プラグ、インテージHDと提携して「CrepoパッケージデザインAI」を中国/インドネシア/タイでも販売
最終更新日:2024年05月22日
株式会社プラグは、2024年5月21日、パッケージデザイン評価AI「CrepoパッケージデザインAI」を中国/インドネシア/タイでも提供すると発表した。
「CrepoパッケージデザインAI」は、商品のパッケージデザインを消費者がどのように評価するか予測するAIだ。中国/インドネシア/タイでの販売は、株式会社インテージホールディングスの現地法人が担当し、プラグとインテージホールディングスは業務提携を締結している。
<本ニュースの10秒要約>
- パッケージデザインに対する消費者の評価を予測する「CrepoパッケージデザインAI」
- 消費者調査の結果をAIに学習させ、予測を実現。商品開発の期間やコストを削減
- 中国/インドネシア/タイでも調査の結果を学習、デザインの効率化と高度化を実現
プラグと東大が共同研究した「CrepoパッケージデザインAI」
プラグは、リサーチ会社とデザイン会社が合併する形で2014年より事業を開始した会社だ。現在も社内にマーケティング・リサーチ部とデザイン部を構え、双方の領域の知見を組み合わせて顧客の商品/ブランド/企業そのものマーケティングやブランディングを支援するサービスを展開。特にパッケージデザイン評価については、国内で有数の実績を誇る。
「CrepoパッケージデザインAI」は、パッケージデザイン評価について多くの知見を持つ同社と、東京大学・山崎研究室と共同研究したAIシステムだ。同システムでは、消費者調査の結果をAIに学習させることで、消費者が商品デザインをどのように評価するかについて予測を実現。日本では2019年より提供を開始し、菓子/食品/飲料/日用品メーカーなど多数の企業で商品開発期間の大幅な短縮やコストの削減を成し遂げ、さらに売上が大きく伸びた事例も生み出している。
各国の消費者の評価を瞬時に予測することが可能
今回「CrepoパッケージデザインAI」を中国/インドネシア/タイでも展開するにあたり、プラグは各国にて消費者調査を実施し、その結果をAIに学習させた。パッケージデザインに対する消費者の評価は、各国の風習や好みで大きく異なるためだ。この学習によって同システムは、3ヵ国においてもデザイン案をアップロードするだけで各国の消費者の評価を瞬時に予測することが可能となった。
3ヵ国で提供する「CrepoパッケージデザインAI」でも、好意度予測やヒートマップ、「おいしそう」「かわいい」など19種類のイメージワード、そして好意度のばらつきについて、評価が可能だ。対象とする商品カテゴリーは飲料/菓子/食品/調味料/日用品などであり、中国・インドネシア版は26カテゴリー、タイ版は24カテゴリーに対応。性別/年代別/性年代別の評価も知ることができるため、ターゲットとする層に向けて効率的に訴求できるパッケージ開発を行うこともできる。
デザイン開発の効率化と高度化を実現
「CrepoパッケージデザインAI」のインドネシア/タイ版は2024年5月21日から、中国版は同年6月1日から、利用が可能となっている。3ヵ国での販売は、プラグと業務提携を締結したインテージホールディングスの現地法人が、現地販売パートナーとして展開。なお日本国内の販売については、プラグが担う。
同システムによりプラグは、デザイン開発の効率化と高度化を実現するとしている。
参照元:PRTIMES
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