快活CLUB、AIカメラを導入し複合カフェとフィットネス施設を融合

2024年8月5日、株式会社Opt Fitは、株式会社快活フロンティアが運営する「快活CLUB東広島西条店」にAIカメラソリューション「GYM DX」を導入したことを発表した。この導入により、顧客ニーズの把握や施設運営の効率化が可能となり、複合カフェとフィットネス施設を融合させた新しい形態のエンターテイメント施設としての機能強化が期待される。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 快活CLUBがAIカメラ「GYM DX」を導入し、顧客ニーズと施設利用状況を詳細に把握
• マシンの稼働状況可視化により、効率的なメンテナンスと施設レイアウトの最適化が可能に
• 「トキ消費」に対応したサービス提供を目指し、データ活用による顧客満足度向上を図る

GYM DX導入の背景と選定理由

快活CLUB東広島西条店は、複合カフェとフィットネス施設を融合させた新形態の施設として、顧客ニーズの把握と運営効率化が課題だった。既存の防犯カメラでは映像記録のみだったため、データ取得が可能な「GYM DX」を選択した。

選定理由として、費用の手頃さ、迅速な提案、スタッフの対応が評価された。この導入により、フロントの接客時間や機会損失、設備の利用状況など、詳細なデータ把握が可能となった。これらのデータは、今後の店舗運営改善や新規店舗展開に活用される予定だ。

GYM DXによるマシン管理と施設レイアウトの最適化

GYM DXの導入により、マシンごとの稼働状況が可視化され、効率的な管理が可能となった。例えば、5台のランニングマシンの中で最も利用頻度の高いものを特定し、適切なメンテナンスや部品交換のタイミングを判断できるようになった。これにより、故障の予防や効率的な設備管理が実現した。

また、予想以上にダンベルエリアの利用頻度が高いことが判明し、エリア拡大などのレイアウト変更の検討材料となった。このようなデータ駆動型の施設管理により、顧客ニーズに合わせた最適な環境提供が可能となっている。

「トキ消費」に対応したサービス提供への挑戦

快活CLUB東広島西条店は、ジム利用に抵抗感のある人々も気軽に利用できる施設を目指している。GYM DXのデータを活用し、利用しやすい環境づくりに取り組んでいる。同時に、従業員が接客に集中できる環境を整え、顧客満足度向上につながる職場づくりにも注力している。

近年注目されている「トキ消費」、すなわちその時、その場でしかできない体験に価値を見出す消費傾向に対応するため、データを活用した独自の体験価値の創出に取り組んでいる。これにより、従来のフィットネスジムの概念を超えた、新しいエンターテイメント体験の提供を目指している。

GYM DXの概要と今後の展望

GYM DXは、フィットネスジムの省人化と無人運営を実現するAIを活用した総合型サービスだ。2024年7月時点で1,500施設以上に導入されており、大手フィットネス企業の店舗でも活用されている。独自のAI技術により、遠隔でのジム運営を可能にし、運営効率化に貢献している。

今後は、さらなる技術革新と導入施設の拡大が期待される。また、Opt Fitは介護施設向けの「介護DX」や手洗い判定システムなど、AIを活用した様々なソリューションを展開している。

参照元：PRTIMES

画像認識の仕組みや種類を詳しく知りたい方はこちら、また、画像認識に強い開発会社をお探しの方はこちらの記事をご参考ください。