Google、10月のAI関連アップデートを総括 地図アプリ刷新とノーベル賞受賞で示す技術力
最終更新日:2024年11月05日
2024年11月1日(現地時間)、Googleは10月中に発表したAI関連の主要なアップデート7件をまとめて公開した。20年以上にわたる機械学習とAI研究への投資を基に、ヘルスケアから危機対応、教育まで幅広い分野でAIの利点を活用する取り組みを進めている。
今回のアップデートには、Google マップへの大規模なAI機能の実装や、NotebookLMの活用方法、検索機能の強化など、日常生活をより便利にする機能が多数含まれている。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- Google マップへの史上最大規模のAI機能追加による、より複雑な質問への対応と場所に関する詳細情報の提供機能の実装
- ChromebookへのGeminiアプリの標準搭載とAI生産性ツールの実装による、すべてのChromebookユーザーへのAIツールの提供
- Google関連の研究者によるAI分野でのノーベル物理学賞と化学賞の受賞という歴史的な快挙の達成
Google マップのAI革新
Google マップは20年近い歴史で最大のAIアップデートを実施した。Geminiを活用した機能により、「友達と行く場所」といった複雑な質問にも対応可能となった。また、場所に関する質問への素早い回答や、レビューのAIによる要約機能も追加された。ドライブ時のルート探索機能も強化され、出発前にルート上の情報を確認できるようになった。
検索機能の進化とショッピング体験の向上
検索機能は大幅なAIアップデートにより、Circle to Searchでの曲の特定や、ビデオ検索など新しい検索方法に対応した。また、米国で展開されているGoogle ショッピングでは、AIが商品選びをサポートし、製品に関する重要な情報を要約して提供する機能が追加された。
公共部門でのAI活用促進
GoogleはAIの公共部門での活用を促進するため、Partnership for Public ServiceとInnovateUSに総額1,500万ドルの助成金を提供することを発表した。この支援により、連邦政府内のAIリーダーシップと人材の育成が進み、30以上の州で10万人以上の公共部門労働者がAIトレーニングを受けられるようになる。
AI Market の見解
Googleの10月のAIアップデートは、同社のAI戦略が実用段階に入ったことを示している。特に注目すべきは、マップやショッピングなど既存の主力サービスへのAI統合だ。これは、AIを単なる技術革新としてではなく、具体的なユーザー価値を生み出すツールとして位置づけている証左だ。
参照元:Google
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