NVIDIA、Alphabet、Googleがエージェント型AIとフィジカルAIの将来に向けた大規模な協業を発表
最終更新日:2025年03月24日

長年のパートナーシップをもとに、NVIDIA、Alphabet、Googleは2025年3月18日(現地時間)、AIを進化させてアクセスを拡大し、フィジカルAIの開発を促進する新たな共同イニシアチブを発表した。
この協業はヘルスケアや製造、エネルギーなどの産業分野に変革をもたらすことを目指している。
- NVIDIAとAlphabet/Googleがロボティクス、創薬、エネルギーグリッド最適化などで包括的な協業イニシアチブを開始
- Google CloudがNVIDIA GB300 NVL72ラックスケールソリューションとRTX PRO 6000 Blackwell GPUを早期に採用
- NVIDIAがGoogle DeepMindのAIウォーターマーク技術SynthIDを最初に採用し知的財産保護に取り組む
この協業において、Alphabet全体のエンジニアと研究者はNVIDIAの技術チームと緊密に連携し、AIとシミュレーション技術を活用してロボット開発や創薬、エネルギーグリッドの最適化などを推進する。
特に注目すべき点として、NVIDIAのOmniverse、Cosmos、Isaacといった先端プラットフォームを活用し、Google DeepMind、Isomorphic Labs、Intrinsic、Xのムーンショット計画Tapestryの各チームが重要なマイルストーンについて発表した。
GoogleのCEO ピチャイ氏は「Androidの初期の頃からAlphabet全体での最先端AIコラボレーションに至るまで、NVIDIAとの継続的かつ深いパートナーシップを誇りに思う」と述べ、エージェント型AIやロボティクスの共同開発を通じて、AIの恩恵を世界中のより多くの人々に届けることへの期待を表明した。
責任あるAIとオープンモデルの開発も本協業の重要な側面だ。
Google DeepMindとNVIDIAはコンテンツの透明性を通じて生成AIへの信頼構築に取り組んでいる。NVIDIAはAI生成画像、音声、テキスト、動画に直接デジタルウォーターマークを埋め込むGoogle DeepMindのSynthIDの最初の外部ユーザーとなる。
また両社はGoogleの軽量オープンモデルファミリーであるGemmaをNVIDIA GPU上で最適化するパートナーシップも結んだ。NVIDIAはTensorRT-LLMライブラリのパワーを活用し、Gemmaを開発者にとってよりアクセスしやすいものにするための重要な役割を果たしている。
さらに、この緊密なエンジニアリングコラボレーションはVertex AIを通じてNVIDIA GPU上のGeminiベースのワークロードの最適化にまで拡大する。
インテリジェントロボットの開発も本協業の重要な柱だ。
Alphabetの企業であるIntrinsicは、製造業者のためにロボットを使いやすく価値あるものにする、インテリジェントに適応するAIの開発を手掛けている。
NVIDIAとのパートナーシップにより、チームはユニバーサルなロボットの把持能力のための、より深く直感的な開発者ワークフローをIntrinsic Flowstate向けに構築した。
このワークフローはNVIDIA Isaac Manipulator基盤モデルをサポートしており、アプリケーション開発時間の大幅な短縮と適応性の向上を実現する。
一方で、NVIDIAとGoogle DeepMindはDisney Researchと協業してNewtonを開発。これはNVIDIA Warpフレームワークで加速され、MuJoCoと互換性のあるオープンソース物理エンジンであり、ロボティクスの機械学習ワークロードを従来の70倍以上高速化する。
また、Isomorphic LabsやXのTapestryなど、他のAlphabet企業もNVIDIAと協力して創薬やエネルギーグリッドの最適化に取り組んでいる。
AI Market の見解
今回のNVIDIA、Alphabet、Googleの大規模な協業は、技術企業間の垂直統合ではなく水平連携の好例として注目される。
特にロボティクスや創薬といった分野でのAI応用は、単なるソフトウェア開発を超えた物理世界への実装を目指すもので、基盤モデルの開発からハードウェアインフラ、応用実装までを包括的にカバーしている点が重要だ。
SynthIDの採用が示すように、AIの信頼性と透明性確保に両社が積極的に取り組む姿勢も見られる。
この協業は短期的には両社の技術的優位性を強化するとともに、中長期的にはエージェント型AIとフィジカルAIの実用化を加速させ、市場構造に大きな影響を与えると想定される。特に産業用ロボットや創薬、エネルギー最適化といった分野での実用的なAIソリューションが早期に市場投入される可能性が高まった。
参照元:PR TIMES
NVIDIA・Alphabet・Google協業に関するよくある質問まとめ
- この協業がもたらす産業への具体的な影響は何ですか?
- GoogleとNVIDIAのAIインフラ協業はどのような意義がありますか?

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