OmnekyがChatGPT APIを活用した広告クリエイティブ生成ツール「Creative Assistant」開発
最終更新日:2023年12月22日
Omneky社は、2023年3月10日、「ChatGPT」のAPIを活用したクリエイティブ生成ツール「Creative Assistant」の開発を発表した。
Omneky社は、ジェネレーティブAI広告プラットフォーム「Omneky」の提供を手がける企業だ。「Creative Assistant」は、魅力的な広告制作を支援するツールであり、画像/ビデオのモックアップやクリエイティブブリーフの生成が「ChatGPT」API(GPT-3.5 Turbo)により可能となっている。
<本ニュースの10秒要約>
- 誰もが会話型インターフェースを介して美しい広告を作成できる「Creative Assistant」
- OpenAI社の会話型AI「ChatGPT」を外部のアプリケーションから利用できるAPIを活用
- 「ChatGPT」APIでジェネレーティブAIコンテンツの基盤を強化。革新的なAIモデルも開発へ
AIドリブン型のアドテクノロジープラットフォーム「Omneky」
Omneky社は、パーソナライズされたコンテンツを大規模に生成できるAIドリブン型のアドテクノロジープラットフォームとして「Omneky」を運営している。「Omneky」のAIは、どのようなデザイン/メッセージが顧客の共感を呼ぶかを分析し、エンゲージメントを促進する可能性が高いコンテンツの生成を実現。デジタル上のあらゆる局面で、広告クリエイティブの生成と最適化を可能にした。
同社は広告コンテンツの作成について、ほとんどの人にとってその障壁がまだ高過ぎ、複雑な画像やビデオの編集ツールやテクニックを学ぶ必要があることを憂慮。この解決にあたり、AIの活用が有効であると考えた。AIを用いれば、スキルレベルに関係なく誰もが会話型インターフェースを介して美しい広告を作成することができる。この技術可能性を実現するツールとして同社は今回、「Creative Assistant」の開発に至った。
「ChatGPT」の機能を容易に利用できるようにした「ChatGPT」API
「Creative Assistant」は、広告のビジュアルストーリーボードやムードボード、画像やビデオのモックアップなどを、入力された内容を元にしてAIが生成するツールだ。チャットボットとのやり取りを通じて、パーソナライズされたクリエイティブブリーフも自動生成が可能であり、ユーザーはデジタルプラットフォーム全体で多面的な広告を発信することができる。
「Creative Assistant」において活用された「ChatGPT」APIは、OpenAI社の会話型AI「ChatGPT」を外部のアプリケーションから利用できるAPIだ。このAPIにより多くの企業が、大規模な言語モデルに基づく「ChatGPT」の機能を容易に利用できるようになった。
「Creative Assistant」もまた「ChatGPT」APIにより、技術的なスキルや予算がなくても画像や動画を生成できる機能の提供を実現。「Omneky」のプラットフォーム機能をも、さらに拡張するに至っている。
AIとの会話によって広告コンテンツが作成される未来を実現
「ChatGPT」APIを導入することでOmneky社は、「Creative Assistant」以外の面でもジェネレーティブAIコンテンツの基盤強化を果たした。
同社は近頃、別の新ツール「Custom AI-Generated Product Imagery」をリリースしたが、同ツールではStable Diffusionの画像生成AI「Dreambooth」などが持つディープラーニングモデルを、同社独自のアルゴリズムと併用。製品画像を高速で繰り返し作成する機能と、製品画像の背景を生成する機能を実現している。
Omneky社は今後も、同社のデータドリブン型AIとの会話によって広告コンテンツが作成される未来の実現を目指し、革新的な生成AIモデルの開発に取り組むとしている。
参照元:PRTIMES
ChatGPTの仕組みを詳しく知りたい方はこちら、また、ChatGPTのビジネスへの活用事例を知りたい方はこちらの記事もご参考ください。
画像生成に使われる技術をこちらの記事で詳しく説明していますので併せてご覧ください。
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