム
• サイト内導線の簡略化や商品の魅力伝達などのため「オリコ加盟店サービスサイト」に導入
• ユーザーとの独自の関係構築を目指してAI開発を推進、コミュニケーションの活用方法を探求

「ユーザー理解」を目的とするAIを開発するSELF

SELFは、ユーザーそれぞれが持つインサイト（本音）を把握し、個別最適化された情報提案を行う会話AIシステムの開発を手がけている。

同社のこうしたAI開発は、オンラインの世界が既に商品や情報で溢れかえり、人手では選べない状態となっているという現状認識から開始された。商品／情報過多の現状では、ユーザーは選択が面倒になり、自分の理解およびその理解の拡張をAIに求めるようになると、同社は判断。このニーズは今後のビジネスシーンにおいて勝敗の分かれ目になるとも考え、「ユーザー理解」を目的とするAIの開発に至った。

SELFは2016年、自社開発したコンシューマー向けアプリ「SELF」の提供を開始。同アプリは、ユーザーを理解した複雑なコミュニケーションを実現し、ダウンロード数は140万に達した。さらに同社は2017年、「SELF」のシステムによって得たユーザーの「本音」を活用する企業向けソリューションも提供を開始し、様々な業界／企業において導入が進んでいる。

該当商材ページへの誘導を実現し、サイト内導線を簡略化

SELFは、オリエントコーポレーションの運営サイトに対して既にAIの導入実績を持つ。前回の導入は「学資サポートプラン」にて行われており、今回は2サイト目となる。

今回ナビゲーション型会話AIが導入された「オリコ加盟店サービスサイト」では、集約される情報が多数におよぶため、利用者が目的となるサービスへ辿り着きづらいという課題が生じていた。この課題解消にあたりAIは、利用者の所属企業の業種をヒアリングした上で、該当商材ページへの誘導を実現。また、利用者の入力テキストや過去に閲覧した商材を基にした提案も行い、サイト内導線を簡略化する。

またこのAIは、利用者に応じた商品の魅力伝達も可能だ。「オンライン決済」「b2b決済」といった個別のニーズを深堀りした上で、これらのニーズに合わせた商品を案内することで、訴求力を向上する。さらに、利用者が営業店への問い合わせを行う際には、サイト内ナビゲーション内にて案内することで
心理的ハードルを下げ、申し込み促進も図る。

リニューアルする前の期間限定導入として実施

「オリコ加盟店サービスサイト」におけるSELFのAI導入は、2023年2月10日から3月12日にかけて行われる。同サイトがリニューアルする前の期間限定導入として実施されており、対象はパソコン・タブレットのみとなっている。

SELFは今後も、ユーザーとの独自の関係構築を目指してAI開発を推進し、コミュニケーションの多様な活用方法を探求するとしている。

参照元：PRTIMES

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