PKSHA TechnologyグループのAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」、出光興産に導入。Microsoft Teamsとも連携
最終更新日:2024年02月19日
株式会社PKSHA Technologyは、2022年11月16日、同社のグループ会社が開発・提供しているAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」が、出光興産株式会社に導入されたと発表した。
「PKSHA Chatbot」は、Webサイトへ簡単に導入できるAI対話エンジンとして、株式会社PKSHA Workplaceが展開しているサービスだ。出光興産において同サービスは、サポートデスクへの問い合わせに加え、新たな問い合わせチャンネルの設置においても活用されている。
<本ニュースの10秒要約>
- 簡単に導入でき、高い日本語精度も実現したPKSHA WorkplaceのAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」
- 社員問い合わせ対応の改善に向け、トライアルを経て「PKSHA Chatbot」導入を決めた出光興産
- 集約窓口の役目も担うAIや、「Microsoft Teams」との連携も評価。今後も活用範囲を拡大
Webサイトへ簡単にチャット型対話エンジンを導入できる「PKSHA Chatbot」
「PKSHA Chatbot」は、数行のタグをWebサイトに埋め込むだけで、簡単にチャット型対話エンジンを導入できるサービスだ。24時間365日対応可能なカスタマーサポート体制の構築や、問い合わせ対応の省力化、また非音声サポートチャンネルの拡大といった施策を、専門知識なしでも推進することができる。
同サービスのAIエンジンはPKSHA Technologyグループが自社開発したものであり、高い日本語精度を実現。ビッグデータを活用した辞書データを搭載しているため、予め会話の土台がある状態で運用を開始することもできる。専門知識がなくても分析・改善や効率的なメンテナンスが可能であり、またRPAなどとの連携によりバックオフィス業務の自動化にも活用できるという利点も持つ。
社員からの問い合わせ対応を改善すべく「PKSHA Chatbot」導入
出光興産は今回、社員からの問い合わせ対応について利便性向上と課題改善を図るべく、「PKSHA Chatbot」の導入に至った。同サービスの選定については、同社が既に社内のコミュニケーションツールとして活用している「Microsoft Teams」との連携が可能である点も、評価されたという。
「PKSHA Chatbot」により同社は、新たな社員向け問い合わせチャンネルの拡張を検討し、2021年4月より情報システム部門にてトライアルを開始。同年12月からは他の複数業務部門でもトライアルを開始した。
「PKSHA Chatbot」について出光興産は、「Microsoft Teams」の特定のチャンネルから簡単に問い合わせが可能である点を評価。また、AIがFAQ表示に留まらず集約窓口の役目も担い、適切な部門への有人連携を実現した点も評価した。さらに機能改善要望への対応がスピーディであった点も評価し、正式導入の決定に至っている。
AI SaaSの展開を通じて日本企業の未来を支援
出光興産は「PKSHA Chatbot」について、2022年9月中旬よりスマートフォンといったモバイルデバイスからの利用についても、利用者に向けて案内するようになった。今後もさらに活用範囲を拡大することで、問い合わせに対するレスポンスの改善や円滑なサポート環境の構築を目指すとしている。
「PKSHA Chatbot」を開発するPKSHA Workplaceも、AI SaaSの展開を通じて日本企業の未来の働き方と従業員体験の向上を支援すべく、サービスの開発・改善に邁進するとしている。
参照元:PRTIMES
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