セカンドサイトアナリティカ、エクシオグループ/大和電設工業とヘルスケア分野のAI献立サービスを共同開発
最終更新日:2024年05月15日
セカンドサイトアナリティカ株式会社は、2024年5月13日、エクシオグループ株式会社および大和電設工業株式会社と共にヘルスケア分野におけるAI献立サービスを開発すると発表した。
セカンドサイトアナリティカは、AIの核となる機械学習/ディープラーニングといった新技術のR&Dを手がける企業だ。今回3社が開発するのは、大和電設工業の栄養給食管理システム「ニュートリメイト」をベースとしてAIが自動で献立スケジュールを作成するサービスであり、医療/介護機関の献立作成時間を大幅に短縮できる。
<本ニュースの10秒要約>
- 医療/介護機関の献立作成時間をAIで大幅に短縮するサービスを、3社で共同開発
- 多くのリソースを要し、業務の継承も難しい献立作成業務の課題を、AIで解決へ
- 作成時間を2週間から2時間に圧縮、既存料理の組合せにとらわれない提案も可能に
アナリティクスでビジネス価値を創造するセカンドサイトアナリティカ
セカンドサイトアナリティカは、「アナリティクスを活用したビジネス価値創造企業」として新技術の研究開発を進めるとともに、アナリティクスサービスやIT基盤/ソリューションの提供を行っている。
アナリティクスサービスで同社は、データ分析および機械学習モデルの構築を通じて顧客が抱えるビジネス課題の解決を支援。例えば建設企業に向けては、現場の安全点検業務をリアルタイムで自動解析できるよう、画像解析AIを用いたモデルの構築/導入を行ってきた。また金融機関に対しては、クライアントが保有するデータとノウハウを用いたM&Aマッチングモデルの構築なども実施。鉄道会社が行う安全点検業務でのAI映像解析エンジン活用なども手がけてきた。
さらにセカンドサイトアナリティカは、アナリティクスコンサルティングを通じて得たノウハウを基に、独自AIプロダクト「SkyFox」「R2Engine」も開発。データを最大限活用することで、クライアントの企業成長を支援している。
献立作成業務の作業ボリュームを削減するAI献立サービス
セカンドサイトアナリティカが今回開発に参画するAI献立サービスは、医療/介護機関の献立作成業務が現在抱える課題の解消を目的とするものだ。医療/介護機関における献立作成業務は、患者情報や食材の仕入れ状況といった日々の変化に応じて行う必要があり、多くのリソースを要する。また考慮すべき事項が多いがゆえに、業務の継承が難しいという課題もあった。
この献立作成業務の作業ボリュームを削減するために3社は、AIを活用したシステムの開発を企図。大和電設工業株式会社が現在提供している栄養給食管理システム「ニュートリメイト」をベースとして、AI献立サービスを実現するに至った。同サービスのAIは、栄養価制約/原価制約/バリエーション制約/病院ごとの各種条件といった大量のデータを学習。大規模自然言語AIや組合最適化技術も応用することで、「人の感覚に近い自然な献立」「類似献立が頻出しないバラエティ豊かな献立スケジュール」の自動生成を可能にしている。
AI献立サービスでは、従来であれば2週間ほど時間がかかっていた1か月分の献立作成を、約2時間で行うことができる。現場の稼働時間を大幅に削減すると共に、既存料理の組合せにとらわれない献立スケジュールの自動提案も可能にしている。
参照元:PRTIMES
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