NAVITIMEが生成AI搭載の観光アシスタントを実装、旅行計画がAIとの会話で簡単に

2024年11月28日、株式会社ナビタイムジャパンは、旅行プランニング＆予約サービス「NAVITIME Travel」のPC版に、生成AIを活用したチャット形式の旅行相談機能を追加した。

このAIアシスタントは、ユーザーの自然な会話による質問や要望に応じて、観光スポットの検索や提案を行い、既存の旅行プランニング機能と連携して旅程への組み込みまでを簡単に実現する。さらに、訪日外国人向けの多言語対応や、観光案内所での活用も視野に入れた法人向けサービスの展開も予定している。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 生成AIを活用したチャット形式の旅行相談機能により、自然な会話を通じて観光スポットの検索や旅行プランの作成が可能に
• 既存の旅行プランニング機能と連携し、AIが提案したスポットを旅程に直接追加できる実用的なインターフェースの実現
• 無料会員は1日10回、有料会員は1日30回まで利用可能で、観光案内所向けの法人サービスも展開予定

生成AIによる新しい旅行プランニング体験

NAVITIMEの新機能は、ユーザーとAIの自然な対話を通じて旅行プランの作成をサポートする。例えば「この近くで有名なものと言えば？」といった質問に対して、AIが周辺の観光スポットやグルメ情報を提案し、「追加して」という指示で旅程に組み込むことができる。

この機能により、旅行前の計画段階から旅行中のスポット探しまで、手軽な情報収集と旅程作成が可能になった。

利用条件と機能の詳細

本機能の利用には無料の「NAVITIME ID」の登録とログインが必要だ。利用回数は無料会員が1日10回まで、「NAVITIME Travel」アプリの有料会員は1日30回までとなっている。

PCのWebブラウザで「旅行計画」ページから日程を選択し、「プランを作成する」をクリックすることで、チャット機能付きのプランニング画面に遷移する。画面右下のチャットウィンドウで質問や要望を入力すると、AIが適切な提案を行う仕組みになっている。

今後の展開と期待される効果

ナビタイムジャパンは、利用状況に基づいて生成AIの精度向上やサポートパターンの拡充を進める予定だ。また、訪日外国人向けの「Japan Travel by NAVITIME」での多言語対応も検討している。

法人向けサービスとしては、主に観光案内所での活用を想定しており、人手不足による現場負担の軽減や、個々の旅行者に最適化された観光情報の提供による業務効率化を目指している。

参照元：PR TIMES